「らいふすてーじ」2010.10月号に載りました

京大生協発行の『らいふすてーじ』2010年10月号の「AKADE見IC」に掲載されました。
インタビューおよび写真をとってくれた生協の学生のみなさん、ありがとうございました。

http://www.s-coop.net/lifestage/backnumber/2010/pdf/1010_04-05.pdf

11/01/24 : Comment(0) : TrackBack(0)

Twitterがらみで面白いこと

http://isparade.jp/141509

10/05/22 : Comment(0) : TrackBack(0)

林信行さんの最新著に載っていてびっくり!

昨年10月からTwitterを使い始めて起こったことを
「10月9日深夜の奇跡」
http://www.econ.kyoto-u.ac.jp/~waka/blog/2009/10/129.php
として紹介した。
Twitterってどうですか?と聞かれたときに話す、僕にとっての「ツイッターの奇跡」です。

さて、そこでお会いした林信行さんの最新著『iPhoneとツイッターは、なぜ成功したのか?』の中で、なんとこのエピソードが僕の名前入りで紹介されています。
iPhoneとTwitterで「iT革命」と名付けて、これがこれからの10年間を見通す上でとても大事な課題を示しているという、展望を語る本です。
まさしくいまここで起こっている変化を、長い射程の中でとらえて展望を示す良書です。

10/05/02 : Comment(0) : TrackBack(0)

父のことを考えた。

(1) 父はとにかく本が好き。でも若いころに読んだ小説などは全部捨てて家にはなかった。世界の名著とか、世界の歴史とか。なんだか本好きになった。

(2) 親子でも同じ才能はない。父はまさに職人で、自分で机をつくり、ものを整理するための箱なども全部つくってしまって、定位置管理。あれどこって聞くと即時に出てくる。真似できない。なぜか妻にその才能がある。

(3) 父の影響がもっとも大きいのは、多分議論。残念ながら父とは対話をしたことがない。必ず議論になってしまう。父は絶対譲歩しないので毎回ぐだぐだ消耗戦。こんな会話はイヤだと反発もし、実りある対話が大事と思ってるけど、よく考えるということを学んだように思う。

(4) 父と「仲良く」なったのは最近。父が映像ビデオ編集をPCでするようになってから、そのアシストをしてる。でもとにかく職人で、言われたことを百回繰り返せる人だからあっという間に熟練者に。帰省するたびに新作を見せられている(苦笑)。

(5) 父の責任感を感じたこと。たとえば自宅の借入金を完済したとき。僕が大学を卒業したとき。こういうとき父は自分の役目が一つ終えたとしみじみ。父とはそういう存在。自ら決めた責任をある意味勝手に背負って頑張ってる。

(6) 父とちゃんと話したことがないと思って、数年前に母に事前に相談して、父と二人だけで飛騨高山旅行を企画した。緊張した。しかもずっと対話にならない。ようやく終わりがけに、父の結婚前のヒストリーを聞くことができて、忘れられない日となった。

10/03/14 : Comment(0) : TrackBack(0)

imagine cup日本大会 ソフトウェア・デザイン部門

imagine cup日本大会ソフトウェア・デザイン部門(2010年3月9日 東京大学工学部2号館)に審査委員として参加した。その感想についてTwitterでつぶやいたのでそれを以下にまとめた。

公式ホームページ→ http://www.microsoft.com/japan/academic/imaginecup/2010/default.mspx

今回のimagine cup日本大会ソフトウェア・デザイン部門についての講評をつぶやこう。(1)全体のレベルが高いか低いかの判定は基準をどこに置くかという問題でもあるのでわからないが、昨年も関わった先生は昨年よりも進歩したと評価。 #imaginecupj

(2)今回のテーマは「テクノロジーを活用して、世界の社会問題を解決しよう」で、具体的には国連の「8つのミレニアム開発目標」に貢献すること。だから突き詰めれば、社会問題を解決できるリアリティと技術的に実装・運用できるリアリティが評価ポイント。

(3)こういうグローバルな社会問題をテーマにするというのは、マイクロソフト社のCSR事業であり、これを通じて学生たちが技術力を伸ばすとともに社会問題にコミットする姿勢を打ち出すというのは、それ自体未来を担う若者づくり(社会貢献)である。

(4)とても残念だがしかし日本社会の状況からして仕方がないことであるのが、日本の若者は総じて「内向き」であること。その意味で、本事業でグローバル社会問題にコミットするという挑戦の機会を日本の若者に与えるのは、独自の意義がある。

(5)プレゼンはビジュアルはわかりやすいものであり、トークも明確であった。しかし、社会問題の定義とソリューションの説明にとどまり、技術的説明や運用等の特徴などの説明が欠けていた。ソフトウェア・デザインという意味ではその点も不可欠。

(6)優勝は筑波大学附属駒場中高等学校のPAKENの提案した「Bazzaruino」。おめでとう。最年少中学校3年生がメンバーの一人。プレゼンをカンペもほとんど見ずに堂々としたのも彼 @CanI_61st だ。

(7)PAKENの提案はいわゆるWeb2.0、ソーシャルメディア的であるという意味で、もっとも今日的で社会問題解決のリアリティを感じた。つまり海外物資支援を旅行者が協力して運ぶというもの。旅の宿を相互提供するものと発想は同じ。

(8)PAKENのプレゼンではそのためのプラットフォームを提供するということで、特に輸送問題の最適化をLPで解くということが目玉。でも最適化が課題であるという認識は間違ってる。ソーシャルな信頼がいかに生まれるかが本当の課題。

(9)PAKENはSilverlightを使って旅行者の登録をデモ。さらに実演デモをやっていて良かった。だが、そこでは旅行者の動きにしか注目できていなかった。送り手と受け手のNPOの視点が欠如していた。

(10)PAKENの提案は現行法等のもとではあくまでも個人旅行者の自己責任で輸送するしかない。自分の荷物だということでしから処理できない。であれば送り手ー旅行者ー受け手の間で間違いなく輸送されるという認証の仕組みが安全性の確保には不可欠。

(11)PAKEN:確実に送り手の物資が受け手にわたる、違法なものが含まれていない、などが「見える化」するシステムを実装するプラットフォームの提供で、送り手、受け手、旅行者が信頼して使えるようにする必要がある。これが世界大会への課題。

(12)PAKEN:その上でステップ1、個人の善意による海外物資輸送が広がれば、ステップ2、後からそれを評価し、国内法・国際法の整備、航空会社の協力等がすすむことが期待される。そういうロードマップを示せばいい。個人が社会を変える!

(13)第2位は、同志社大学AI3の「NEREID」。水問題を解決するボール状のハードを含むソリューションを提案。技術的にはよく考えられたシステムだという評価も審査委員の中からあった。水の探索と運搬を自律的制御でこのボールが実行。

(14)AI3の提案の最大の欠陥は、これが本当に水不足、水運搬で苦しむ人々の解決につながるかというリアリティで、ボールなのでフラットなフィールドでしか使えない。坂や山、川、谷、森などでは運行不可。これでは水探索・運搬いずれでも使える場所が限定的。

(15)AI3の提案は、さらにもしフラットなフィールドなら一台の車を用意した方が集落全員の水を一挙に確保できるので、8リットルしか運搬できないボールを運用するメリットが見えない。つまり水問題の解決に貢献するのかという根本問題。

(16)AI3の提案は、したがって逆に水不足問題で苦しむエリアの状況をさらに調べ、世界の何パーセントの人々をこの提案で救うのか、そういうリアリティを持った提案であればその有効性は限定的だが意義あるものとして評価されただろう。

(17)第3位は、同志社大学NISLab#の「EduCycle」。昨年の企画を継承。初等教育の改善のために教科書不足、教員のスキル不足を解決するために、世界中の教科書を集め翻訳、教員の授業ビデオを登録し翻訳キャプション。

(18)NISLab#の提案は、初等教育の問題を解決しない。教科書はあるけどお金がなくて一人ひとりに配布できないところに、世界中の教科書を集めて意味があるのか。教員を指導する優れた教員指導者なしに授業ビデオの共有で教員は育つのか。

(19)第4位は、福島工業高等専門学校Growingの「TERAKOYA Net」。識字率問題の解決のために、日本の江戸時代の識字率の高さを実現した「寺子屋」に注目してそれをネットで展開というもので、民間の教え手を支援するのがねらい。

(20)Growingの提案はユネスコの「世界寺子屋運動」を参考にしているが、この運動の趣旨、現状と課題をふまえて、なにが問題でなにが貢献できるのかが不明。すでにある学習支援システムとなんら変わらない。教育の課題がどこにあるのかの掘り下げが弱い。

(21)審査基準「問題定義」。すべてはここから始まる。ぜひ社会問題の本やドキュメンタリー、あるいは当事者と会って話をする、海外訪問調査など、ここを分析的に掘り下げ、エモーショナルでも感じることが出発点。コンシューマー・インサイトと同じ。

(22)審査基準「ソリューションデザインおよび革新性」。実際に解決できるのかそのリアリティと革新性を評価する。まさにこれが最大の成果指標。問題が解けていない提案に価値はない。革新性とは新技術だけでなく、新アイデア、既存技術の新結合など。

(23)審査喜寿「議受的アーキテクチャおよびユーザーエクスペリエンス」。技術的な筋の良さ、拡張性、トラブル対応性、ユーザーフレンドリ、使い手にとって魅力的か、という評価。技術で解決するのだから技術レベルでも高いものが求められる。

(24)審査基準「ビジネス実現性」。技術的なだけでなく経済的実現可能性や商業可能性をみる。社会的に支持されなければ実現しないので、その仕掛けをどう組み込むか。しかし本当に社会問題解決に有効なら政府、ファンド等が動くはず。そこが最大のカギ。

(25)審査基準「プレゼンテーション」。絵がきれいなだけではダメ。必要な内容を網羅しているかどうかが最重要。そして観客との息の合わせ方と質問への回答。技術・スキルではなく、自分たちの企画の趣旨を伝えるために最良の方法を探究すべき。

(26)マイクロソフトのみなさん、このような審査の機会をいただきありがとうございました。参加チームのみなさん、ぜひ相互にフィードバックをしてください。そしてPAKENは日本代表としてベストを尽くしポーランド世界大会に参加してください!

