ビッグ・イシュー、京大で販売(2)

3月2日(水曜日)午前10時から生協会館ルネの前の横断歩道のところで、第2回のビッグ・イシュー販売を行いました。

その際に京都新聞の記者の取材を受けたのですが・・・・



3月7日付京都新聞夕刊10面に、カラー写真入りで掲載されました。写真の右隅に小さくチェックのマフラー姿で写ってるのが僕ですね(^_^;)



京都新聞のホームページにも掲載されました。

http://www.kyoto-np.co.jp/article.php?mid=P2005030700036&genre=O1&area=K10



記事にも書いていただいたのですが、ビッグイシュー販売員応援団というのを、大学教員、学生、社会人らでやっています。

これはビッグイシューの応援団ではなくて、厳密にはビッグイシューを販売する方々の相談にのったり、いっしょに販売を手伝ったり、という「人」への支援を目的としています。

ビッグイシューは雑誌ですし、その販売のルールも統一されていますが、「販売員」一人ひとりに着目すると、それぞれに大きく事情が異なります。そういう一人ひとりの事情を少しずつ理解しながら、一歩ずつできることを探しながら歩んでいく、そんな感じで、これまで学びながら、失敗しながらすすんできています。



次回販売予定日は3月18日(金)午前10時から、生協会館ルネ前の横断歩道です。

よろしかったら立ち寄ってみてください。

05/03/07 : Comment(0) : TrackBack(0)

京都市伝統産業活性化シンポジウム

3月5日、宣伝もさせていただいた「京都市伝統産業活性化シンポジウム」がありました。

僕も、京都市伝統産業活性化検討委員会ワーキング委員会委員長として、提言(中間報告)の概要について説明しました。



ものづくり塾の滋野浩毅さんのブログに、西島安則先生の基調講演、パネリストの発言概要がまとめられていますので、そちらをご参照ください。それぞれの立場からの際立った発言でした。そして、コーディネーターの高木壽一京都市副市長の受け答えが実に軽妙洒脱でユーモアがありました。



学者頭で考えると、こんな短い時間の発言で終わらせておくのはもったいない話であって、一人ひとりじっくりとインタビュー、対談させていただいて、それぞれの世界、立場からのご提言をしっかりとまとめたいものだなと思いました。



特に、今回の活性化委員会の仕事で、伝統産業の事業者へのインタビューは実施してきました。今回のパネリストの中村翠嵐さん、福井芳秀さんのお二人にはインタビューに伺い、それぞれの事業の考え方から、今後の課題について勉強させていただきました。

それに対して、ユーザー、それも市場をリードするオピニオン・リーダーとしてのユーザーへの調査は今回はほとんどできていません。麻生圭子さんや通崎睦美さんはまさにそうした存在であり、自分が「目利き」であり、その目でみたときの、京都の伝統工芸品のすばらしさ、あるいは京都の伝統業界関係者の「怠慢」というのが語られました。



本提言(中間報告)では「市場への働きかけ」を活性化の方向性のトップにあげていますが、麻生さんや通崎さんのようなリーダーの意見や行動に関心を寄せ、自ら変わる、勝負する、そうした業界関係者の姿勢が求められているのだと思いました。



さて、パブリックコメント(市民意見募集)の締切は3月11日(金)、今週中です。ぜひ、伝統産業へのご感想、本提言(中間報告)へのご意見をお寄せください。よろしくお願いします。



送り先 densan@city.kyoto.jp

05/03/05 : Comment(0) : TrackBack(0)

京都市伝統産業活性化検討委員会提言(中間報告)発表(4)

提言(中間報告)の内容を何回かに分けて紹介します。

今回は、伝統産業の活性化の方向性について。



本提言(中間報告)の結論は、要するに、京都市は条例をつくってがんばってくれというものなのだが、なぜがんばるのか、なにをがんばるのか、どうがんばるのか、というようなことをその関係で提案しておかなくてはなりません。



そして、京都市の行政施策の戦略を考えるためにも、伝統産業それ自体の活性化はどうすすめていくべきなのか、その方向性をまず大枠として明らかにしておく必要があります。

なぜなら、伝統産業は、産業であり、その発展はまず産業の担い手、企業・事業者によるものであり、その方向性に対して、行政が産業政策として支援・介入するというものだからです。



そこで、本提言(中間報告)では、伝統産業の活性化を目指し、そのための方向性を次の6つにまとめました。

伝統産業を産業として活性化を目指すためには、まず、市場に対する働きかけを 革することを基軸に、技術、流通、コミュニケーションの革新を進めることが求められます。これらは主に各事業者によって取り組まれるビジネスのあり方の革新である(ミクロ)。

そしてこれらを通じて一つの地域的なまとまりとして産業が活性化する(クラスター)ことにつなげていくことが必要である(マクロ)。

このような 産業そのものの発展とは相対的に独立して、より大きな視角から伝統工芸品に親しむ文化・スタイルを広げていくことを最後に示している。このように6つの方向性は互いに関連があり補完性があります。



