京都国際デザイン会議 クムルス2008

京都国際デザイン会議 クムルス2008
国際デザインフォーラム

2008年3月28日 国立京都国際会館

京都精華大学をホスト校に、クムルス2008が京都で開催されました。
クムルスとは、1990年に設立された芸術/デザイン/メディア大学が加盟する世界最大規模の芸術系非営利連合組織です。
京都精華大学に非常勤で教えに行っていることもあって、国際デザインフォーラムに参加してきました。

国際デザインフォーラムは、総合テーマ「空[CU:]デザイン:ゼロからの再構築」をもとに開催されました。

次第は下記の通り。
基調講演 平野 拓夫(金沢美術工芸大学前学長)
招待講演 原 研哉(武蔵野美術大学教授)
招待講演 川崎和男(大阪大学大学院教授) 
特別記念講演 武者小路千家 千宗守
京都デザイン宣言 クリスティアン・ゲルラン

原氏は、無印良品のアートディレクションなどで活躍されており、注目しているデザイナーの一人。川崎氏は、マック好きの私にとっては、古くからその辛口のデザイン論で注目してきたデザイナーの一人。ということで、楽しい時間でした。

原氏は、どんどんムダを取り除いて抽象化していくようなダイナミズムを通じて「空」に迫ろうとしていました。川崎氏は、人工心臓のデザイン、そしてPeace-Keeping Design(http://www.design.frc.eng.osaka-u.ac.jp/PKD/)を提案することで、川崎氏の考えるデザインのこれからのあり方を攻撃的に示されていました。

まさしくお二人とも未来を革新する、革新的なデザインのあり方を提示していました。
こうありたいと思わせるすばらしいプレゼンテーションでした。

 


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京都府消費生活審議会施策推進部会

京都府消費生活審議会施策推進部会
2008年3月12日 京都テルサ

今回の部会では、「安心・安全な消費生活の実現を目指す行動計画(平成20年度計画)(案)について」を議題に審議しました。

今回の会議でも発言したことですが、行政の施策全般に当てはまる課題をずっと意識し続けています。
それは、行政の施策には目的はありますが、具体的な数値目標がない、そのため施策が効果を上げているのかどうか、評価できない、評価できないから施策の見直しや改善が系統的にすすまない、こういう問題点を抱えているということです。

たとえば、消費生活関係の施策では、京都府民への広報・啓蒙ということが大きな柱となっており、毎年いろいろなチラシやパンフレット、ポスターなどをつくって配布しています。
しかし、広報・啓蒙の対象は誰で何人いて、そこにどれだけの割合で配布できているのか、どれぐらい読まれて、どれぐらい内容を受け止められているのか、効果が測定されていません。

これではやっていることに自己満足しているだけで、結果を出すこと、本当に困っている人に情報を伝えて問題解決につなげる、詐欺その他に会うリスクの高い人にちゃんと情報を伝えてトラブルを未然に防ぐ、こういうことになっていないのではないか。

効果を測定する指標を設定して、継続的に改善を図る、この仕組みを組み込むことがとても大事になっていると思います。

 

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高度専門サービス研究会(何有荘にて)

高度専門サービス研究会
2008年3月10日 何有荘(かいうそう)
「茶の湯のもてなし」 熊倉功夫(林原美術館館長)

南禅寺奥、地下鉄東西線蹴上駅からすぐのところの何有荘での研究会に参加しました。
何有荘についてはオフィシャルページを参照。

何有荘の庭園について、庭師の説明を受けながら見学して歩きました。
入り口の門からは信じられないほど、中は広く豊かな世界が広がっていました。
東山を活用し琵琶湖疎水から水を引き滝から川への流れをつくり、さらにトンネルもあり、趣が異なる3つの茶室が用意されていました。

熊倉先生は、明治のころの女性たちの茶の湯のお稽古風景の絵を紹介されながら、茶の湯の一通りのストーリーについてお話がありました。
茶の湯の形式、型の意味について、型があるから誰でも学べるものとなったということ、型をふまえそれからは離れる自由な遊びこそ、茶の湯の創造性であるということ、日本を理解する上で必須な「型」について、茶の湯を通して考えました。

それにしてもこんなすばらしい庭園をつくり楽しむ明治の財界人・経営者の大きさというものに圧倒されます。


 


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