(27)僕の講評のポイントは世界にアピールできる「筋の良さ=のびしろ」に注目していて、現時点での完成度では評価していない。それはこれからの3ヶ月で頑張ってほしい。

(28)しかしまあ、マーケティング研究者がソフトウェア・デザイン部門の審査をしていいのかどうか、という審査員適格性についてはよくわからない。僕の講評はこうだということ。ソフトの実装設計図は詳しくなくて今回は正直のところよくわからんかった。

(29)世界大会に向けての課題は何か?1)社会問題を解決できるというソリューションの具体性・革新性・実現性をどれだけアピールできるか。2)社会問題の分析・定義のシャープであること。3)技術システムの全体像や工夫した点、運用等の説明。

(30)世界大会に向けてのプレゼンでは1)結局伝えたいことは何かの整理がすべて、2)それが多様な文化、価値観の若者や審査員に伝わる工夫、3)ユーモアや楽しさ、の3点。プレゼンに正解はない。工夫あるのみ。

以上。

10/03/10 : Comment(0) : TrackBack(0)

シルク・ドゥ・ソレイユ シアター東京「ZED」

「ZED」(2010年3月7日午後3時公演)についての感想のつぶやきを以下にまとめた。

シルク・ドゥ・ソレイユ シアター東京「ZED」公式ホームページ→
http://www.zed.co.jp/home.php

ZEDエクスペリエンス!もう少ししばらくの間、ぼおーっとしていよう。

ZED(1) どれにも似ていない未知の体験がそこにあった。アクトを1つひとつ思い起こしながら広がるイメージを楽しんでる。事前にはなんら情報も感想もチェックしないようにしたことも正解だったかな。また行こう!

ZED(2) 似てないけど近いのはバレエ。つまりそこにはテキストがない。作品を構築する上ではもちろんテキストはあったはずだろうけど、作品そのものからは消えている。だから音楽とパフォーマンス、舞台だけ。日頃テキスト依存の強い僕にとっては、テキストフリーがすごく楽しい!

ZED(3) テキストフリーと言えば、歌もあるしクラウンもしゃべっているんだけど意味不明。「シルク・ランゲージ」と呼ばれ、演技者によるダメだしでどこの国の言葉とも聞こえないようにしてるらしい。面白い!

ZED(4) 似てないけど近いのはオリンピック。人間の肉体の持つ最大の可能性に挑戦するという精神はまったく同じと言ってもよい。体操選手がアーティスト(芸術家)に進化した。

ZED(5) 各アクトについてもつぶやきたいけど、どうしようかな…。そうそう、4月からは中休憩がなくなるらしい。これは正解だと思う。1つの作品として全体を受け取るには、あんなに長い休憩は邪魔でムダ。もともとクラウンいるから緩急ついてるんだから。

ZED(6) 専用劇場が素晴らしかった。前3列目だと近いわ、天井が真上に近いわで感激。照明も実に観たいところに光が当たりほかは隠すので集中できる。問題は今日のように雨で寒いとエントランスはきつかった。なんで一度外に出すかねえ(苦笑)

ZED(7) タイトル名を冠したキャラクタの存在がこの世界を成立させていると感じた。そういう物語。かれから目を離せないがからがなにを考えているかはわからない。あのまなざしやほほえみは謎を秘めている。

ZED(8) つぶやきが連続してるんだけど、それも実はテキストフリーだからでもある。作品を体験として受け取って、それを「詩」に置き換えているだけ。まるで自動機械のように言葉が紡ぎ出されていく。

ZED(9) もうサーカスじゃない(たとえば動物がいない)とも思うが、やはりサーカスの系譜だと思うのがクラウンの存在。その役割は「弛緩」。アクトで「緊張」を強いられるので、漬け物とか香の物のように「間」にはさまって、普通の状態に戻してくれる。それが笑いの役割。

ZED(10) クラウンは2人。はりきって威張ってるのと、なんかやる気のないいいかげんなのと。掛け合い漫才みたいなもん。狂言をイメージした。しゃべらないけど。おもしろいんだけど、なんか大きく口をあけてゲラゲラしないのは残念。笑うところやと思い過ぎかな(苦笑)

ZED(11) クラウンでなんで大きく笑わないかというと…感覚として、観客とキャッチボールしてる、間を合わせてくれてる感がなく、ストーリー通りどんどんすすんでいってしまう感じがした。「フライング・トラピス」ではアクターが拍手を要求したが、そういう盛り上げ方もあっていい。

ZED(12) キャストのみなさん、スタッフのみなさん、ありがとうございました。存分に楽しませていただきました。

ZED(13) 実はまだまだZEDつぶやきをしたくてうずうず。でも各アクトを語るにはまた行かなくてはと思ってる。だって、え、え、え、こうなって、ああなって、え〜、みたいな感じだったから(笑)

以上

10/03/08 : Comment(0) : TrackBack(0)

『七緒』編集長鈴木康子さんの話。

2009年11月28日(土)、京都私学会館で開催された日本きもの学会第2回年次大会で、『七緒』編集長の鈴木康子さんのお話を聞いた。

まったくきものビジネスと関係なく、出版社で働いていて、自分たちがきものを着たいと思ったときそれを助けてくれる雑誌がないと、出版企画を立案し、会社で認めてもらってスタート。
きもの関係の大手二誌はプロ、呉服店や卸にとっては便利でも、きものを着たいなあと思っている現代女性のニーズには応えられていない。
初めて『七緒』を見たとき、これこそ普通の人のためのきもの雑誌であると感心した。

最新号 七緒 Vol.20 2009年12月7日(月)発売中

http://www.president.co.jp/nanaoh/

09/12/01 : Comment(0) : TrackBack(0)

「愛と美の女神 ヴィーナス ーギリシア神話から現代へー」

11月23日、名古屋ボストン美術館で開催されていた「愛と美の女神 ヴィーナス ーギリシア神話から現代へー」を最終日に観ることができた。

「ヴィーナス(ギリシア神話ではアフロディーテ)」というテーマ1つでギリシア以前からギリシア神話、ローマ、そして近現代での絵画や彫刻などの美術展開を展示。
そのことで「ヴィーナス」という概念がいかに展開されたのかが明示されるという素晴らしい展示だった。

09/11/23 : Comment(0) : TrackBack(0)

10月9日深夜の奇跡

さて、twitterを初めてすぐに起こった奇跡。
昔からmacintoshファンだった僕はジャーナリストの林信行さんの記事が好きだった。
その後もネットでいろいろな分野の情報を切り取ってきてくれるのを結構追っかけていた。
twitterを始めたらそこに林信行さんがなんと全力でつぶやいていた(笑)。
その行動スタイルたるや、とにかく「会議に遅刻する」とか「出口間違えた」とか「これからどこで飲もうか」とか、もうつぶやきまくっている。

で、その林さんが京都に仕事に来るとつぶやいた。
ふ〜んそうなんだとそのときは思っただけ。
そして仕事の後、林さんが「どこのバーに行こうかな」とつぶやいてそれに答えるようにいくつかのバーの提案があった。
それを見て、ああみんなも提案しているなら僕も自分のお気に入りのバーを紹介しようとつぶやいた。
で、少ししたら、な、な、なんと林さんはなぜか僕のすすめたバーに向かうと言う。
このバーは看板も出ていないので見つからない。林さんが「見つからん」と地図示してつぶやいている。
もう、これはヤバイということで、バーの主人に電話して、これこれこういうことで林さんが行くから頼む、とお願いして、それから奥さんにゴメン、これこれこういうことで今から接待してくると頼んで。
ほぼその頃が零時前後。
で車で移動してバーへ。
林さんと初めてお会いしました。
いろいろな話を伺い、さらにバーの主人とも話がはずみ、深夜3時まで。
もうこれは奇跡の一日だと思ったのでした。

twitterおそるべし。

09/10/13 : Comment(0) : TrackBack(0)

Twitter 始めました

Twitter を10月から始めました。
だいぶ前からあることは知っていたもののよくわかっていなかったサービス。
ミニブログサービスと呼ばれ、140字しか書けないものがなにを意味するのか、まったくイメージできていなかった。
ところが10月からはじめてすぐにはまってしまった。
これは面白い!

Twitter @ywakabayashi

09/10/11 : Comment(0) : TrackBack(0)

まちデコ001(楽洛まちぶら会)09/9/26-27

「まちデコ001 マンガミュージアムが巨大映像でデコレートされる」(楽洛まちぶら会)

KYOTO CMEXの開催にあわせ、KYOTO CMEXの主要舞台である「京都国際マンガミュージアム」をプロジェクターを用いて演出し、夜の新しい景観を形成するとともに、来訪者をもてなす空間を演出します。

日時 2009年9月26日(土)27日(日)18:00 - 21:00 ※雨天中止
会場 京都国際マンガミュージアム グラウンド
 ※18:00 - 20:00の間の入場鑑賞は、マンガミュージアムの入場料500円が必要です。

映像と合わせてダンスパフォーマンスを 実施し、彩りを添えます。
 Presented by SUGAR & salts
 出演:ダンス/日置あつし Armelle Dousset フルート/安達奈美
 http://sugarandsalts.jp

09/09/13 : Comment(0) : TrackBack(0)

東京国立博物館 興福寺創建1300年記念「国宝 阿修羅展」

東京国立博物館 興福寺創建1300年記念「国宝 阿修羅展」 平成館 2009年3月31日(火)~6月7日(日)

5月9日に鑑賞。
興福寺で阿修羅は数回見てきたものの、これまではなにも見てこなかったのだという感動を受けた。
八部衆像(8体)と十大弟子像(現存6体)の全14体をすべてをしっかりと見れたことも良かったが、阿修羅像が置かれている部屋に入った瞬間、目を奪われた。
照明が360度影をつくらないように当てられ、周りは暗くなっており、そこに浮かぶように阿修羅像があった。360度回ってみることができ、初めて3つの顔それぞれをじっくり見ることもできた。
見せ方、演出がこれだけの価値を生み出すということに驚いた。
加えて黒木瞳のオーディオガイドもとても素敵だった。
現代の私たちに、その価値を伝える新しい博物館のあり方、魅力をアピールしたすばらしい展示だった。

09/05/10 : Comment(0) : TrackBack(0)

京都国際デザイン会議 クムルス2008

京都国際デザイン会議 クムルス2008
国際デザインフォーラム

2008年3月28日 国立京都国際会館

京都精華大学をホスト校に、クムルス2008が京都で開催されました。
クムルスとは、1990年に設立された芸術/デザイン/メディア大学が加盟する世界最大規模の芸術系非営利連合組織です。
京都精華大学に非常勤で教えに行っていることもあって、国際デザインフォーラムに参加してきました。

