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著書:
- 2006　『環境経済学』(岩波書店、3800円＋税、ISBN 4-00-028044-9)
  
  新古典派もマルクスもエントロピーもミシャンも制度派も全部書いて全部使ってしまおうという本です。それらの経済学から、古典的公害、化学物質リスク、生物多様性、地球温暖化の問題がどう見え、それらの経済学はどのような処方箋を書くかを論じています。最後に、環境問題と経済成長との関係を論じています。
  
  岩波書店のページへ(「著者からのメッセージ」があります)
- 1999　『環境政策論』(岩波書店、2200円、ISBN 4-00-026022-7)
  
  私の専門は経済学である。専門知識を活かそうと思えば、「環境経済学」という表題の書物を書くのが自然である。にもかかわらず、本書の表題を「環境政策論」としたのは、環境政策を評価するという実践的な問題の解決にまっすぐに進んでいくのに役立つ書物にしたいと思ったからである。そのためには「環境経済学」の体系を柱にした叙述はむしろ遠回りになる。
  ──「はしがき」から
- 1997　『厚生経済学と環境政策』(岩波書店、3200円 ISBN 4-00-002911-8)
  
  ・ミシャンの経済学がなぜ面白いか。
  ・補償原理はこうすれば使える。
  ・期待効用理論は要らない。
  ・WTPとWTAとの乖離の真の原因は何か。
  ──こんなことを書いています。『環境政策論』の理論的基礎でもあります。
- 1997　(共著)植田和弘・岡敏弘・新澤秀則編『環境政策の経済学──理論と現実』(日本評論社、2800円、ISBN 4-535-55087-5)
  
  岡敏弘の執筆部分
  　第1章　環境政策手段の経済理論
  　第2章　ドイツ排水課徴金(1)──有効性の定量的評価
  　第5章　炭素税
  　第7章　直接規制
  
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単行本に収録された論文:
- 2017 'The new theory of international values in the context of the Ricardo-Sraffian theory of value and distribution', A New Construction of Ricardian Theory of International Values: Analytical and Historical Approach, eds. by Yoshinori Shiozawa, Tosihiro Oka, and Taichi Tabuchi, Springer, 77-98. DOI 10.1007/978-981-10-0191-8_2.
- 2017 'The relation between value and demand in the new theory of international values', A New Construction of Ricardian Theory of International Values: Analytical and Historical Approach, eds. by Yoshinori Shiozawa, Tosihiro Oka, and Taichi Tabuchi, Springer, 99-121. DOI 10.1007/978-981-10-0191-8_3.
- 2012　「経済学は環境をどう捉えてきたか―ピグー、制度派、エントロピー―」経済学史学会編『古典から読み解く経済思想史』ミネルヴァ書房、第8章、175-196ページ.
- 2010　「収穫逓増下の環境政策としての拡大生産者責任―家電リサイクルを例に―」(小谷めぐみ・山口光恒との共著)植田和弘・山川肇編『拡大生産者責任の環境経済学―循環型社会形成にむけて―』昭和堂 177-202ページ.
- 2010　「公害の政治経済学を他の方法から分かつものは何か―都留理論を現代に生かす道」尾高煌之助・西沢保編『回想の都留重人―資本主義、社会主義、そして環境―』勁草書房 188-204ページ.
- 2010　「第1章景気変動を理解するための経済学」「第9章公共支出の在り方」『世界同時不況と地域経済(大学連携リーグ双書1)』福井県大学連携リーグ 1-37ページ、 241-266ページ.
- 2009　「第3章発展途上国における温室効果ガス排出削減」福井県立大学編『東アジアと地域経済2009』京都大学学術出版会 47-66ページ.
- 2009　「第8章排出権取引制度の射程―2010年代に向けての機能と限界―」宇沢弘文・細田裕子編『地球温暖化と経済発展―持続可能な成長を考える―(Economic Affairs 9)』東京大学出版会 237-255ページ.
- 2007　「環境リスク削減とその経済的影響」橘木俊詔編『リスク学入門2　経済から見たリスク』岩波書店 95-121ページ.→岩波書店『リスク学入門2』のページ
- 2007　`Maximum abatement costs for calculating cost-effectiveness of green activities with multiple environmental effects', Huppes, G. and Ishikawa, M. eds, Quantified Eco-Efficiency: An Introduction with Applications, Springer, pp.41-78 (with Yoshifumi Fujii, Masanobu Ishikawa, Yu Matsuno and Shu Susami).
