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京大上海センターニュースレター
122号 2006817
京都大学経済学研究科上海センター

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目次

   中国・上海ニュース 8.7-8.13

○第4回 “WTO・中国・アジア経済国際会議に参加して

上海ニュス 8.7−8.13
ヘッドライン
 中: 1-7月貿易額、23.19418億米ドル
 中: 7月都市部CPI上昇率1.0%、上昇幅低下
 中: 1-7月用車販、4割の200万台超
 自動車: 吉利、年ハイブリッドカを販
 自動車:上海汽車・双龍(サンヨン)自動車、全面ストライキ突入
 東:上半期省エネ目標達成、エネルギ利用率全最高
 上海:外資系銀行が急成長、上半期利益1億4千万米ドル
 上海: リニア運行中火災
 上海: 今年一番の暑さ、38.6度を記
 四川重慶:深刻な干ばつに見舞われ、生活と諸産業に大打 
 

第4回 “WTOアジア経済加して

 

京都大経済学研究科講師 マスワナ ジャンクロ

 

議について

200662425日、145名の加者が北京の経済貿易大University of International Business and Economics)に集まり、大のテマである「WTOアジア経済」について議論した。2日間に渡るこの際大は、経済貿易大(中)とワシントン大USA)によって共同で組織され、究者、社管理職、開発専門職といった加者が一同にした。

 

への加理由

以下の二つの理由から、本大への加を申請した。

1) そしてアジアの開的側面を究している究者や門家との交流。

2) の金融開についての自分の表、ならびに中経済タの集。

 

における活動と成果

624日に、タイトル名“中の金融開経済成長:証的”(Reconciling the Chinese Financial Development with its Economic Growth: an empirical examination)の表を行った。本表は、中の金融開の謎を証的に証したものである。具体的には、ベクトル誤差修正モデル(VECM: vector error correction model)の組みの中で、グレンジャ因果性Granger Causality)を使って、矛盾し合う金融経済成長の仮1980年〜2002年の中証した。証結果は、金融開プロキシと経済成長変数との間に一連の複方向の因果性が存在することを支持していた。さらに、方向因果性は中の金融システムが、投機的金融ではなく経済活動によって動かされていることを示すものであった。この究結果は、の金融システムが果的に経済成長を支えていることを表している。本表にし、多くの質問や意見があり、表日以降までく活な議論に展した。

 

本大は、とアジア諸外の貿易と通貨政策、そして中WTO加盟が中国経済とアジア経済える影響についての知識を海外究者と共有し、有益なフィドバックを得るための大貴重な機であった。最後に、本議の加にし渡航費を補助いただいた上海センタにお申し上げる