国際デザインフォーラムは、総合テーマ「空[CU:]デザイン:ゼロからの再構築」をもとに開催されました。

次第は下記の通り。
基調講演 平野 拓夫(金沢美術工芸大学前学長)
招待講演 原 研哉(武蔵野美術大学教授)
招待講演 川崎和男(大阪大学大学院教授) 
特別記念講演 武者小路千家 千宗守
京都デザイン宣言 クリスティアン・ゲルラン

原氏は、無印良品のアートディレクションなどで活躍されており、注目しているデザイナーの一人。川崎氏は、マック好きの私にとっては、古くからその辛口のデザイン論で注目してきたデザイナーの一人。ということで、楽しい時間でした。

原氏は、どんどんムダを取り除いて抽象化していくようなダイナミズムを通じて「空」に迫ろうとしていました。川崎氏は、人工心臓のデザイン、そしてPeace-Keeping Design(http://www.design.frc.eng.osaka-u.ac.jp/PKD/)を提案することで、川崎氏の考えるデザインのこれからのあり方を攻撃的に示されていました。

まさしくお二人とも未来を革新する、革新的なデザインのあり方を提示していました。
こうありたいと思わせるすばらしいプレゼンテーションでした。

 


08/03/28 : Comment(0) : TrackBack(0)

京都府消費生活審議会施策推進部会

京都府消費生活審議会施策推進部会
2008年3月12日 京都テルサ

今回の部会では、「安心・安全な消費生活の実現を目指す行動計画(平成20年度計画)(案)について」を議題に審議しました。

今回の会議でも発言したことですが、行政の施策全般に当てはまる課題をずっと意識し続けています。
それは、行政の施策には目的はありますが、具体的な数値目標がない、そのため施策が効果を上げているのかどうか、評価できない、評価できないから施策の見直しや改善が系統的にすすまない、こういう問題点を抱えているということです。

たとえば、消費生活関係の施策では、京都府民への広報・啓蒙ということが大きな柱となっており、毎年いろいろなチラシやパンフレット、ポスターなどをつくって配布しています。
しかし、広報・啓蒙の対象は誰で何人いて、そこにどれだけの割合で配布できているのか、どれぐらい読まれて、どれぐらい内容を受け止められているのか、効果が測定されていません。

これではやっていることに自己満足しているだけで、結果を出すこと、本当に困っている人に情報を伝えて問題解決につなげる、詐欺その他に会うリスクの高い人にちゃんと情報を伝えてトラブルを未然に防ぐ、こういうことになっていないのではないか。

効果を測定する指標を設定して、継続的に改善を図る、この仕組みを組み込むことがとても大事になっていると思います。

 

08/03/13 : Comment(0) : TrackBack(0)

高度専門サービス研究会(何有荘にて)

高度専門サービス研究会
2008年3月10日 何有荘(かいうそう)
「茶の湯のもてなし」 熊倉功夫(林原美術館館長)

南禅寺奥、地下鉄東西線蹴上駅からすぐのところの何有荘での研究会に参加しました。
何有荘についてはオフィシャルページを参照。

何有荘の庭園について、庭師の説明を受けながら見学して歩きました。
入り口の門からは信じられないほど、中は広く豊かな世界が広がっていました。
東山を活用し琵琶湖疎水から水を引き滝から川への流れをつくり、さらにトンネルもあり、趣が異なる3つの茶室が用意されていました。

熊倉先生は、明治のころの女性たちの茶の湯のお稽古風景の絵を紹介されながら、茶の湯の一通りのストーリーについてお話がありました。
茶の湯の形式、型の意味について、型があるから誰でも学べるものとなったということ、型をふまえそれからは離れる自由な遊びこそ、茶の湯の創造性であるということ、日本を理解する上で必須な「型」について、茶の湯を通して考えました。

それにしてもこんなすばらしい庭園をつくり楽しむ明治の財界人・経営者の大きさというものに圧倒されます。


 


08/03/11 : Comment(0) : TrackBack(0)

京の商いシンポジウム・商い百花繚乱〜お店咲く咲く京のまち〜

『京の商いシンポジウム・商い百花繚乱〜お店咲く咲く京のまち〜』
京都市 産業観光局 商工部 商業振興課
2008年2月19日(火) 会場/キャンパスプラザ京都2階ホール

京都市商業ビジョンの中間報告を兼ねてシンポジウムを開催しました。

京都府立大学の宗田好史先生は、京都市の中心商業地の実態調査の結果をふまえて、「まちの女性化」、つまり女性のニーズに応える業種が伸びていること、河原町から烏丸に広がりシフトしつつあることを明確に明らかにしました。

大丸京都店の店長の内田隆さんは、銀行の合併等で大丸の立地する四条烏丸周辺の魅力が劣化するという危機意識から、大丸を外に広げていく、つまり路面店を展開するという戦略をすすめ、一定の成果をおさめつつあるというお話がありました。
まちの魅力があって百貨店が成立する、そして百貨店が魅力的になることでまちの魅力もアップするという、相乗関係・依存関係に注目するお話でした

最後に、コンセプトグラマーの曽和裕次さんからは、商業ビジネスを成功する上で広告・プロモーションばかりではなく、「広報」に注目すべきだというお話がありました。つまり、ブログなどの広報展開によって、口コミをはじめ話題性を広げていくというやり方の提案がありました。

討論では、会場から京都ブランドについての質問もありました。
京都で商いをする人たちが、京都の魅力を活かして商いをすすめ、自らの商いを通じて京都の魅力を高める、そんな関係が大事なのだと思いました。


<講師・コーディネーター>
「introduction〜京都市商業ビジョンとは〜」
 京都大学経営管理大学院教授,京都市商業ビジョン推進委員長
 若林 靖永氏
<講師・パネリスト>
「都心の店舗・顧客の移り変わり」
 京都府立大学生命環境学部准教授 宗田 好史氏
「大丸京都店の戦略について〜路面店の拡大〜」
 (株)大丸執行役員京都店長 内田 隆氏
「商店のキラメキが京都ブランドを強くする」
 コンセプトグラマー(有)代表取締役社長,京都市商い創出事業選考委員 曽和 裕次氏


08/02/20 : Comment(0) : TrackBack(0)

りんご農家の木村秋則さん

りんご農家の木村秋則さんの講演を聴く
2008年2月3日 紀州南部ロイヤルホテル

愛農全国大会in和歌山に参加しました。
残念ながらお目当ての甲田光雄先生の講演は体調不良で、ビデオ講演でしたが、もう1人のお目当ての青森のりんご農家の木村秋則さんの講演を聴くことができました。

木村秋則さんはNHKのプロフェッショナルでも紹介された、いっさいの農薬を使わない稀有なりんご農家です。

「肥料・農薬を使うから、虫がいる」
「野菜が主人公 人間はお手伝い」
「お米づくりは間違い 米をつくるのは稲」
「やさしいことばを毎日かけてほしい」

信念なしには真似できない、凄みがそこにはありました。

08/02/04 : Comment(0) : TrackBack(0)

かぶりもの

2007年11月13日に、ホテルモントレ京都で、京都デザイン協会創立40周年記念式典が開催され、参加しました。
その中で「カブリモノ.com」のチャッピー岡本氏がいろんなかぶりものの楽しさをアピール。
僕もかぶってみました。いかがですか?

071113ahat.jpg


 

07/11/14 : Comment(0) : TrackBack(0)

Mr.Children “HOME” TOUR 2007 -in the field-

Mr.Children “HOME” TOUR 2007 -in the field-
2007年 9月29日(土) 長居運動公園

Mr.Childrenのスタジアムツアーに参加した。アリーナ席ではなくメインスタンド・ライト側から。

アルバム“HOME"の曲「彩り」から始まる。その後、ファンにはうれしい名曲が続く。
動く歌・歌う歌は4万人をこえる(?)みんなで歌い、逆に静かに祈るように聞く曲はみんなで祈った。
選曲もメッセージ性の強いもの、流された映像も孤独と愛を語るロボットCGアニメと、地球の諸問題を投げかける写真のスライドと、精神性の高いものだった。
桜井の声も、あるときはロックし、あるときはうんとひきのばして、あるときは泣くようにと、感情のうねりを引き起こすものだった。

「彩り」の
  僕のした単純作業が この世界を回り回って
  まだ出会ったこともない人の笑い声を作ってゆく
  そんな些細な生き甲斐が 日常に彩りを加える
という一節がとても好きになった。


 

07/09/30 : Comment(0) : TrackBack(0)

HPをリニュアルしました

今回、本格的なウェブサイトのリニュアルを実施しました。

これまで授業・講演などで「すでにホームページは情報収集の第1の手段であるから、しょうもないホームページ、美しくないホームページ、最新の情報に更新されていないホームページなら、ない方がまし」と言ってきた手前、自分のサイトの再構築はずっと課題でした。

このたび京都大学経営管理大学院2年生の安田悠介さん(株式会社トコタチ)のご支援でやっと実現しました。

 

07/09/27 : Comment(0) : TrackBack(0)

京都大学経営管理大学院

京都はいまサクラが見事だ。

今日、京都大学は入学式が行われました。

その中にはこの4月に開設された京都大学経営管理大学院の入学式もありました。



京都大学大学院経済学研究科・経済学部の経営学関係のスタッフはここ数年経営管理大学院(MBAコース)の開設についての検討・準備をすすめてきました。新しい教育組織をつくる理想と現実ということもあり、紆余曲折がありましたが、工学研究科・情報学研究科とのジョイントで、経営管理大学院(専門職)を設置することができました。



経営学はビジネス、マネジメントについての理論研究というアカデミックなものであると同時に、現実のビジネス、マネジメントの諸課題の解決に貢献することが求められるという実践的なものでもあります。現実の企業・組織との連携・共同なしに研究の発展もありません。企業・組織の経営者や従業員の問題意識・疑問というのが研究の着眼点につながったり、その疑問に答えるのが研究の意義の一部だったりもします。このような意味で、マーケティングを研究する私は、企業・組織との連携をさらにするめる必要性を感じていました。



グローバル化が進み、メガ・コンペティションと呼ばれる、これまでのやり方・考え方が通用しなくなるような時代状況の中で、企業・組織を活性化させるリーダーの育成が緊要な課題となっています。経営学を教育研究するものとしての社会的使命として、こういう新しい時代に求められるリーダーの養成に貢献することが大事だとも考えています。経済・経営系卒の学生のみならず、理工系出身の学生、留学生、さらには企業での社会人経験豊富な社会人、さらには企業経営者など、多様なバックグラウンドを持つ院生が入学してきました。彼らに学びながら、彼らに刺激されながら、それに応えられるよう、論理思考と実際的なコミュニケーション力を養成する「マーケティング教育」をすすめていきたいと考えています。



