上海センターシンポジウム

「日中間の政冷経熱をどう打開するか」

 日時  2005年7月1日(金) 14:00〜18:00

 会場  京都大学時計台記念館百周年記念ホール

 司会  本山 美彦(京都大学大学院経済学研究科教授)


 報告者
     時 殷弘
     (中国人民大学国際関係学院教授、アメリカ研究センター主任教授)

     高井 潔司
     (北海道大学国際広報メディア研究科教授、元読売新聞北京支局長)

     竹内 實(京都大学名誉教授)



中国人民大学国際関係学院教授
時 殷弘氏

北海道大学国際広報メディア研究科教授
高井 潔司氏

京都大学名誉教授
竹内 實教授

会場の様子

 「中国特需」といった言葉が登場する一方で、日中間の政治・外交上の摩擦は高まる一方となっていますが、この「政冷経熱」状況の分析とその打開策をめぐって真剣な討論がなされました。最初に報告に立たれた竹内實京大名誉教授は、戦後の日中外交をふり返り、相手国の文化への配慮が欠けていたことを指摘、続く時殷弘中国人民大学教授は両国が先に譲歩する姿勢を示すことが必要なことを指摘しました。また、最後に報告に立たれた高井潔司北海道大学教授は独自の取材によるデモの実態など大変興味深い話をいただき、また、時殷弘教授の発言の重要性を分かりやすく解説もしていただけました。
 会場には約300人が集まりました。
                                      (文責 大西広)