京都大学大学院経済学研究科付属プロジェクトセンター

12月5日(金)【応用マクロ経済学セミナー】を開催しました。

2014年12月08日

12月5日に応用マクロ経済学セミナーを開催し、早稲田大学の上田晃三先生に、
“Inflation and Economic Growth:Synthesis of Creative Destruction and Menu Cost Models”というタイトルで報告していただきました。

この研究では、クリエイティブディストラクション的な特徴を持つ内生的成長モデルにメニューコスト的な価格硬直性を導入し、インフレ率と経済成長率との関係を分析しています。企業がメニューコストを支払わなくなくても良い様な状況において、経済成長率が最大になることが示されました。このことは、最適インフレ率は負の値になることを意味します。企業間の模倣を考慮すると、この最適インフレ率は模倣のスピードに応じて上昇することも明らかにされました。参加者を交え、様々な視点から活発な議論が行われました。

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