京都大学経営管理大学院について詳しくはhttp://www.gsm.kyoto-u.ac.jp/index.html

06/04/07 : Comment(0) : TrackBack(0)

時雨殿

甥っ子がこの4月に小六になった。そこで妹と相談して初めての一人旅をアシストすることに。

といっても名古屋駅で妹が息子を送り出し、京都駅で僕が待ちかまえるということで、たいした一人旅ではないのだが・・・



1日目は京都駅ビルを見学してから、岡崎へ。伝統産業ふれあい館、平安神宮、神苑を見学した。まだサクラには早く残念だったが、神苑は古き京都をしのばせる風情があった。2日目はあいにくの雨、嵐山に新しく完成した小倉百人一首テーマ施設「時雨殿」を訪問し、その後、京都大学を訪問し、総合博物館で特別展示中の火星3D展を見る。



時雨殿には初めて訪問したが、子どもにも楽しめる工夫があった。

Nintendo DS(携帯ゲーム機)を利用して、床がパネルで映像が出る空間で、インタラクティブに百人一首を合わせたり、京都上空見学をしたり、楽しめる。

最新のハイテク技術の活用が見られる。

ITを活用して教育とエンタテインメントを結びつけるコンセプトに「エデュテインメント」というものがあるが、それがめざされていて面白い。



残念な面もあった。百人一首は古いものからやや新しいものまでいろいろな時代の歌が収録されている。ひとつひとつの歌には時代や文化、生活、日本人のこころが詠まれている。こうしたことを味わい、学び、感動するといった仕掛けにはとぼしかった。関連図書やミュージアムグッズの販売もなく、せっかく好奇心を持った人たちの知的好奇心を満たす準備もまだできていなかった。



歌を通じて日本を知る、そんなミュージアムとしてさらなる発展を期待したい。



http://www.shigureden.com/




06/04/02 : Comment(0) : TrackBack(0)

KICS-LLC

「きょうと情報カードシステム(KICS)」の法人化説明会が京都ロイヤルホテルで開催されました。私はこれまでKICS将来のあり方委員会座長として、KICSの法人化のあり方についての検討に2年以上関わってきました。ようやくその準備が終わりに近づいています。



この5月1日に「合同会社きょうと情報カードシステム」を設立して法人化する予定です。出資金は合計1000万円で、KICS加盟の商店街など26組合と京都市が拠出します。代表社員は四条繁栄会で、私は監事の就任が予定されています。



合同会社は新会社法で認められたもので、日本版LLCとも呼ばれています。京都の商業の未来を切りひらく新しい出発を、新しい会社組織である合同会社(LLC)でスタートすることになりました。



KICSの基本的特徴は・・・

1)京都の商業者の「和」

 共同の精神でみんなが元気になる、ひとりよがりの自己本位は逆に利益をもたらさない

 京都の35商店街と9同業種組合によって構成。参加組合の傘下の総組合員数約4000店舗の内 約1200店舗がIT事業に参加

2)公平

 組合の大小にかかわらず、1組合1票の原理で協議会による意思決定で事業を推進

 共同化による経費節減効果の成果を利用高に応じて分配

3)環境との共生

 組合加盟の個店それぞれの繁栄と京都のまちへの貢献を追求する

 今年の3月、そして5月には「レール&ショッピング(エコポイント)」事業も展開

4)情報化

 近年進化するITネットワークの技術を活用して商業者の利益につながる共同事業を展開

5)事業の「進化」

 クレジットカードの一括処理に始まった共同事業はその後も進化を続け、デビットカード、物流事業の合理化、インターネットショッピング(電子モール)の展開などを展開

6)協議会メンバーの熱意

 各組合から代表として派遣された協議会メンバーがボランティアで責任をもって企画立案、実行に取り組む

7)KICSの事業は四条繁栄会のカード事業会計の中で計上されるなど



以上のような特徴をもってKICSはこれまで発展を遂げてきました。さらなる発展のためには

1)さらなる情報化への対応が必要で、事業の「進化」を推し進め、そのためのシステム更新・投資を行わなくてはならなりません。システム投資のために内部蓄積ができるようにすることが課題です。

2)役員の熱意でこれまでやってきましたが、今後の発展のためには引き続き「人」が大事であり、そのためには役員への手当設定や若い人材の登用が求められます。

3)KICSの事業規模が拡大し、四条繁栄会の一部として会計処理することは不適当となっており、独立した法的主体=会計主体として会社化することが求められます。



このような3つの課題を解決してさらなる事業発展をめざして、KICSは法人化を選択しました。それでは、つぎにどのような法人形態を選ぶべきか、協同組合、株式会社などいろいろと検討してきましたが、ちょうどそのとき新たに日本経済の活性化に資する新しい会社組織として日本版LLCが政府で検討されているということを知り、検討の上、KICSの法人化にはLLCがふさわしいという結論を得ました。



合同会社=日本版LLCは、株式会社のように有限責任である一方で、組合のように組織内自治が認められ、自由な制度設計が可能です。株式会社だと出資比率に応じた意思決定になりますが、それはこれまでの「和」「公平性」を重視した運営になじまないということで、今後とも各組合1票のルールを維持することのできるLLCがふさわしいと考えました。なお、LLPは組合であり構成員課税となって、組合そのものは課税されない(パススルー課税)となりますが、LLCは法人であり法人課税となります。KICSの構成員である各組合は営利・内部留保になじまない性格のものですので、未来のシステム投資のための内部蓄積をすすめるということで、LLCを選択しました。



KICSは5月1日、加盟組合を社員とし、各組合1票原則の意思決定ルールを定めた合同会社に生まれ変わります。京都の商業者の挑戦に期待したいと思います。

06/03/28 : Comment(0) : TrackBack(0)

西口光博先生

京都市の元産業観光局長で龍谷大学教授の西口光博先生(64)が亡くなられました。

1週間ほど前には会議でご一緒していただけに、あまりに突然のことでした。

今日はその告別式があり参列しました。



近年、私は京都の仕事に取り組んでいますが、その際に私を導き、教えていただいたのが西口先生でした。

2003年の京都市商業ビジョンの策定、2004-5年の京都市伝統産業活性化検討委員会、2005年からの京都市伝統産業活性化推進審議会計画検討部会などなど、これらの仕事を委員長、座長としてすする際、副委員長、副座長としてささえていただきました。

特に京都の伝統産業への思い入れは深く、愛情をもって業界を見ておられました。京都の伝統産業行政の歴史についてももっとも詳しくご存じで、これからの行政施策のあり方を考え出そうとする私たちにとっての大切なご意見番でありました。



学ばなければ発言する中身など何もない私にとって、偉大な教師を失ったことは大きな痛手です。

謹んでご冥福をお祈りいたします。

06/03/19 : Comment(0) : TrackBack(0)

競争のあり方

京都市伝統産業活性化推進条例にもとづく同計画を策定するために、京都市事務局と伝統産業関係者のヒアリングをすすめています。



その中で考えさせられることは、現代の「常識」、ルールとは異なるいにしえの叡智、大事にしてきた慣習というものです。



京都料理組合の歴史は260年前の「魚鳥講」までさかのぼるということを知りました。

http://www.kyo-ryori.com/rekishi.html



料理職人にとっては技を盗まれる、まねをされるというのは死活的なことですし、また料理職人の修行とは先輩職人らの技を盗むことであって、教えてもらうことではありませんでした。

それを京料理を全体として盛り上げるために、一同に会してそれぞれのお店の料理を出品する展示会を開くなどしたことは画期的なことでした。



そのようなことを可能にしたのは、顔と顔の見える京料理の各お店の主人たちのつながり、信頼、自負だったようです。

けっしてほかのお店の看板料理を盗んだりまねたりしない、という暗黙の規範、これを守り尊重し続けてきたことが、今日の京料理の発展の基礎にありました。



現代において競争が活発で新規参入が容易であることが消費者にとって利益であるというのが「常識」となっており、違法行為でなければ何をやっても許されると考える経営者も少なくありません。

しかし、伝統の技と文化を継承発展していくためには、互いの技と文化を尊重して敬意を払うことが不可欠であって、このような競争のあり方を自分たちで組織化してきたことが先人の知恵だったのではないでしょうか。

06/02/28 : Comment(0) : TrackBack(0)

2006PCカンファレンス企画

立命館大学の衣笠キャンパスで夏の8月3日から5日まで開催されるPCカンファレンスの企画検討の会議がありました。

PCカンファレンスは、CIEC(コンピュータ利用教育協議会)と全国大学生協連合会の共催で開催されるもので、コンピュータ、ネットワークを活用した新たな教育を学び発表し交流する場です。



今年の目玉はこの4月から立命館小学校副校長・立命館大学教授に転出された陰山英男先生です。3日午前は陰山先生に講演が予定されています。



午後は私が司会を担当している「自由な学びか トレーニングか」というテーマでのシンポジウムが陰山先生も含めて行われます。



陰山先生は百マス計算など基本基礎の徹底で有名です。さらに家庭での生活態度の確立なしに学びの意欲は出てこないこと。基本基礎の徹底なしに、自発的な学びは広がらないことを主張しています(『学力はこうして伸ばす!』学習研究社)。



他方で、学ぶというのは私たちの日々の実践の中で普遍的なことで、私たちはつねに学び続けている、学習主体です。自らの意思で、自らをとりまく環境の中で、自らを含む共同体の一員として学習のプロセスが進行していく、これが本来の学びですし、自由な学びを自ら実現できる能力こそを形成しはぐくむ必要があります。



僕自身、大学や大学院の教育実践の中で、学び合う共同体を形成し、その中で学生たち自身が相互に学び研鑽するようにするということを重視しつつ、他方で、基本基礎の徹底のために宿題を出したり、細かく点検したりもします。



単純に対立するものではないのでしょうが、しかし、2つの教育=学習論、トレーニング・ドリル・反復VS自由な学び・学び合う共同体・コミュニケーション、はまったく異なるもののように思われます。



教育におけるICT(情報コミュニケーション技術)の活用についても、2つの方向性があります。飽きさせないような工夫をこらしたドリル・演習を実現するモノVS自分との、他者とのコミュニケーション、気づきを大事にした学習支援システムというように。



こんなことを考えてみる機会をつくろうということで、いま準備中です。



詳しくはhttp://www.ciec.or.jp/を参照してください。

06/02/04 : Comment(0) : TrackBack(0)