- 2003　「行政評価を支える経済理論──ニュー・パブリック・マネジメントは新制度派経済学に基づいているのか」岡敏弘編『行政評価の現実と理論』(福井県立大学地域経済研究所)第5章、117-145ページ.
- 2003　「6-3　健康影響の指標」中西準子・蒲生昌志・岸本充生・宮本健一編『環境リスクマネジメントハンドブック』(朝倉書店)、253-261ページ.
- 2003　「第3部　リスクを管理する　はじめに」中西準子・蒲生昌志・岸本充生・宮本健一編『環境リスクマネジメントハンドブック』(朝倉書店)、368-371ページ.
- 2003　「9-2　費用効果分析」中西準子・蒲生昌志・岸本充生・宮本健一編『環境リスクマネジメントハンドブック』(朝倉書店)、378-382ページ.
- 2002　「外部負経済論」『岩波講座　環境経済・政策学　第1巻　環境の経済理論』(岩波書店)第4章、95-122ページ.
- 1999　`The importance of risk-benefit anaslysis in risk management decision making: case study of a mercury pollution prevention measure in Japan,' Proceedings of the OECD Workshop on the Integration of Socio-Economic Analysis in Chemical Risk Management Decision Making, London, 7-9 January 1998: OECD Environmental Health and Safety Publications, Series on Risk Management No. 9 ENV/JM/MONO(99)18, pp.125-136.
- 1997　「環境政策に効率性はなぜ重要でないのか」『環境倫理と市場経済(環境経済政策学会年報第2号』119～129ページ.
- 1996　「大都市の環境問題---新しい問題への政策原理を求めて---」大阪市立大学経済研究所　松澤俊雄編『大都市の社会基盤整備』(東京大学出版会)179～192ページ.
- 1995 `National Reports, 5. Japan,' Kunitoshi Sakurai (ed.), Cleaner production for green productivity: Asian perspectives (Asian Productivity Organization), pp.246～282.
- 1995　「市場の体系と労働の価値」根岸隆編『経済学のパラダイム：経済学の歴史と思想から』(有斐閣)55～78ページ.
- 1994　植田和弘監修『地球環境キーワード：環境経済学で読み解く』(有斐閣)の中の、92～93ページ「環境倫理と環境の経済的価値」、122～123ページ「日本経済と熱帯雨林伐採との関係」、156～157ページ「環境保全に経済的手段はどこまで有効か」、162～163ページ「現在世代は将来世代をどのように配慮すればよいのか」、168～169ページ「環境の価値は金銭的に評価可能か」、170～171ページ「環境政策の目標は持続可能性か」、172～173ページ「環境税の効果は」、188～189ページ「環境問題に費用便益分析は有効か」.
- 1992　「経済政策における厚生経済学の適用と限界」西村周三、根井雅弘編『現代経済学の再検討』(日本評論社)159～188ページ.
  
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雑誌に掲載された論文:
- 2024 `The decomposition of carbon productivity under the context of international trade', Ecological Economics, 225, (with Liu Jingwen), https://doi.org/10.1016/j.ecolecon.2024.108337.
- 2024「炭素生産性の中身を探る: 真の生産性と搾取要素」『世界経済評論IMPACT』http://www.world-economic-review.jp/impact/article3359.html.
- 2021 「自己利子率をめぐるケインズとスラッファ」『経済論叢』第195巻第4号、151-174頁、DOI: 10.14989/276109.
- 2021 `Interpretation of Chapter 17 of The General Theory and reconciliation between the endogenous money supply and the liquidity preference theory', The Japanese Political Economy, vol. 47 Issues 2-3, pp.261-280, https://doi.org/10.1080/2329194x.2021.1984253.
- 2020 `Appraisal of the measures to avert health risks caused by the Fukushima nuclear disaster: from the perspectives of costs and effects of the policies', The Kyoto Economic Review, Vol. 87, pp. 1-33. KER vol. 87
- 2020「しきい値問題を考える---合理的な規制の視点から---」『エネルギーレビュー』第40巻第10号(2020年10月号)、7-10頁.
