経済学部講義概要
1.授業科目名:国際経営論A ,国際経営論B
2.単位:各2単位
3.配当学年:2・3・4
4.授業形態:週2時間
5.期間: A 前期 B 後期
6.担当者所属・職・氏名:助教授・椙山泰生
7.テキスト・参考文献:
Alan M. Rugman and Richard M. Hodgetts, International Business: A Strategic Management Approach, Prentice Hall, 2 ed., 2000
8.オフィスアワー:原則として火曜日。sugiyama@econ.kyoto-u.ac.jpあてにメールで事前予約が望ましい。
9.成績評価の方法:小レポートと期末試験
10.講義内容:
国境を越えて行われる経営活動について理論と事例を関連付けて理解することが本講義の目的である。前期に国際経営に関する基本的な問題をカバーした上で,後期には事例を使いながら経営戦略論的なアプローチに基づいた解説に重点を置く。概ね以下の順序で講義する予定である。
(前期)
1. イントロダクション:国際経営論の対象(4/9)
2. 多国籍企業の生成(4/23)
3. 海外直接投資の理論(1)立地特殊優位と企業特殊優位(4/30)
4. 海外直接投資の理論(2)内部化理論と取引コスト(5/7)
5. 海外直接投資の理論(3)動態的な理論(5/14)
6. 多国籍企業と組織(1)組織構造の発展(5/21)
7. 多国籍企業と組織(2)トランスナショナル組織(5/28)
8. 国家・地域統合と多国籍企業(6/4)
9. 多国籍企業と文化(6/11)
10. 政治リスクとネゴシエーション(6/25)
11. 企業の国際競争力と国際経営(7/9)
(後期)
1. イントロダクション (10/8)
2. 生産システムの移転:トヨタ (10/15)
3. 製品開発:ホンダ (10/22)
4. サプライ・チェーン:デル・コンピュータ (10/29)
5. 人的資源管理:コカ・コーラ (11/5)
6. グローバルな学習:P&G (11/12)
7. M&A:ブリヂストン (11/19)
8. アライアンス:武田製薬とアボット (12/3)
9. 組織能力:ABB (12/10)
10. ナレッジ・マネジメント:ジェミニ・コンサルティング (12/17)
11. 国と競争優位:中国におけるソニー・三洋など (1/14)
12. 地域集積と競争優位:シリコン・バレーの企業群 (1/21)
11.本講義と関連のある他の科目:是非履修すべきもの:経営学