京都迎賓館

京都府の紹介で京都御所に開設された京都迎賓館を見学する。



残念ながら木造伝統建築ではなく、地下1階に駐車場や厨房、1階に宿舎や会議室という平屋建てで、まるで木造のように見える。

イメージとしては、現代に光源氏が生きていたら、彼の邸宅はこういうものだったのではというような連想が生まれるぐらい、一つの古典的世界が広がっていた。

白い手袋に、白い靴下にスリッパをはいての見学には驚いたが、壁にさわることも禁じられていて、施設の保全に最大限の注意が払われていた。



各部屋の調度品は伝統的工芸の技術の粋を集めたものであり、高貴な美しさを示していた。各部屋から見えるお庭も、池や滝など変化に富むものとなっていた。

そう、完全なセットのようであった。

別の世界、別次元にワープしたような気さえする。

伝統産業の技術・製品の価値も、このような演出、世界の中に置かれてはじめて伝わるものがあるのだということを感じた。



そう、技術・製品は世界と切り離しては価値は伝わらないのである。

06/01/31 : Comment(0) : TrackBack(0)

大掃除

年末に始めた研究室の大掃除が終わらなくて、7日になんとかやり遂げた。

結局、足かけ3日間、徹底して大掃除に取り組んだ。



元々の状況がとにかくひどかった。床に段ボール箱がいくつも並べられており、その中に本や資料が入っていた。一応、箱ごとに分類はしているのだが、段ボールは破れ、ゴミがついてきれいではなかった。ミーティング用の長机も上に資料や雑誌がいつも載っている状態であった。



今回、とにかくそれにメスを入れようとした。

掃除のポイントの第1は、最終完成形をはっきり思い描くことである。床にも机にもいっさい資料等が散乱していないで整理整頓されている、これを目標とした。

ポイントの第2は、いらないものを捨てる、これを徹底すること。

第3は、資料が多くて入りきらないことが根本原因の一つであったので、キャスターつきの5つのボックスが縦に並ぶ収納ケースを8つ用意した。つまり、資料や備品を入れるべき場所を確保し、決めることである。

第4は、パソコン関連のケーブルなども一度全部はずしてきれいにし直した。そうすることで配置換えを自由な発想ですることができた。



そうしたら、ここ1、2年資料が大幅に増えた関係で雑然としていた研究室が新たに生まれ変わった。

やるなら徹底してやらなきゃ意味がない。やるなら基本の徹底が大事とあらためて思った。



(後日談 2月13日)

徹底してきれいに整理整頓した結果の後日談。それから1ヶ月たっても机の上はきれいのまま。学生たちもきれいにして帰るように自然となった。

きれいにしていれば、きれいにしていようという気持ちになれる。

ニューヨークの犯罪防止作戦と同じ法則がここでも通用することに感心した。

06/01/08 : Comment(0) : TrackBack(0)

コンドルズに入りたい

ART COMPLEX1928で京都の年末恒例のコンドルズ公演があった。



コンドルズ、主宰者・近藤良平が「トップランナー」「情熱大陸」などで取り上げられたこともあり、認知度も高くなってきた。



冒頭、戦場のシーンで始まった。二人の兵士が協力して敵と武器を使用して戦う。そして死ぬ。明るく元気に戦っている姿に、戦争の意味を考えさせられる。



近藤良平のダンスはやわらかい。重力を消したり、強調したり、不思議な感覚を生み出していた。



不思議なコントの世界。わがままな男の子(王子)。マンガサークル同士の抗争で、マンガをいかに楽しみ味わうかを肉体で表現していて、個人的にはまってしまった。



観たことの人にコンドルズを紹介説明することはとにかく難しい。むちゃくちゃ笑えるというと、お笑いだと勘違いされてしまうし。でもとにかくそこに何かがあり、僕の中に何かが次々と生まれていて、僕は共鳴を覚えるのだ。

05/12/23 : Comment(0) : TrackBack(0)

京都中心部商業

今日は大雪であった。卒論審査を3件抱えていたので、とにかくがんばって駅まで歩いた。京都に来て以来初めての大雪だ。



昨日は京都市商業ビジョン推進委員会が池坊学園大学で開催された。テーマは中心部商業についてであった。本日は第5回時を超え光り輝く京都の景観づくり審議会が開催され、中間とりまとめ(案)について審議した。本審議会は、京都の景観についてきめこまかくゾーンに分けて検討してきた。



2回の会議を通じてともにとりあげたのが中心部商業である。ポイントは3つある。第1は人口である。高層マンションは町家のまちなみを破壊し、魅力ある商業空間づくりにもならない。しかし、郊外に人口が移動し、それに伴い大型商業集積が郊外・農村につくられることで、中心市街地が衰退してきたことからもわかるように、人口を増やし、若いまちをつくっていくことが中心部商業の発展には重要である。したがってまちなみに合うデザインのあり方を工夫し、1・2階部分に商業施設を入れるなどして、マンション建設を再評価すべきであろう。第2は、交通である。幹線は京都市によるLRT導入検討地域でもあり、自動車の交通規制、京都市周辺等からの公共交通の整備が課題である。まちなかに魅力的な商業が広がっており、歩いて楽しいまちが生まれてきている。これがさらに広がるためには、安心して歩けることが重要であり、一方通行の細街路の交通規制も重要課題である。第3は商業者ネットワークである。京都の中心地は東京のように大型デベロッパー等主導で開発をすすめるようなものではない状況であるから、中心地商業者、関係のある企業等によってビジョンを持つことが必要である。



京都の中心部商業を総合的かつ継続的に活性化を図る仕掛けづくりが求められる。

05/12/22 : Comment(0) : TrackBack(0)

京都市伝統産業活性化推進審議会

本日、第1回の京都市伝統産業活性化推進審議会が開催された。感慨深いものがある。



2004年7月から2005年にかけて京都市伝統産業活性化検討委員会が開催され、京都の伝統産業の定義、現状、意義、活性化の方向性、行政施策のあり方についての提言をまとめ、4月に京都市長に提出した。



それを受けて京都市は条例づくりに関わり、10月の市会で成立した。この条例にもとづいて設置されたのが本審議会である。



審議会の会長は活性化検討委員会の委員長でもあった西島先生(京都大学元総長)が選ばれ、僕は計画検討部会の部会長に指名された。審議会の当面の中心任務は、条例にもとづく伝統産業活性化推進計画を策定することである。



昨冬に引き続き、今冬も伝統産業の未来を切り拓くために、業界関係者や関心のある個人・団体のお話を伺い、がんばっていきたいと思う。計画づくりについて今後ブログでも考えていきたい。

05/12/16 : Comment(0) : TrackBack(0)

伝統産業ワークショップ忘年会

14日夜、伝統産業ワークショップの忘年会に参加しました。



今年の5月から6回、京都商工会議所の事業の一環として、伝統産業とマーケティングというテーマのワークショップを開催しました。ワークショップには、伝統産業事業者や伝統産業に関心を持つ人たちが集まり、マーケティングのアプローチから、伝統産業について考え、新しい商品・販売企画等についての作成に取り組みました。



すごく勉強になりました。

なんといっても参加者の意志の力を感じました。こういう人たちがいる伝統産業の未来はすごいと思いました。



忘年会はおよそ半年ぶりの再会でした。

忙しいなか、忘年会の企画を準備してくれたみなさんに感謝したいと思います。



京都を離れ故郷に戻ることになったワークショップメンバーへの送別会も兼ねていました。

京都というまちが好きなんだなということ、強く感じました。

将来ふたたび京都との接点が生まれたら素敵だなとも思いました。



ワークショップメンバーから、こういう集まりをちょくちょくやりましょうというご提案をいただきました。

今までになかった発想です。驚きました。

これまでは、とにかく教えてもらおうといろんな方々の中へ僕は入ろうと努めてきました。

これは逆です。

僕をある意味だしに使っていただいて、いろんな方々が集まり、語らい会う、こんな素敵な会合を繰り広げられたらという提案です。



来る新年のチャレンジ課題としようと思いました。

ありがとう!

05/12/15 : Comment(0) : TrackBack(0)

下鴨神社

私的なことであるが、26日、下鴨神社で結婚式をしました。

京都で結婚式をしたことの素晴らしさにも感動した。



下鴨神社の紅葉は遅くあまり赤づかないが、秋の下鴨神社は気持ちをやさしくしてくれる。

葵生殿で行われた神式の挙式は神聖なものを感じ、伝統的な三三九度は誓いの深さを体験できる。

下鴨茶寮の庭の紅葉は格別にすばらしく和の空間、京料理を堪能しました。

そして白無垢は最高でした。



「和」の精神・ライフスタイルの価値をあらためて感じた1日でもありました。

05/11/27 : Comment(0) : TrackBack(0)

三条あかり景色の打ち上げ

3月以来のブログ復活です(苦笑)



22日(土曜日)に、9月に開催された第2回の三条あかり景色の打ち上げが、三条御幸町のアンデパンダンで開かれました。



楽洛まちぶら会ってすごいところだとあらためて思いましたし、これからのあり方について強い問題意識を持ちました。



1 第1回は初めての勢い、第2回は昨年の課題の挑戦ということでやってこれたが、次回以降はそれではすまないでしょう。



2 しょうもないレベルの低い事業を続けても京都のためになりません。全国に、世界に発信できるクオリティの高さを追求すべきです。高い志、ビジョンをもってチャレンジしていかなくてはやる意味はないと思います。



3 そのためには、楽洛まちぶら会のメンバー、特にコア・メンバーで、どういう事業をつくりだすのか、なんのためにがんばるのか、どのように関わるのか、深く語り合い、共通意識を確立する必要があります。



4 個人から出発する、それぞれが自らの専門性等を提供・発揮する、互いに補完・激励するというネットワーク型の組織形態でありつつ、一事業の推進のためには、責任をもってやりぬく体制を確立する必要があります。



5 未来のまちづくりの担い手を育むという意味もこめて、若い世代の参画を特別に追及すべきです。そのために、イベント当日だけでなく、活動する組織・ネットワーク作りが求められます。



というようなことを、何人かの人と語り合いながら考えました。

持続する志こそが大事ですね。

05/10/23 : Comment(0) : TrackBack(0)

(宣伝)伝統工芸ビジネス交流会

また宣伝です。

京都商工会議所の主催で「伝統工芸ビジネス交流会」が開催されます。

「コラボレーションと若い感性で、これからの伝統工芸の世界に新風を!」という趣旨で、先進的なとりくみの話を伺うと共に、交流会を通して異業種交流をすすめようというもの。