- 2018「池田町の経済を測る---町民経済計算計測の概要と結果---」『地域公共政策研究』第27号、1-17頁.
- 2018「敦賀市水需要管理政策の15年」『地域公共政策研究』第26号、7-12頁.
- 2017「解説: 放射線リスクの特性に基づいた防災」『地域公共政策研究』第25号、17-20頁.
- 2015 `Was the Risk from Nursing-Home Evacuation after the Fukushima Accident Higher than the Radiation Risk?', PLOS One, Vol. 10, pp. 1-16, DOI 10.1371/journal.pone.0137906 (with Michio Murakami, Kyoko Ono, Masaharu Tsubokura, Shuhei Nomura, Tomoyoshi Oikawa, Masahiro Kami, and Taikan Oki).
- 2015「リカード・スラッファ・塩沢貿易経済の意義と課題」『福井県立大学経済経営研究』第32号、15-32頁.
- 2014「福島第一原発事故1年目の食品放射性物質規制の費用便益分析---野菜と米の放射性セシウム汚染の場合---」『日本リスク研究学会誌』第24巻2号、101-110頁.
- 2014「エントロピー経済学の成果と限界」『経済学論叢(同志社大学経済学会)』第65巻第3号123-145(309-331)頁.
- 2013 `A GIS-based evaluation of the effect of decontamination on effective doses due to long-term external exposures in Fukushima', Chemosphere, Vol. 93, pp. 1222-1229 (with Tetsuo Yasutaka, Yumi Iwasaki, Shizuka Hashimoto, Wataru Naito, Kyoko Ono, Atsuo Kishimoto, Kikuo Yoshida, Michio Murakami, Isao Kawaguchi, and Junko Nakanishi).
- 2012 「エズラ・ジョシュア・ミシャン――成長の弊害見据え独自の環境経済学(温経知世56)」『エコノミスト』第90巻第50号通巻4258号(2012.11.13)、48-49頁.
- 2012　「食品中放射性物質規制への費用便益分析の適用」『保健物理』47(3), pp.181-188.
- 2012　「TFPは何を測るか――90年代不況に関する生産性低下説批判――」『福井県立大学経済経営研究』第26号、1-14頁.
- 2011　「放射線リスクへの対処を間違えないために」『生物科学』第63巻第1号、61-63頁.
- 2009　「費用便益分析とLCA(LCAを支える理論と手法―Part 12)」Journal of Life Cycle Assessment, Japan, Vol. 5, pp. 562-566.
- 2009　「排出権取引における初期配分が効率性に与える影響──EU排出権取引制度(EUETS)の現実から考える──」『環境経済・政策研究』第2巻第1号、16-27頁(畔上泰尚、山口光恒との共著).
- 2009　「中期政策としての排出権取引制度の意味」『Business & Economic Review(日本総研)』第19巻第2号、71-77頁.
- 2008　「排出権取引は中核的政策手段にはなり得ない」『世界』第782号(2008年9月号)、71-81頁.→岩波書店『世界』2008年9月号のページ
- 2008　「菱山泉とマルクスの問題」『鹿児島経済論集』第49巻第1号(2008年6月20日)、87-104頁.
- 2008　「国内排出権取引制度が選ぶ未来」『科学』第78巻第5号(2008年5月号)、553-556頁.→岩波書店『科学』2008年5月号のページ
- 2007　「地球温暖化の経済学(キーワードで見る経済思想)」『経済セミナー』633号(2007年12月)、48-52ページ.
- 2007　「排出権取引の幻想」『世界』第771号(2007年11月)、245-255ページ.→岩波書店『世界』2007年11月号のページ
- 2007　「政策評価における確率的生命の価値の利用─その可能性と不必要性─」『日本リスク研究学会誌』第17巻第2号, 47-55ページ.
- 2005　`Calculating cost-effectiveness for activities with multiple environmental effects using the Maximum Abatement Cost method', Journal of Industrial Ecology, Vol. 9, pp.97-103 (with Masanobu Ishikawa, Yoshifumi Fujii and Gjalt Huppes).
