『変わる世界の小売業』

『変わる世界の小売業』
ブレンダン スターンクィスト 著、若林 靖永・雀 容熏 翻訳
新評論 2009年

内容紹介
本書は、「小売業の国際化」に関する稀少かつ画期的な入門書である。これまで企業のグローバル化と言えば、製造業のそればかりが注目されてきた。しかし、世界最大のスーパーマーケットチェーン「ウォルマート」の、日本をはじめとするアジア市場における惨敗は記憶に新しい。なぜ、ウォルマートは失敗したのか? また、セブン‐イレブン・ジャパンなど日本の小売各社も次々と海外市場への参入を果たしているが、その将来はどのように展望されるのだろうか?
著者は、グローバル経済におけるマーケットの国際化の今後の主役は、製造業だけではなく小売業を含むサービス業になると予測している。そして、「小売業は各地域の文化と深く結びついており、その地域の人々の生活パターンを理解せずには小売流通システムも理解できない」という点を強調している。本書では、著者が20年以上にわたり世界各地で行ってきたフィールドワークをもとに各国の小売事情がきわめて具体的に分析されており、小売をめぐる「地域」と「国際化」の連関を理解する上で多くの示唆を与えてくれる。
小売業の国際化を考える上での基礎的な理論やフレームワークを踏まえて、世界10ヵ国以上の小売流通システムを詳細に紹介している本書は、このテーマに関心を持つ研究者・学生・大学院生のみならず、海外市場進出を検討している小売企業にとっても最適の入門書となるはずである。さらに、各国の小売流通システムや消費パターンについての有益な情報が数多く盛り込まれている点で、国際市場マーケティングと販路開拓に苦心している製造業関係者にとっても貴重な指針を与えるだろう。
企業のマーケティングは、最終出口である小売を押さえることではじめて完成する。したがって、小売流通システムとその国際化を理解することは、流通業にとどまらずあらゆる企業のビジネスにおいて最も重要なプロセスを把握する第一歩となるだろう。(崔 容熏 同志社大学商学部准教授)

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『リレーションシップ・マーケティング』、中央経済社

リレーションシップ・マーケティング ビジネスの発想を変える30の関係性
E.グメソン/著 若林靖永・太田真治・崔容熏・藤岡章子訳
出版社名 中央経済社 (ISBN:978-4-502-39550-5)
発行年月 2007年12月

顧客だけでなく、多様なステークホルダーとのリレーションシップがマーケティング成果に与える影響を体系的に明らかにした書。サービス・マーケティングならびにリレーションシップ・マーケティング研究の第一人者による集大成を訳出。
新しいマーケティングの見方、というよりも新しいビジネスの見方を提示する。

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07/12/06

『商品開発・管理入門』(共著)、中央経済社

商品開発・管理学会編『商品開発・管理入門』(共著)、中央経済社、2007年6月。

本書は、商品開発・管理学会の5周年を記念して出版されたものである。
第4章「商品開発とブランド設定」を分担執筆した。

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日本流通学会編著『現代流通事典』(共著)白桃書房

加藤義忠監修・日本流通学会編著『現代流通事典』(共著)白桃書房、2006年11月。

「関係性マーケティング」「消費者行動とマーケティング」の2項目の執筆を担当。

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『現代生協論の探求 理論編』(共著)(コープ出版)

現代生協論編集委員会編『現代生協論の探求 理論編』(共著)コープ出版、2006年5月。

若林靖永「マーケティング論からみた生協」(上掲書所収)

本論文は、(財)生協総合研究所のすすめる「生協学」創造に向けた事業の一環として刊行された2冊の書籍の一方(理論編)に所収されたもので、今日のマーケティングの展開・発展との関わりで、現代生協をスケッチするということを試みたものである。

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G・リッツァ/丸山哲央編『マクドナルド化と日本』(共著),ミネルヴァ書房

G・リッツァ/丸山哲央編『マクドナルド化と日本』、共著,ミネルヴァ書房,2003年11月30日,317ページ。

第1部国際シンポジウムの討論者コメント(2)および第6章「マクドナルド化と日本企業−日本マクドナルド,セブン-イレブン・ジャパン,トヨタ自動車−」(253〜288ページ)を分担執筆。

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『顧客志向のマス・マーケティング』(単著)

若林靖永『顧客志向のマス・マーケティング』、単著,同文舘,2003年9月10日,298ページ。
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 本書は、まずマーケティングの定義、本質について考察し、「顧客志向」に注目した。つぎにマーケティングの歴史的発展の中で「顧客志向」を位置づけ,1950年代アメリカでの「マーケティング・コンセプト」論の動向、GE社の分権制と顧客志向の関係を明らかにする事例研究をすすめる。最後に、事例研究を通して「顧客志向」の現代的類型分析を行なう。