僕はそこで4月(5月からになりそう)から開催するワークショップの1つを担当するということで、企画に参加しています。



伝統産業の関係者、経営者・職人、また伝統工芸品に関心のある学生や若い人、デザイナーやコンサルタントなど、ご参加ください。



日時 2005年3月25日(金)午前10時から12時(13時30分まで交流会)

開催場所 リバーオリエンタル(京都市下京区木屋町通松原上ル)



プログラム

1講演

(1)新芸品のディテール

京都の新しい伝統を発信する「モノ・マガジン」で好評連載中の『新芸品のディテール』で紹介された若手職人さんの活動をリレー紹介。伝統的な技法を活かしながらも、革新的かつアヴァンギャルドに活躍する彼等の活躍に迫ります。

〜産学連携による西陣の新技術・シルクコンポジットギター〜木野織物 木野善之氏

〜伝統意匠を洋装に・seisuke88             〜seisuke88 高橋聖介氏

〜現代生活に溶け込む京焼の提案・ワインクーラー    〜陶芸家  鈴木尚人氏



(2)伝統工芸とモダンデザインの融合〜SOU・SOU〜

「伝統文化の軸線上にあるモダンデザイン」を合言葉にした服飾雑貨を提案するデザインユニットSOU・SOU。作り出す商品は着物から地下足袋、カバン、家具、生活雑貨と幅広い。伝統に”今の風”を加えた新しいメイドインジャパンを京都から世界へ発信する彼らの取り組みを伺います。

脇阪克二氏 Textile Designer 辻村久信氏   Interior and Product Designer

若林剛之氏 Director     もりたもとこ氏 KIMONO Director



2ワークショップのご案内

(1)「ものづくりとマーケティングのカップリング」(京都大学大学院経済学研究科 教授 若林靖永) 隔週2時間・6回

(2)「京都における伝統工芸品のデザイン研究−くみひも−」(京都造形芸術大学 教授 藤井秀雪) 計5〜6回実施

(3)「象嵌アクセサリーをデザインする」(監修 メイドインキョート8M 学生サークル)

お申し込み・詳細は当日紹介。

3交流会



詳細情報

http://www.kyo.or.jp/kyoto/topics/dentoukougei.pdf



申し込みフォーム

http://www.kyo.or.jp/kyoto/cgi-bin/frame.cgi?/kyoto/cgi-bin/whatsnew.cgi?action=record&primary_key=182

05/03/09 : Comment(0) : TrackBack(0)

ビッグ・イシュー、京大で販売(2)

3月2日(水曜日)午前10時から生協会館ルネの前の横断歩道のところで、第2回のビッグ・イシュー販売を行いました。

その際に京都新聞の記者の取材を受けたのですが・・・・



3月7日付京都新聞夕刊10面に、カラー写真入りで掲載されました。写真の右隅に小さくチェックのマフラー姿で写ってるのが僕ですね(^_^;)



京都新聞のホームページにも掲載されました。

http://www.kyoto-np.co.jp/article.php?mid=P2005030700036&genre=O1&area=K10



記事にも書いていただいたのですが、ビッグイシュー販売員応援団というのを、大学教員、学生、社会人らでやっています。

これはビッグイシューの応援団ではなくて、厳密にはビッグイシューを販売する方々の相談にのったり、いっしょに販売を手伝ったり、という「人」への支援を目的としています。

ビッグイシューは雑誌ですし、その販売のルールも統一されていますが、「販売員」一人ひとりに着目すると、それぞれに大きく事情が異なります。そういう一人ひとりの事情を少しずつ理解しながら、一歩ずつできることを探しながら歩んでいく、そんな感じで、これまで学びながら、失敗しながらすすんできています。



次回販売予定日は3月18日(金)午前10時から、生協会館ルネ前の横断歩道です。

よろしかったら立ち寄ってみてください。

05/03/07 : Comment(0) : TrackBack(0)

京都市伝統産業活性化シンポジウム

3月5日、宣伝もさせていただいた「京都市伝統産業活性化シンポジウム」がありました。

僕も、京都市伝統産業活性化検討委員会ワーキング委員会委員長として、提言(中間報告)の概要について説明しました。



ものづくり塾の滋野浩毅さんのブログに、西島安則先生の基調講演、パネリストの発言概要がまとめられていますので、そちらをご参照ください。それぞれの立場からの際立った発言でした。そして、コーディネーターの高木壽一京都市副市長の受け答えが実に軽妙洒脱でユーモアがありました。



学者頭で考えると、こんな短い時間の発言で終わらせておくのはもったいない話であって、一人ひとりじっくりとインタビュー、対談させていただいて、それぞれの世界、立場からのご提言をしっかりとまとめたいものだなと思いました。



特に、今回の活性化委員会の仕事で、伝統産業の事業者へのインタビューは実施してきました。今回のパネリストの中村翠嵐さん、福井芳秀さんのお二人にはインタビューに伺い、それぞれの事業の考え方から、今後の課題について勉強させていただきました。

それに対して、ユーザー、それも市場をリードするオピニオン・リーダーとしてのユーザーへの調査は今回はほとんどできていません。麻生圭子さんや通崎睦美さんはまさにそうした存在であり、自分が「目利き」であり、その目でみたときの、京都の伝統工芸品のすばらしさ、あるいは京都の伝統業界関係者の「怠慢」というのが語られました。



本提言(中間報告)では「市場への働きかけ」を活性化の方向性のトップにあげていますが、麻生さんや通崎さんのようなリーダーの意見や行動に関心を寄せ、自ら変わる、勝負する、そうした業界関係者の姿勢が求められているのだと思いました。



さて、パブリックコメント(市民意見募集)の締切は3月11日(金)、今週中です。ぜひ、伝統産業へのご感想、本提言(中間報告)へのご意見をお寄せください。よろしくお願いします。



送り先 densan@city.kyoto.jp

05/03/05 : Comment(0) : TrackBack(0)

京都市伝統産業活性化検討委員会提言(中間報告)発表(4)

提言(中間報告)の内容を何回かに分けて紹介します。

今回は、伝統産業の活性化の方向性について。



本提言(中間報告)の結論は、要するに、京都市は条例をつくってがんばってくれというものなのだが、なぜがんばるのか、なにをがんばるのか、どうがんばるのか、というようなことをその関係で提案しておかなくてはなりません。



そして、京都市の行政施策の戦略を考えるためにも、伝統産業それ自体の活性化はどうすすめていくべきなのか、その方向性をまず大枠として明らかにしておく必要があります。

なぜなら、伝統産業は、産業であり、その発展はまず産業の担い手、企業・事業者によるものであり、その方向性に対して、行政が産業政策として支援・介入するというものだからです。



そこで、本提言(中間報告)では、伝統産業の活性化を目指し、そのための方向性を次の6つにまとめました。

伝統産業を産業として活性化を目指すためには、まず、市場に対する働きかけを 革することを基軸に、技術、流通、コミュニケーションの革新を進めることが求められます。これらは主に各事業者によって取り組まれるビジネスのあり方の革新である(ミクロ)。

そしてこれらを通じて一つの地域的なまとまりとして産業が活性化する(クラスター)ことにつなげていくことが必要である(マクロ)。

このような 産業そのものの発展とは相対的に独立して、より大きな視角から伝統工芸品に親しむ文化・スタイルを広げていくことを最後に示している。このように6つの方向性は互いに関連があり補完性があります。



基本視点

1 市場への働きかけ

2 技術の革新・継承

3 流通の革新・再編

4 コミュニケーションの創造

5 クラスターの再構築

6 「和」・「ニッポン」の継承・創造



6つの方向性はどれも大事であり、相互に関係があります。

しかし、トップに「市場への働きかけ」をあげたのは、伝統産業は技術がすばらしいと言うけれども、現代の消費者に支持される、認められる「ほんまもん」としての価値を示せなければ、産業としての未来はないという意味で、まずは市場への戦略的な働きかけを最重点課題として取り上げました。



この一つひとつの紹介はまたの機会に。

05/03/03 : Comment(0) : TrackBack(0)

(宣伝)商業と観光が一体的になったまちづくり・意見交流会

私はいま京都市商業ビジョン推進委員会委員長という仕事を引き受けていますが、その関係の企画について宣伝します。



下記の企画ですが、京都の商業の未来を考える際、京都に来られる観光客をおもてなしをする、観光客にとって魅力ある機会、楽しみを提供する、これも商業の大事な役割です。また、地域の観光資源を商業の活性化にもつなげるという取り組みもすすめられています。

そこで、商業の活性化について、観光という切り口でアプローチしようというのが、今回の意見交流会のねらいです。

観光と関係の深い商店街の関係者、旅行代理店の方に出席していただいて、現状と課題、アイデアについて意見交換したいと考えています。

ぜひご興味があるみなさんの参加をお願いします。



★商業と観光が一体的になったまちづくり・意見交流会★



○ 日 時 平成17年3月 22日(火) 午後2時00分〜午後4時00分

○ 場 所 ビル葆光 ほうこう 7階ホール(中京区室町御池南西角)



【パネリスト(敬称略,50音順)】

◆商業者・・・各商店街等における具体的な取組について報告していただきます。

石本 正宣 ((株)伏見夢工房 商業部会長)

宇津 克美 (京都錦市場商店街振興組合 理事長)

野田 博 (嵐山商店街 会長) 細川 政裕 (嵐山商店街 副会長)

星野 貴拓 (堀川商店街協同組合 理事長)

◆旅行業界関係者・・・観光の専門的な立場から,アドバイスや提案を行っていただきます。

滑田 教夫 ((有)京都旅企画 代表取締役)

福本 賢太 ((株)ジェイティービー京都支店営業開発室 室長)

◆学識者・・・まちづくりやマーケティング等に関する専門的な意見をいただきます。 田中 道雄 (大阪学院大学流通科学部教授)

辻 幸恵 (追手門学院大学経営学部経営学科助教授)

西口 光博 (龍谷大学経営学部教授)

若林 靖永 (京都大学大学院経済学研究科教授)

◆コーディネーター 石崎 祥之 (立命館大学経営学部経営学科助教授)



(主催・申込先)京都市産業観光局商工部商業振興課 (担当:上田,仲筋) 電 話:075-222-3340 ファックス:075-222-3331

ファックスで、職業、氏名、住所、電話番号、メール等を記載して応募してください。

参加費は無料。定員50名。

05/03/01 : Comment(0) : TrackBack(0)

京都市伝統産業活性化検討委員会提言(中間報告)発表(3)