- 2005 `The Maximum Abatement Cost method for assessing environmental cost-effectiveness', Journal of Industrial Ecology, Vol. 9, pp.22-23.
- 2005　`Why is environmental policy not market-based?' Evolutionary and Institutional Economic Review, Vol.1, pp.155-176.
- 2005「政策手法としての環境税の意義」『経済セミナー』604号(2005年5月号)、22-26ページ.
- 2004「福井県公共事業事前評価基準の意義」『地域公共政策研究』第9号、33-37ページ.
- 2004「環境リスク管理と経済分析」『思想』No.963 (2004年7月号)、36-59ページ.
- 2003　`Cost-effectiveness analyses of chemical risk control policies in Japan', Chemosphere, Vol. 53, pp.413-419.
- 2003　`Ranking the risks of 12 major environmental pollutants that occur in Japan', Chemosphere, Vol. 53, pp.277-284 (with Masashi Gamo and Junko Nakanishi).
- 2003　`The cost-effectiveness of life-saving interventions in Japan. Do chemical regulations cost too much?', Chemosphere, Vol. 53, pp.291-299 (with Atsuo Kishimoto and Junko Nakanishi).
- 2003　「拡大生産者責任(EPR)の経済理論的根拠と現実──家電リサイクルの場合──」『三田学会雑誌』第96巻第2号251-274ページ(小藤めぐみ・山口光恒との共著).
- 2003　「廃棄物抑制における拡大生産者責任(EPR)の意義」『月刊自治フォーラム』Vol.526 (7月号)、12-16ページ.
- 2003　`Effectiveness and limitations of cost-benefit analysis in policy appraisal', Government Auditing Review, Vol. 10, pp.17-28.
- 2002　「リスク便益分析と倫理」『科学――特集:環境・健康とリスク――』第72巻第10号(2002年10月号)、1009-1014ページ.
- 2002　「忘れられた経済成長理論──カルドアの非新古典派的経済成長モデル──」『福井県立大学経済経営研究』第11号、73-86ページ.
- 2002　「政策評価における費用便益分析の意義と限界」『会計検査研究』第25号、31～42ページ.
- 2001　`Ecological risk-benefit analysis of a wetland development based on risk assessment using "Expected Loss of Biodiversity"', Risk Analysis, Vol. 21, pp.1011-1023 (with Hiroyuki Matsuda and Yasuro Kadono).
- 2001　`Cost effectiveness of reducing dioxin emissions from municipal solid waste incineration in Japan', Environmental Science and Technology, Vol. 35, pp.2861-2866 (with Atsuo Kishimoto, Kikuo Yoshida and Junko Nakanishi).
- 2001　「温暖化国内政策手段の比較と評価──排出権取引の可能性──」『三田学会雑誌』第94巻第1号105～123ページ.
- 2000　「地球温暖化国内政策手段論──環境税は規制に帰着する──」『福井県立大学経済経営研究』第8号91～102ページ.
- 2000　「地方自治体の公共事業評価における費用便益分析の活用――福井市林道西部四号線の場合――」『地域公共政策研究』第2号29～33ページ(近藤克己・森下三郎との共著)
- 1999　「オランダ排水課徴金---その『成功』の意味---」『エコノミア』第49巻第3,4号1～19ページ(諸富徹との共著)
- 1998　`Risk/benefit analysis of prohibition of the mercury electrode process in caustic soda production', Environmental Engineering and Policy, Vol. 1, pp.3-9 (with Junko Nakanishi and Masashi Gamo)
- 1997　`Risk/benefit analysis of the prohibition of chlordane in Japan: an estimate based on risk assessment integrating the cancer risk and the noncancer risk,' Japanese Journal of Risk Analysis, Vol. 8, pp.174-186 (with Masashi Gamo and Junko Nakanishi).
- 1996　「環境問題のリスク/ベネフィット分析」『水資源環境研究』第9号19～25ページ.
- 1996　`Benefit from improvement of organic contamination of Tokyo Bay,' Marine Pollution Bulletin, Vol. 32, No. 11, pp.788-793 (with Midori Kawabe).
- 1996　「発がん性物質への曝露がもたらす発がんリスクの損失余命による表現---生命表を用いた換算---」『環境科学会誌』第9巻1～8ページ(蒲生昌志、中西準子との共著).