基本視点

1 市場への働きかけ

2 技術の革新・継承

3 流通の革新・再編

4 コミュニケーションの創造

5 クラスターの再構築

6 「和」・「ニッポン」の継承・創造



6つの方向性はどれも大事であり、相互に関係があります。

しかし、トップに「市場への働きかけ」をあげたのは、伝統産業は技術がすばらしいと言うけれども、現代の消費者に支持される、認められる「ほんまもん」としての価値を示せなければ、産業としての未来はないという意味で、まずは市場への戦略的な働きかけを最重点課題として取り上げました。



この一つひとつの紹介はまたの機会に。

05/03/03 : Comment(0) : TrackBack(0)

(宣伝)商業と観光が一体的になったまちづくり・意見交流会

私はいま京都市商業ビジョン推進委員会委員長という仕事を引き受けていますが、その関係の企画について宣伝します。



下記の企画ですが、京都の商業の未来を考える際、京都に来られる観光客をおもてなしをする、観光客にとって魅力ある機会、楽しみを提供する、これも商業の大事な役割です。また、地域の観光資源を商業の活性化にもつなげるという取り組みもすすめられています。

そこで、商業の活性化について、観光という切り口でアプローチしようというのが、今回の意見交流会のねらいです。

観光と関係の深い商店街の関係者、旅行代理店の方に出席していただいて、現状と課題、アイデアについて意見交換したいと考えています。

ぜひご興味があるみなさんの参加をお願いします。



★商業と観光が一体的になったまちづくり・意見交流会★



○ 日 時 平成17年3月 22日(火) 午後2時00分〜午後4時00分

○ 場 所 ビル葆光 ほうこう 7階ホール(中京区室町御池南西角)



【パネリスト(敬称略,50音順)】

◆商業者・・・各商店街等における具体的な取組について報告していただきます。

石本 正宣 ((株)伏見夢工房 商業部会長)

宇津 克美 (京都錦市場商店街振興組合 理事長)

野田 博 (嵐山商店街 会長) 細川 政裕 (嵐山商店街 副会長)

星野 貴拓 (堀川商店街協同組合 理事長)

◆旅行業界関係者・・・観光の専門的な立場から,アドバイスや提案を行っていただきます。

滑田 教夫 ((有)京都旅企画 代表取締役)

福本 賢太 ((株)ジェイティービー京都支店営業開発室 室長)

◆学識者・・・まちづくりやマーケティング等に関する専門的な意見をいただきます。 田中 道雄 (大阪学院大学流通科学部教授)

辻 幸恵 (追手門学院大学経営学部経営学科助教授)

西口 光博 (龍谷大学経営学部教授)

若林 靖永 (京都大学大学院経済学研究科教授)

◆コーディネーター 石崎 祥之 (立命館大学経営学部経営学科助教授)



(主催・申込先)京都市産業観光局商工部商業振興課 (担当:上田,仲筋) 電 話:075-222-3340 ファックス:075-222-3331

ファックスで、職業、氏名、住所、電話番号、メール等を記載して応募してください。

参加費は無料。定員50名。

05/03/01 : Comment(0) : TrackBack(0)

京都市伝統産業活性化検討委員会提言(中間報告)発表(3)

提言(中間報告)の内容を何回かに分けて紹介します。

今回は、伝統産業の意義について。



さて、意義という場合、誰にとっての意義でしょうか。

今回の提言は京都市のものですから、京都市、京都市民、ひいては、日本社会にとっての意義というように広がってとらえていくべきでしょう。



その意味で、まず「京都」の特別の位置についておさえておく必要があります。



「歴史都市・京都創生策(案)」(京都市 平成16年10月)は冒頭にこう 述べています。



「1200年を超える悠久の歴史と文化が息づく山紫水明の京都は、日本の財 産であり、世界の宝である。この京都を守り伝えていくことは、歴代の京都市民に 課せられてきた使命である。同時に、この混迷の時代にあって、日本国民が日本人 としてのアイデンティティを自覚し、21世紀の国際社会の中で自らの誇りを持って 生きていく上で、自立した日本文化、日本人の精神の原点たる京都を守り伝えるこ とは、国家的にも重要な意味を持っている。」



このように、日本人としてのアイデンティティの確立と、国際的理解の拡大の ために、京都を活用すべきであると主張しています。そして、 具体的には,「景観の保全・再生」,「伝統文化の継承・発信」,「観光の振興」 を3つの柱として国家戦略として振興すべきだと提案しています。



 このような京都の特別の役割・使命を発揮する上で、伝統産業は重要な担い手の一つである、そう位置づけるべきです。



 その上で、提言では、京都市にとっての伝統産業の意義として4点指摘しています。



第1の意義は、日本のアイデンティティに関わる「和」の文化の担い手である。

第2に、日本の伝統産業全体の拠点たる位置にある。伝統産業は多く地場産業であり、地域経済の中核をなしてきた。京都はその中で拠点としての位置にあり、多 くの伝統産業業種が集中している。

第3に、京都というまちの担い手、地域づくりの基盤である。京都のまちの特徴 の1つが職住接近の都市であるという点である。

第4に、京都経済にとって雇用と新産業の苗床としての役割を担っている。



つまり、伝統産業が特別の意義を持つのはなによりも、それが日本の文化とともに歩む産業だからなのです。今回、日本のアイデンティティ、日本の文化、「和」ということを、伝統産業の意義としてみるべきであると、本提言(中間報告)は主張しています。

05/02/27 : Comment(0) : TrackBack(0)