京都大学大学院経済学研究科付属プロジェクトセンター

11月14日(金)【応用マクロ経済学セミナー】を開催しました。

2014年11月17日

 

11月14日に応用マクロ経済学セミナーを開催し、Australian National UniversityのTimothy Kam先生にお越し頂き、“Democracy, Public Goods and Private Activity Spillovers”というタイトルで報告していただきました。

この論文では、公共財が個人の行動からのspilloverによって影響を受けるような状況を考え、投票によって決定される政治経済的な均衡にどのような影響を与えるのかを研究しています。具体的には、個人の行動が公共財に影響を与えるような人的資本への投資を組み込んだ世代重複モデルを用いて分析を行っています。この研究では、十分に大きい正(負)のspilloverにより、長期的に大多数が豊かな(貧しい)均衡へ向かうことが示されました。また、社会厚生に関する観点においても様々な議論が交わされました。

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