- 1995　「環境政策の経済学8 直接規制」『経済セミナー』(日本評論社)通巻第490号100～107ページ.
- 1995　「環境政策の経済学5 環境税」『経済セミナー』(日本評論社)通巻第487号84～91ページ(植田和弘との共著).
- 1995　「環境政策の経済学3 ドイツ排水課徴金」『経済セミナー』(日本評論社)通巻第485号92～98ページ(諸富徹との共著).
- 1995　「環境政策の経済学2 環境政策の経済学の理論的基礎」『経済セミナー』(日本評論社)通巻第484号91～97ページ.
- 1995　「環境の経済的評価」『水環境学会誌』第18巻352～355ページ.
- 1995 `A method evaluationg population risks from chemical exposure: a case study concentrating prohibition of chlordane use in Japan,' Regulatory Toxicology and Pharmacology, Vol. 21, pp.151～157 (with Masashi Gamo and Junko Nakanishi).
- 1994　「飲料水リスク削減に対する支払意思調査に基づいた統計的生命の価値の推定」『環境科学会誌』第7巻289～301ページ(山本秀一との共著).
- 1993　「経済学者から」『えんとろぴい(エントロピー学会誌)』第26号、11～16ページ.
- 1993　「生活排水処理システムの効率性評価の試み」『琵琶湖研究所10周年記念シンポジウム「琵琶湖研究10年の成果と今後の課題」記録集』228～238ページ.
- 「現に実施された例からいかに学ぶか---OECD諸国における経済的手段の実際---」『廃棄物学会誌』第4巻208～219ページ.
- 1992　「グリーンGNPは何のために必要か」『経済セミナー』(日本評論社)通巻第449号30～34ページ.
- 1991 `Is Transaction Cost Analysis Applicable to Water-Use Conflicts?', Regional Development Dialog (United Nations Center for Regional Development), Vol. 12, No. 4, pp.130～133.
- 1991 `Applying the Transaction Cost Economics Approach To Water Use Conflicts in Osaka Metropolitan Region, Regional Development Dialog (United Nations Center for Regional Development), Vol. 12, No. 4, pp.82～93.
- 1991　「森嶋通夫氏のスラッファ・スラッフィアン批判のどこが間違っているか」『経済評論』(日本評論社)第40巻第10号2～19ページ.
- 1990　「森嶋通夫氏のリカードとスラッファのリカード」『経済セミナー』(日本評論社)通巻第427号38～45ページ.
- 1990　「費用便益分析の厚生経済学的基礎---「ボードウェイ・パラドックス」は費用便益分析の障害にはならない---」『経済論叢』(京都大学経済学会)第146巻35～54ページ.
- 1990　「標準商品の考え方をマルクスの問題に応用する可能性について(2)」『経済論叢』(京都大学経済学会)第145巻579～592ページ.
- 1990　「環境問題への費用便益分析適用の限界---WTPとWTAの乖離について---」『経済論叢』(京都大学経済学会)第145巻448～476ページ.
- 1990　「標準商品の考え方をマルクスの問題に応用する可能性について(1)」『経済論叢』(京都大学経済学会)第145巻313～325ページ.
- 1990　「E.J.ミシャンの経済学(下)---ミシャンはなぜ費用便益分析における重みづけを拒否するのか---」『経済評論』(日本評論社)第39巻第3号15～31ページ.
- 1990　「E.J.ミシャンの経済学(上)---ミシャンの経済成長至上主義批判はどのような厚生経済学に基づいているか---」『経済評論』(日本評論社)第39巻第2号50～71ページ.
- 1990　「コースのピグー批判と責任ルール」『環境科学会誌』第3巻1～12ページ.
- 1987-88　連載「スラッフィアン経済学入門1～7」『経済セミナー』(日本評論社)通巻第389～396号.
- 1985　「熱学と経済性---能率と効率---」『えんとろぴい(エントロピー学会誌)』第4号11～15ページ.