提言(中間報告)の内容を何回かに分けて紹介します。

今回は、伝統産業の意義について。



さて、意義という場合、誰にとっての意義でしょうか。

今回の提言は京都市のものですから、京都市、京都市民、ひいては、日本社会にとっての意義というように広がってとらえていくべきでしょう。



その意味で、まず「京都」の特別の位置についておさえておく必要があります。



「歴史都市・京都創生策(案)」(京都市 平成16年10月)は冒頭にこう 述べています。



「1200年を超える悠久の歴史と文化が息づく山紫水明の京都は、日本の財 産であり、世界の宝である。この京都を守り伝えていくことは、歴代の京都市民に 課せられてきた使命である。同時に、この混迷の時代にあって、日本国民が日本人 としてのアイデンティティを自覚し、21世紀の国際社会の中で自らの誇りを持って 生きていく上で、自立した日本文化、日本人の精神の原点たる京都を守り伝えるこ とは、国家的にも重要な意味を持っている。」



このように、日本人としてのアイデンティティの確立と、国際的理解の拡大の ために、京都を活用すべきであると主張しています。そして、 具体的には,「景観の保全・再生」,「伝統文化の継承・発信」,「観光の振興」 を3つの柱として国家戦略として振興すべきだと提案しています。



 このような京都の特別の役割・使命を発揮する上で、伝統産業は重要な担い手の一つである、そう位置づけるべきです。



 その上で、提言では、京都市にとっての伝統産業の意義として4点指摘しています。



第1の意義は、日本のアイデンティティに関わる「和」の文化の担い手である。

第2に、日本の伝統産業全体の拠点たる位置にある。伝統産業は多く地場産業であり、地域経済の中核をなしてきた。京都はその中で拠点としての位置にあり、多 くの伝統産業業種が集中している。

第3に、京都というまちの担い手、地域づくりの基盤である。京都のまちの特徴 の1つが職住接近の都市であるという点である。

第4に、京都経済にとって雇用と新産業の苗床としての役割を担っている。



つまり、伝統産業が特別の意義を持つのはなによりも、それが日本の文化とともに歩む産業だからなのです。今回、日本のアイデンティティ、日本の文化、「和」ということを、伝統産業の意義としてみるべきであると、本提言(中間報告)は主張しています。

05/02/27 : Comment(0) : TrackBack(0)

(宣伝)京都市伝統産業活性化シンポジウム

昨年から今年にかけて、京都市伝統産業活性化検討委員会に関わっているのだが、先日、提言(中間報告)がまとまり、このブログでも内容の紹介を始めています。



来週の土曜日、3月5日に、このテーマでシンポジウムが開催されます。

私も前半で提言の内容を説明します。

後半のパネルディスカッションは、新しい息吹を感じさせる人たちばかりですので、自分自身、とても楽しみにしています。



伝統産業に関わられている方々はもちろん、着物や伝統工芸品等に関心のある方はぜひご参加ください。



***************************************************************

京都市伝統産業活性化シンポジウムの開催について

伝統産業の魅力や今後の展開について考えるとともに,平成17年度に制定予定の「京都 市伝統産業活性化条例」(仮称)に資する提言の内容を市民に広く周知し,ご意見をいただ くために,京都市伝統産業活性化シンポジウムを,下記のとおり開催します。



主 催 京都市伝統産業活性化検討委員会,京都市

開催日時 平成17年3月5日(土) 午後2時〜4時15分 入場無料

会 場 池坊短期大学 こころホール(下京区室町四条下る)



構 成

第1部 <60分>

○基調講演(30分) (テーマ:「伝統,伝統と言わない 京の伝統」)

 西島安則氏(京都市産業技術研究所長,京都市伝統産業活性化検討委員会委員長)

〇京都市伝統産業活性化検討委員会提言中間報告の概要説明(25分)

 若林靖永氏(京都大学大学院経済学研究科教授,京都市伝統産業活性化検討委員会 ワーキング委員会委員長)

休憩 <10分>



第2部 <65分>

〇パネルディスカッション(55分) (テーマ 伝統産業の活性化策について)

・コーディネーター

 高木壽一氏(京都市副市長,京都市伝統産業活性化検討委 員会委員)

・パネリスト(6名)

<五十音順>

 麻生圭子氏(エッセイスト)

 柿野欽吾氏(京都産業大学経済学部教授,京都市伝統産業活性化検討委員会委員 長代理)

 通崎睦美氏(マリンバ奏者,エッセイスト)

 中村翠嵐氏(財団法人京都陶磁器協会副理事長)

 服部正毅氏(西陣織工業組合副理事長)

 福井芳秀氏(京都扇子団扇商工協同組合理事長)

05/02/25 : Comment(0) : TrackBack(0)

京都市伝統産業活性化検討委員会提言(中間報告)発表(2)

提言(中間報告)の内容を何回かに分けて紹介します。

今回は、伝統産業の定義について。



定義なんていうのは、普通、あまり気にせずにしゃべっているわけですが、厳密に意思疎通をする、議論する、意思統一をするためには、定義が曖昧ではすすみません。

ましてや行政の施策の対象はなにかということを明確にすることは重要なことであるので、本提言(中間報告)では、これまでの国・京都府・京都市の考え方・指定をふまえて、定義について整理しました。



(4つの要件)

要件1 生産される工芸品等については伝統的な技術・技法を用いている。

要件2 生産される工芸品等については、京都のひいては日本の伝統的生活様式・ 文化、芸能等と密接に結びついたものである。

要件3 一定の地域に一定の企業数と生産量等を伴った企業群として集積してい る、つまり産地を形成している。

要件4 京都市内で企画・デザイン、かつ、主要な製造工程が行われている。



以上4つの要件が満たすものが京都市の伝統産業である。



(例)

西陣織 京鹿の子絞 京友禅 京小紋 京くみひも 京繍 京黒紋付染 京房ひも・撚ひも

京仏壇 京仏具 京漆器 京指物 京焼・清水焼 京扇子 京うちわ 京石工芸品 京人形 京表具 京陶人形 京都の金属工芸品 京象嵌 京刃物 京の神祇装束調度品 京銘竹 京の色紙短冊和本帖 北山丸太 京版画 京袋物 京すだれ 京印章<印刻> 工芸菓子 竹工芸

造園 清酒 薫香 伝統建築



 産地を形成していない(要件3を満たさない)ものは、その規模からして、産業振興施策の対象として捉えることは難しい。しかしな がら日本の生活文化の継承・創造という重要な使命を持ち、かつ、これらが京都に 集まっていることが京都の特質でもあることから、その重要性は決して軽んじられ るものではなく、「伝統産業」の中に含め、個別の保護・継承・振興を図るべきもの と考えられる。



(例)

額看板 菓子木型 かつら 金網細工 唐紙 かるた きせる 京瓦 京真田紐 京足袋 京つげぐし 京葛籠 京釣竿 京丸うちわ 京弓 京和傘 截金 嵯峨面 尺八 三味線 調べ緒 茶筒 提燈 念珠 能面 花かんざし 帆布製カバン 伏見人形 邦楽器絃 矢 結納飾・水引工芸 和蝋燭



最後に、要件1、要件2のいずれかしか満たさないもの、つまり、要件1 だけ満たして要件2を満たさないといった、伝統産業の技術・技法の他分野への活用、逆に要件2だけ満 たして要件1を満たさないといった、機械化、あるいは、新しい技術等による「和」 スタイルの提案、といったものも、視野に入れる。



以上のような整理を行いました。

まず技術と文化で伝統産業を定義し、産地と京都市で京都市の産業であることを要求しています。

05/02/23 : Comment(0) : TrackBack(0)

未来にはばたく京都[経営者大会]第2分科会「京のあきない」(1)

21日、京都ホテルオークラで、京都商工会議所主催で、未来にはばたく京都[経営者大会]が開催されました。



その第2分科会の「京のあきない」(05.11.13プレ商店街サミット)に参加しました。



この分科会は今年60周年を迎える京都商店連盟の記念事業の1つとして企画されました。

3人の事例発表がありました。



まずは、西新道錦会商店街振興組合の乙脇栄仁さんの報告でした。西新道錦会は壬生寺近くの商店街で、プリペイド機能を持ったエプロンカード事業、インターネットで注文できる買い物代行サービス事業、医者や介護などの情報を提供するホームページ事業、高齢者給食事業、など実に多くの事業を先駆的に取り組んで展開しています。

話を聞いていて、その特徴は、商店街は各商店にメリットがある、地域の住民にメリットがある事業をつぎつぎと生み出す、各商店は自らメリットを感じたらその事業に自らの意思で参加するという点です。全員一致型の運営ではなく、メリットのある事業を自らつくりだすということに積極的に取り組んできています。



つぎはKICS(きょうと情報カードシステム)のリーダーである樋爪保さんの報告でした。KICSはクレジットカードの一括処理を目的にスタートし、現在、日本初のデビットカードシステムの導入、物流経費合理化事業、インターネット事業の自主運営、通販サイトの構築などに取り組んでいます。商店街等によって構成された組織で、個店にメリットのある共同事業について、情報化を活用して創造的に展開してきました。

この特徴も、上と同じく、個店にメリットのある共同の事業を創造的に展開してきた、そのために商店街等から代表として参加されたメンバーが積極的に取り組んできたことにあります。



最後に、伏見のTMOである「伏見夢工房」の商業部会担当部長で、納屋町商店街の理事長の石本正宣さんの報告でした。

伏見のTMOはこれまで、伏見のまちの魅力を再発見しアピールする事業、十石舟の運航、7商店街合同の夜市などに取り組んできました。これをきっかけに、伏見の7つの商店街が合同して、地域・面として取り組むようになったこと、観光は強化されつつあるけれどもそれを商業につなげる点ではまだまだであること、などが指摘されました。

観光を軸とした地域振興において商業とうまく結びつけるのは、ほかの地域のTMOにも共通する課題です。



今回の企画を機会に「21世紀・京都の商業活性化・まちづくりを考える若手ワーキングメンバー」が募集されます。

資格・商業関係者または一般の方(10名)

申し込み 締切は3月10日。 400字程度の意見、提案を書いて提出。詳しくは下記に問い合わせください。

問い合わせ先 京都商店連盟 075-221-5915 s.renmei@vega.ocn.ne.jp

05/02/21 : Comment(0) : TrackBack(0)

ビッグイシュー、京大で販売

ビッグイシューという雑誌はご存じですか?