第8回(2004年度)日本流通学会賞 受賞

〈目次〉
 序 章 研究課題
第1部 マーケティングの定義と顧客志向
 第1章 マーケティングの定義をめぐって
 第2章 顧客志向の本質と類型
 第3章 成立期マーケティング学説における顧客志向
第2部 マーケティング・コンセプトの成立
 第4章 顧客志向と利益志向
 第5章 マーケティング・コンセプトと経営組織
 第6章 GEにおける事業部制とマーケティング・コンセプト
 第7章 GEにおけるマーケティング・コンセプトとマネジメント・コントロール
 第8章 ウェルチ時代のGEにおける戦略転換と顧客志向の限界
第3部 顧客志向の現代的諸類型
 第9章 市場創造型のマス・マーケティング −日本マクドナルド−
 第10章 仮説検証型のマーケティング −セブン-イレブン・ジャパン−
 第11章 声を聴く型のマーケティング −コープみやざき−
 第12章 顧客協働型のマーケティング −ちばコープ−

著書1989-2003

[著書 1989-2003]
1.『転換期の流通経済3 マーケティング』
糸園辰雄・中野安・前田重朗・山中豊国編,共著,1989年5月,大月書店,270ページ.
 「マーケティング研究の課題と展望」(248〜258ページ)を分担執筆。
2.『マーケティング・チャネル−管理と成果』  
陶山計介・高橋秀雄編著,共著,1990年5月,中央経済社,244ページ.
 「マクロ・チャネル論における機能的アプローチと制度主義的アプローチ」および「マクロ・チャネル論におけるシステム論と経済学的アプローチ」(143〜168ページ、169〜194ページ)を分担執筆。
3.『戦略的マーケティング』 
橋本勲・中田善啓・陶山計介編著,共著,1990年6月,新評論,252ページ.
 第9章「GEの戦略転換と組織革新」(205〜232ページ)を分担執筆。
4.『生協 21世紀への挑戦』
野村秀和編著,共著,1992年10月,大月書店,208ページ.
 第3章第2節「生協の事業の今日的特徴」および同第4節「生協の商品政策」(84〜87ページ,95〜101ページ) を分担執筆。
5.『イトーヨーカ堂・セブン-イレブン』
野村秀和著,共著,大月書店,1997年6月,211ページ。
 第4章「創造的破壊のマーチャンダイジング」(85-125ページ) を分担執筆。
6.『生協再生への挑戦』
くらしと協同の研究所編,コープ出版,1997年8月,274ページ。
第4章「協同組織デザインの再構築−三層モデルから三極モデルへ−」(107-134ページ) を分担執筆。
7.『日米の流通イノベーション』
近藤文男・中野安編,共著,中央経済社,1997年9月,211ページ。
 第3章「アメリカの家電スーパーストア戦略」(65-93ページ)を分担執筆。
8.『非営利・協同組織の経営(叢書 現代経営学-7)』
角瀬保雄・川口清編著,共著,ミネルヴァ書房,1999年3月20日,258ページ。
 第6章「非営利・協同組織のマーケティング」(151-176ページ)を分担執筆。
9.『日本企業のマス・マーケティング史』
近藤文男・若林靖永編著,共著,同文舘,1999年10月20日,268ページ。
 序章「日本のマーケティング史研究の意義と研究枠組み」(3-24ページ)を分担執筆。
10.『マス・マーケティングの発展・革新』
京都大学マーケティング研究会編,共著,同文舘,2001年7月18日,259ページ。
 第9章「インタラクティブな関係から生まれる商品開発−コープこうべの経験から−」(180-202ページ)を分担執筆。
11.『21世紀のマーケティング戦略』
青木俊昭・近藤文男・陶山計介編著,共著,ミネルヴァ書房,2001年11月30日,291ページ。
 第6章「顧客との「関係性」創出−リレーションシップ・マーケティング−」(168-197ページ)を分担執筆。
12.『マーケティング・ネットワーク論』
陶山計介・宮崎昭・藤本寿良編,共著,有斐閣,2002年3月20日,261ページ。
 第8章「生協事業におけるマーケティング・ネットワークの展開」(173-192ページ)を分担執筆。
13.『顧客志向のマス・マーケティング』
単著,同文舘,2003年9月10日,298ページ。
14.『マクドナルド化と日本』
G・リッツァ/丸山哲央編,共著,ミネルヴァ書房,2003年11月30日,317ページ。
 第1部国際シンポジウムの討論者コメント(2)および第6章「マクドナルド化と日本企業−日本マクドナルド,セブン-イレブン・ジャパン,トヨタ自動車−」(253〜288ページ)を分担執筆。
以上