  
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事典
- 2004　『岩波現代経済学事典』伊東光晴編(岩波書店2004年、定価6000円、ISBN 4-00-080210-0)
  岡の執筆項目　 ISO14001,アクティビティ・アナリシス,アジェンダ21,新しい古典派マクロ経済学,アナリティカル・マルキシズム,アメニティ権,アレ,アレの反例,アロー=ドブリュー・モデル,安定条件,安定成長,異時的配分,1次同次性,一般化された期待効用理論,一般可能性定理,ヴィクセル的累積過程,ヴィクリー,ヴィクリー・オークション,ウィリアムソン,迂回生産,エコロジー経済学,X効率,NNW,エントロピー経済学,オイラーの定理,オイラー方程式,黄金時代成長経路,黄金律,応用一般均衡分析,オゾン層破壊,オペレーションズ・リサーチ,外部経済・内部経済,外部性(外部効果),拡大生産者責任,確率的生命の価値,仮想評価法,カップ,貨幣錯覚,貨幣需要,貨幣的景気理論,貨幣の中立性,カルドアの定型化された事実,環境経済学,環境権,環境税,環境評価,環境リスク,関係準地代,関係的技能,関係的取引,感応度係数・影響度係数,危険,技術進歩関数,技術の再切替,基礎財・非基礎財,期待効用理論,逆選択,京都議定書,共有地の悲劇,金銭的外部性,空間経済学,クニース,クラウアー・モデル,繰り返しゲーム,グリーン購入,グリーンGDP,クルーグマン,クールノー,クールノーの寡占モデル,経済地理学,経済的厚生(経済的福祉),契約理論,結合生産,ゲーム理論,限界効用,限界効用均等の法則,限界代替率,限界費用価格づけ,現在価値,顕示選好法・表明選好法,顕示選好理論,限定合理性,公害,公共選択論,厚生基準,厚生経済学,厚生経済学の基本定理,公正報酬率規制,衡平,効用逓減の法則,効率性,効率賃金仮説,合理的期待仮説,国内総生産,国民所得,国連人間環境会議,コース,コースの定理,古典派価値論,古典派経済学の公準,コブ=ダグラス型生産関数,混雑現象,サーチ理論,最適課税論,財・負の財,CES生産関数,時間選好,資源,資源経済学,時差説(打歩説),資産特異性,支出関数,死重的損失,自然資源,自然失業率,自然利子率,次善の理論,持続可能な発展,シトフスキー,支払意思額・受入補償額,資本論争,社会厚生関数,社会資本,社会的損失,社会的費用,シャドウ・プライス,集計的生産関数,習熟効果,囚人のジレンマ,シュタッケルベルク均衡,需要関数,需要曲線,消費者選択理論,ジョージェスク-レーゲン,所得,所得効果・代替効果,所得消費曲線,情報の経済学,情報の非対称性,ジョブ・サーチ理論,シロスの公準,シロス・モディリアーニのモデル,進化的に安定な戦略,新厚生経済学,新古典派成長理論,新制度学派,新リカード派,数理経済学,スティードマン,ストーン,スラッファ,生命(生活)の質(QOL),生産可能集合,生産可能性フロンティア,生産関数,正常財・下級財,世代間分配,世代重複モデル,セン,選好,潜在能力,戦略的参入阻止論,戦略的代替性・補完性,全要素生産性(TFP),相対所得仮説・恒常所得仮説,双対性,粗代替性,ソフト・エネルギー・パス,ソロー残差,多部門成長理論,炭素税,代替材・補完財,代替の弾力性,弾力性,地球環境問題,地球サミット,中心周辺モデル,中立的技術進歩,長期均衡・短期均衡,長期継続的取引関係,テクノロジー・アセスメント,ディキシット・スティグリッツ・モデル,デフレーター,トービンのq理論,投資,等量曲線,凸性・非凸性,取引統御機構,取引費用,内生的成長理論,ナッシュ均衡,ニュー・ケインジアン,ネットワーク外部性,ノーベル経済学賞,ノイマン・モデル,排出権取引制度,配分と分配,バーゼル条約,パレート改善,パレート最適,バンドワゴン効果,比較制度分析,ピグー税,非代替定理(代替定理),費用関数,費用効果分析,標準商品,費用逓減・逓増,費用便益分析,フィリップ曲線,不確実性,不均衡動学,不動点定理,不変の価値尺度,フリー・ライダー,部分ゲーム完全な均衡,ブラック=ショールズ・モデル,プリンシパル・エージェント関係,分離施設,ヘックマン,ヘドニック価格法,ベルトランキンコウ,変形曲線,法の経済分析,ホーキンス=サイモンの条件,補償原理,補償需要関数(ヒックスの需要関数),補償変分・等価変分