学部演習「現代の経営学A」2004年度


■講義の進め方
 講義の開講と受講資格
 ・Aは前期2単位で「経営学」、B(後期)は「会計学」
 ・授業は火曜日の1限。休講の予定はなし。
 ・全学、全学年向けの配当。

■講義資料とテキスト
 講義資料 
 ・毎回授業前に出席者分のみ用意。
 ・講義終了後は、教官個人ウェブサイトにアップ。

 テキストなど
 ・教科書:高橋伸夫『経営の再生』有斐閣
 ・用語辞典:『経済辞典』有斐閣

■成績評価の方法
 小レポートと期末試験による評価
  ・配点:小レポート40%、期末試験60%。
 小レポート
  ・6月初旬に課題を出し、6月末に提出。
  ・要件wp満たして提出すれば20%。レポートの内容で残り20%。
  ・オリジナルな貢献部分を評価する。
    オリジナルな貢献部分が全くないものは、提出されていなかったものと判断する。
    どこがオリジナルか分からないものも、同様に提出されなかったものと判断する。
 ・期末試験
   基本的な概念の理解と応用力を問う問題を出題する。
   レポート未提出者は受験しても60点以下(単位は取れない)となる。

■講義の目的と特徴
 目的
  ・経営学・経済学を特に専門としない学生に「経営する」とはどういうことなのかを理解してもらう。(経済学
   部生の受講を排除するという意味ではない)
  ・経営学で登場する基本的な概念を理解してもらう。
 特徴
  ・学説史的ではなく、経営の本質が何であるのかを探求していく過程で、必要な学説やモデルを紹介してい
   く。
  ・講義では問いかけを重視し、出席者にはその問いについて考えてもらうことを求める。
  ・企業の経営が学生にとって身近なものではないことをふまえ。最近の新聞・雑誌記事と関連付けて説明
   する。

■講義計画
 1.イントロダクション(4/13)

 2.多角化戦略(4/20)
    ≫会社は生き残るために多角化はする。ではその多角化の実像とは・・・。
 
 3.ポートフォリオ(4/27)
    ≫流行したPPMとは何だったのか。その限界はどこにあったのか。そもそもPPMは経営なのか・・・。

 4.経営者の時代(5/11)
    ≫米国では1960年代に失われてしまった経営だが、実は歴史をさかのぼると専門経営者の時代とで
      も呼ぶべき時代があった・・・。
 
 5.企業集団と経営者革命(5/18)
    ≫米国で経営者支配が進行していた頃、日本の専門経営者の進出はどのようになっていたのだろうか
      ・・・。

 6.企業文化(5/25)
    ≫1980年代の日本企業の躍進とともに、企業文化に注目が集まるようになる・・・。

 7.経営者の役割(6/1)
    ≫企業文化論で強調された経営者の役割とは、組織の価値を管理していくことであった・・・。

 8.戦略と組織(6/8)
    ≫経営者の仕事は戦略とどのような関係があるのか・・・。

 9.戦略の考え方(6/15)
    ≫戦略の基本的な考え方を整理しておこう・・・。

10.システムとしての組織・境界としての企業(6/22)
    ≫経営することとは組織を成立させること・・・。

11.組織構造と組織設計(6/29)
    ≫組織を作るために設計可能な次元とは・・・。

12.ミクロ組織論と自己決定(7/6)
    ≫組織の成員をどのように動機付けていくのか・・・。

13.マネージャーの仕事(7/13)
    ≫最後に経営者の具体的な行動パターンについて見ると・・・。


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