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京大上海センターニュースレター
第38号 2005年1月5日
京都大学経済学研究科上海センター

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目次
○ 新年の御挨拶
○ 上海センター講演会のご案内
○ 中国・上海情報 12.27‐1.2
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                      新年の御挨拶
                                        上海センター長 山本裕美

 上海センター・ニュース読者の皆様、協力会の会員の皆様 明けましておめでとう御座います。
皆様の御多幸と御発展をお祈り致します。

 上海センターは2002年12月に設立されて爾来順調に発展して参りました。そしてお蔭様で上
海センター協力会は昨年4月に発足して今や会員数は法人20団体、個人201人と加盟者は増
加傾向にあります。
 予算面では公的予算は昨年10月に総長裁量経費を頂くと共に学術振興会、COE予算を頂
いて財政的にも本年度は運営がやり易くなっています。特に学術振興会の予算は中国を始め
とする東アジア諸国・地域の統計関係資料収集に当てています。但し、新年度はこれらの予
算が付く保証は何もないので引き続き予算確保に努力をしなければなりません。他方、協力
会予算も500万円を超える勢いですが、新年度も引き続き御支援のほどをお願い致します。

 旧年には、国際セミナーでは「中国西部大開発の動向」、国際セミナー協力会設立記念国
際セミナー「中国特需」、「中国の自動車産業セミナー」を開催して好評を博しております。
『上海センターニュースレター』は企画段階では季刊のよりアカデミックなニュースレターを
考えておりましたが、中国経済の動向をいち早くお知らせするのも大学の産学連携を視野
に入れると重要と考えて電子版ニュースレタ―を刊行するに到りました。幸い好評とのこと
で安堵しております。
 公刊物としては『中国の経済発展と資本市場』、『対中企業進出の現実と問題点』等を刊
行しました。今後も各種刊行物を逐次出版していく所存です。

 新年度は更には日中交流において最古参であり周恩来首相とも親交のあった木村一三氏
(日中貿易センター名誉会長)の講演、「中国の家電産業」セミナー、「中国のマルクス経済
学」国際セミナー、「東アジアのFTA問題」国際セミナー等を続々と開催する予定ですので
読者の皆様および協力会会員の皆様の御参加をお願い申し上げます。
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上海センター講演会のご案内
日時 2005年1月24日(月) 14:00〜16:00
場所 京都大学百周年時計台記念館 2階国際交流ホール
演題 「最近の中国事情と今後の日・米・中関係における日本の積極的役割について」
講師 日中経済貿易センター名誉会長 木村一三氏

木村氏は、1954年に故高碕達之助氏の紹介で日中貿易に参画され、日中国交正常化にも民
間人として尽力されました。日中交流の最古参として故周恩来首相から胡錦濤総書記にいた
るまで、中国側有力者と親密な友人関係をもたれています。奮ってご参加ください。
参加を希望される方は、
北野(kitano@econ.kyoto-u.ac.jp FAX:075-753-3492)までご一報ください。
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中国・上海ニュース 12.27−1.2
ヘッドライン
■ 中国:地震・津波の被災国に計5億元追加援助
■ 5割の中国人が「標準語」できない
■ 中国:市場規模15兆元突破、自動車・住宅等急増
■ 中国:05年もインフレ圧力高く、CPIは4%上昇
■ 中国全人代:水資源の利用状況報告、三大問題提起
■ 四川:水俣病と同ケースか、工場廃水で生活危機
■ 海爾:中国企業初、世界売上高1000億元突破
■ 中国:IPv6建設は1000億元市場、意欲強い中国企業
■ 中国港湾取扱貨物:2割増で40億トン、連続世界1位
■ 長春:第一汽車、04年の自動車販売が100万台突破
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