,ホテリング,ボトルネック独占,ボーモル=オーツ税,ポランニー,マクシミン原理,マーシャル=ラーナー条件,マネタリスト,マネー・フロー分析,ミシャン,無差別曲線,名目と実質,メニュー・コスト,モディリアーニ・ミラーの命題,モディリアーニ・モデル,モラル・ハザード,モントリオール議定書,要素価格フロンティア,ライフ・サイクル・アセスメント(LCA),ラムゼー価格,ラムゼー・モデル,リアル・ビジネスサイクル理論,リカードウの等価定理,利子・利子率,利潤・利潤率,リスク回避・リスク愛好,リスク便益分析,旅行費用法(トラベルコスト法),レント・シーキング,ロールズ的正義,割引率
- 2003　巖佐庸・松本忠夫・菊沢喜八郎・日本生態学会編『生態学事典』(共立出版)の中の、「外部負経済」(59-60ページ)、「環境経済学」(90-92ページ)、「共有資源」(118ページ)、「社会的費用」(226ページ)、「費用便益分析」(486ページ)、「リスク便益分析」(553ページ).
  
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雑文など
- 2021 「日本語を破壊する政治家」『エネルギーレビュー』第41巻第2号(2021年2月号)、3頁。
- 2012 「下水汚泥、新方式で固形燃料化(マンスリーふくい)」『電気新聞』2012年12月12日。
- 2008 「インタビュー・排出量取引を問う(4)福井県立大学教授・岡敏弘氏」『電気新聞』2008年9月24日。
- 2008 「予想される抑制効果の確実性と効率性の放棄」『エネルギー・レビュー』331号(2008年8月号)、18-19頁.
- 2008 「排出権取引制度の現状と将来」『CEM'S』No.38 (Jul. 2008)、2-3頁.
- 2008 「ようこそ研究室へ　環境経済学　社会と学問'溝'埋める」『福井新聞』2008年5月20日。
- 2008 「排出権取引制度をどう考えるか」『経済トレンド』2008年4月号、
  
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翻訳:
- 1994　E.J.ミシャン「外部性に関する戦後の文献---解釈的論文」松浦好治編訳『「法と経済学」の原点』(木鐸社)169～227ページ.
- 1993　N.ジョージェスク=レーゲン著/高橋正立・神里公編訳『エントロピー法則と経済過程』(みすず書房)、第1章，第9章担当.
  
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水情報の編集担当:
- 2000　『水情報』Vol.20 No.10「特集:リスク評価と生活(生命)の質(QOL)」
  巻頭言「生命の「質」による価値づけは非倫理的か」
  インタビュー「『健康な生存年』と環境リスク評価──久繁哲徳さんに聞く──」
  「インタビューへの解説――フォン・ノイマン、モルゲンシュテルンの効用理論とQOL――」
  「『生命の質』の環境リスク評価への適用試論」
- 2000　『水情報』Vol.20 No.1「特集:地球温暖化国内政策」
  巻頭言「民生部門での排出権取引は可能か」
  インタビュー「CO2の排出権がすでに取引されている──浜岡泰介さんに聞く──」
  「温暖化国内政策としての排出権取引──イギリスCBI/ACBEの提案は参考になるか」
  「自動車関係税制のグリーン化を評価する」
- 1997　『水情報』Vol.17 No.5「特集:ナホトカ号重油汚染事件」
  巻頭言「タンカー事後--被害の期待値と対策」
  インタビュー「重油汚染の被害と対策--畑幸彦さんに聞く」
  インタビュー「重油汚染の被害補償と保険--山口光恒さんに聞く」
- 1996　『水情報』Vol.16 No.11「特集:中池見湿地(福井県敦賀市)」
  巻頭言「中池見と環境アセスメント」
  インタビュー「中池見の生物を評価する--長田勝さんに聞く」
- 1996　『水情報』Vol.16 No.6「特集:ドイツの排水課徴金制度」
  巻頭言「環境税の役割を問い直す」
  インタビュー「排水課徴金に企業はどう対応しているのか--ハンス=ルッツ=ダルプケさんに聞く」
  「排出者の実績からみる排水課徴金の効果」
- 1995　『水情報』Vol.15 No.6「特集:貿易と環境」巻頭言「PPM問題を見る視点」
  インタビュー「国際環境摩擦と法--石黒一憲さんに聞く」
  「インタビュー中の用語の簡単な解説」
- 1994　『水情報』Vol.14 No.6「特集:水田の水質浄化機能」
  巻頭言「環境からみた日本農業保護の論理」
  インタビュー「水田は水を浄化するのか?--田淵俊雄さんに聞く」
- 1993　『水情報』Vol.13 No.11「特集:環境税」
  巻頭言「市場経済の何を利用するのか」
  インタビュー「租税論からみた環境税--池上惇さんに聞く」
- 1993　『水情報』Vol.13 No.2「特集:ヨシ」
  インタビュー「ヨシ群落の保護を考える--吉良竜夫さんに聞く」
  
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書評:
- 2004　「環境政策もまずリスク計算から: 中西準子・益永茂樹・松田裕之編『演習環境リスクを計算する』岩波書店2003」『経済セミナー』2004年5月号通巻第592号103ページ.
- 1999　「平松紘(1999)『イギリス緑の庶民の歴史──もうひとつの自然環境保全史』明石書店」『地域公共政策研究』創刊号154～155ページ.
- 1999　「環境評価の手法を丁寧に解説: 鷲田豊明著『環境評価入門』勁草書房」『経済セミナー』通巻第538号117ページ.
- 1997　「経済学の神話、N.ジョージェスク=レーゲン」根井雅弘編『経済学88物語』(新書館)168～169ページ.
- 1992　「放射線はどれくらい危険か: John W. Gofman, 1990, Radiation-induced cancer from low dose exposure: an independent analysis」『経済セミナー』通巻第447号110～111ページ.
- 1989　「宮本憲一『環境経済学』(岩波書店)」『経済評論』(日本評論社).
- 1987　「レヴューアーティクル　スラッファ経済学を読む---メインウェアリング『資本制経済における価値と分配--スラッファ経済学入門』」『経済評論』第36巻第8号.
  
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報告書類:
- 2007「EU排出権取引制度(EUETS)の研究」――平成18年度地球温暖化問題委託研究報告書　地球温暖化防止のための政策・技術革新の効果に関する調査　平成19年3月　経済産業省(委託先/国立大学法人東京大学先端科学技術研究センター)からの抜粋
  要旨はこちら(pdf)　全文はこちら(pdf)
- 1995　「ドイツ排水課徴金制度の琵琶湖保全政策への示唆」『政策分析手法研究会報告書(ドイツ排水課徴金制度について): プロジェクト研究報告「ドイツ排水課徴金について」No.94-A01』(滋賀県琵琶湖研究所).
- 1994　「事業系排水負荷削減の費用調査」『環境政策の経済学的分析に関する研究報告書-II: プロジェクト研究報告「環境政策の分析手法とその応用に関する研究=II」No.93-A03』(滋賀県琵琶湖研究所)32～38ページ.
- 1992　『生活排水からの汚濁負荷削減対策の費用と効果: プロジェクト研究報告「環境政策の分析手法とその応用に関する研究-II」 No.91-A03-2』(滋賀県琵琶湖研究所).
- 1992　「3.職業リスクと賃金による単位リスク費用の推計」『政策分析手法研究会報告書: プロジェクト研究報告「環境政策の分析手法とその応用に関する研究-II」 No.91-A02』(滋賀県琵琶湖研究所)9～27ページ.
- 1992　「4.ごみ焼却からのダイオキシンによるリスクの費用とその対策の費用」『政策分析手法研究会報告書: プロジェクト研究報告「環境政策の分析手法とその応用に関する研究-II」 No.91-A02』(滋賀県琵琶湖研究所)28～33ページ.
- 「第3章　環境の経済的評価」『環境政策の経済学的分析に関する研究報告書: プロジェクト研究報告「環境政策の分析手法とその応用に関する研究」No.89-A04』(滋賀県琵琶湖研究所).
  
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