ホームレスの自立支援をホームレスの方が雑誌を販売することを通じて実現しようというので、1991年にロンドンで始まりました。

日本では一昨年秋、大阪でスタートしました。

一冊につき90円で仕入れ、200円で販売し、その差額110円が販売員の方の経済的自立の援助になります。



と同時に、僕は、自ら街頭に立って販売するということが、人と人の関係をつくるということにこのスタイルの価値を見出しています。

そこに挨拶があり、顔なじみになり、応援する人たちが生まれます。そのことで販売員は励まされ、力を取り戻していきます。



京都では、ビッグイシュー販売員応援団というホームレス支援団体があり、販売員さんを中心に、販売場所の巡回や、相談、精神的サポートなどをすすめています。ビッグイシューを普及する団体ではなく、販売員(ホームレス)の応援をする組織です。



そこから京都大学で販売したいのだがという打診があって、18日販売に取り組みました。

生協のルネのところの横断歩道のところで販売に取り組んだのですが、6部販売できました。

初日としては上々です。

購入していただいたみなさん、ありがとうございました。



ビッグイシュー日本

05/02/19 : Comment(0) : TrackBack(0)

市場創造と社会貢献の新しい関係(2)

1月19日のサントリー不易流行研究所での勉強会での報告の続き。



金儲けの事業こそが社会貢献の事業でもあるべきだし、そうであることが金儲けのチャンスにもなっているというコンセプトを前回は主張した。



この続き。

CRMというと、一般には Customer Relaitonship Management のことをいう。

これは顧客一人ひとりのデータベースをもとに顧客ごとの対応したマーケティングを構築するというアプローチであり、それを実現する情報システムである。



もう1つのCRMが今日の本題。

それは Cause related Marketing という。

ここで言う cause は、主義主張というような意味で、社会問題解決のための主張を意味する。

Cause related Marketing とは、社会問題解決に関連づけたマーケティングという意味で、重要な社会問題に取り組む企業、ブランドを消費者は選好する、ロイヤルティを感じる、という仮説にもとづく新しいプロモーションである。



このプロモーションの新しさはつぎの点にある。

従来は、事業の結果の儲けの一部を寄付、社会問題の解決に当てるというものだった。

これは、事業活動そのものと結びつけて、自社の事業、ブランドの利用を通じて社会問題解決につながるというもの。

従来は、社会問題解決に企業が貢献する責任があるというものだった。

これは、社会問題解決に取り組むことで、自社の事業、ブランドへの消費者のロイヤルティが向上し、自社の事業成果が向上することが期待されるというもの。



いくつかのパターンがあるが、代表的なものは・・

・商品の売り上げに応じてある社会活動に対して寄付しますというもの

・商品の販売や宣伝を通じて、社会問題キャンペーンを行うというもの

・NPOのロゴなどを商品につけて関連づけるというもの

などがある。



現代の消費者はなんらかの後ろめたさを持っていたりする。

社会問題は深刻かつ広がっているのに自分はなにもできていないと・・・

そういう時代に、企業が消費者が容易にかかわれる社会問題解決のとりくみを用意することで、消費者はなんらかの善いことを行うことで気分が明るくなる。そして企業に対して善いイメージを持ち、情緒的な親密感を持つようになる。

同じことは、企業で働く従業員にも同じ効果があるだろう。



もちろん、企業が短期的なキャンペーンとしてこれを利用すると、逆に意識の高い消費者からは見抜かれて反発される。

したがって、その企業が重視する社会問題解決のテーマ等と結びつけて持続的に取り組むことが望ましいと言えるだろう。

05/02/17 : Comment(0) : TrackBack(0)

誕生日

2月15日は誕生日。

歳をとること自体をあまり喜ぶ理由はないのだが、それを理由に祝ってもらえるのはうれしい。さらに歳をとるとそれもうれしくなくなるという人の意見も聞いたことがあるので、いつまでうれしく思うのかなあと思うが、とにかく、今は素直にうれしい。



2/3に紹介した『あたりまえだけど、とても大切なこと』の中にはこんなことがルールとして書かれている。



ルール9 もらったプレゼントに文句をいわない



人からもらったプレゼントに文句を言う子どもがいる。大人もいる?

せっかくプレゼントしたのに喜んでもらえない、それどころか文句を言われたら、がっかりするし、腹が立つし、二度とプレゼントなんかしてやらないという気持ちになってしまう。

自分の好き嫌い、感情ではなく、相手の気持ちを尊重する、これが礼儀である。



ルール10 意外な親切でびっくりさせよう



忙しいからなかなか実行できないけれど、誕生日でもないのに、人を喜ばせるなにかをするというのはすばらしいことだ。

それもプレゼントである必要はなく、よく考え抜いて相手を喜ばせる、かつ意外なことで。

この意外なことをしようというのがすばらしい。

これが人生を楽しくすると思う。

人が望むこと、望まれたとき、望まれた通り、やるというのではおもしろくもなんともない。まあしないよりはましだが。

相手の状況、趣味、気分を読み抜いて思いがけないことを企画し実行するのはとても楽しくてスリリングなことだ。

それがヒットすれば、いわゆる会心の一撃というやつでとても気持ちがいい。

「びっくりプレゼント」

いつもこれを考えている人は素敵だ。



それにしても、小さな子どものときは別に気にしていなかったのだけれど、14日のつぎの15日というのは、なんだかとても損したような気持ちだ。14日が誕生日の人はもっとそう思っているかもしれないが。

やはり、祝い事は間隔を置いた方が「びっくりプレゼント」である。

しかも連続しているからといって一緒にされると、なんだかすごく存した気持ちになるのだ。

12月が誕生日で、クリスマスが近いなんていう人も同じかもね。



でもこういう気持ちは、ルール9と10の精神に反している。

損得で考えてはダメですね。

05/02/15 : Comment(0) : TrackBack(0)

京都市伝統産業活性化検討委員会提言(中間報告)発表(1)

京都市伝統産業活性化検討委員会提言(中間報告)がまとめられ、2月14日から3月11日までの期間、市民意見募集(パブリックコメント)をすすめることになりました。そのための市民意見募集用リーフレットもつくられました。

出された意見をふまえて3月中をめどに最終報告がまとめられ、それを受けて京都市は伝統産業活性化条例(仮称)を具体化・制定する予定です。



ご意見の送り先は

ハガキ、封書の送り先: 604-8571 京都市産業観光局商工部伝統産業課 「市民意見募集担当」

ファックス 075-222-3331

電子メール densan@city.kyoto.jp



今回、この委員会でワーキング委員会委員長をつとめ、提言のとりまとめに取り組みました。

ぜひ市民、伝統産業関係者、企業・NPO・大学関係者などのご意見、アイデアをお寄せください。



内容のポイントはつぎの機会にでも紹介したいと思います。



京都市伝統産業活性化検討委員会ホームページ

http://www.city.kyoto.jp/sankan/densan/kentouiinkai/kentouiinkai.htm

05/02/14 : Comment(0) : TrackBack(0)

テーブルウェアフェスティバルと京都スタイルカフェ(2)

9日、東京でした。

京都市の伝統産業の仕事に関わっている関係で、東京でのイベントに参加しましたので、そのレポートの続き。



午後からは、表参道のハナエモリビルの5階のラユンヌ・ギャラリエで9日・10日と開催された Kyoto Style Cafe 2005

京都の繊維産業、伝統産業の力を現代に活かすというテーマ性を持った企画で、今回は「ラユンヌ」という家具インテリアのギャラリー展示をしているところとの提携で、京都の企業がそれぞれに工夫した製品、作品を持ち寄り、家具展示の空間の中に展示されていました。



展示の仕方が家具空間とコーディネートされているというのがとてもいい感じでした。

伝統産業の織物の技術を活かして、カーボンを素材にした新しい織物の作品などは、こういうきわめて先端的な工夫がなされていることに感銘を受けました。

西陣織の帯の延長でデザインを変えてソファがつくられていたのも、とても上質な感じがするすばらしいものでした。

京友禅の文様を活かしたベッドルームの壁に飾るオブジェもまったく違和感なく当てはまっていました。



京都の新しいチャレンジがここに集まりました。

ここで集まっている方々が実に意欲的でいろいろなアイデアをお持ちでした。

そしてこれを東京でやるというのがいいと思います。

東京で認知されなければ、いま、新しいチャレンジは認められたことにはなりません。東京で認知されれば、全国に発信されるでしょう。

東京で勝負!

05/02/13 : Comment(0) : TrackBack(0)

学部ゼミプロジェクト発表(5)

学部ゼミプロジェクト発表(3)2005/1/25 で紹介した「カバンプロジェクト」が新聞に紹介されました。



8日〜9日、京都の国際会議場で京都ビジネスフェアが開催されていたのですが、そこで産学提携の事例の1つとして発表。協力企業のブースでもカバンを展示。そこで取材を受けました。



前回はまだ発表前ということで具体的には紹介しませんでしたので、その続き。

協力していただいた企業はモフミーという会社です。TEMASという衣料ブランドを展開しており、京都市の六角新京極東に店があります。

その最大の特徴は、京都の誇る伝統の技術である京都紋付の深黒の染めの技術で、それを活かした衣料品やカバン、小物を展開しています。

新作の道中財布も組紐を巻くという提案。ここに時、ゆとりをつくるんだと社長の森富士男さんがおっしゃっていました(9日のKyoto Style Cafeでお会いしました)。



若林靖永ゼミの学生がアンケート等をもとに、トートバッグ、しかもたくさんの教科書やパソコンも入る、肩にかけられる、雨が降っても大丈夫、傘が収納できるというようなスタイリッシュなカバンを提案。モフミーのデザイナーらのご協力によって、それが具体化、製品化されることになりました。



これもモフミーが京都大学の学部教育、学生の取り組みに関心を持っていただき、それを応援してくれたおかげです。本当にありがとうございます。学生たちはものづくりのおもしろさと奥深さに触れたと思います。調査をしその結果をデザインに結びつけることのおもしろさとむずかしさにも。



発売予定は4月。



日本経済新聞2月10日付、京滋欄です。

http://www.nikkei.co.jp/news/retto/20050209c6b0903709.html



TEMAS

http://www.temas.jp

05/02/11 : Comment(0) : TrackBack(0)

テーブルウェアフェスティバルと京都スタイルカフェ(1)

9日、東京でした。

京都市の伝統産業の仕事に関わっている関係で、東京でのイベントに参加しましたので、そのレポート。



東京ドームで2月7日から14日まで開催される「テーブルウェア・フェスティバル」、実にいろんなものが展示・発売されています。

初日の7日は3万人ということで、9日午前も結構にぎわっていました。女性のグループがとても多かったですね。

展示の内容は、コンテストとして「第13回テーブルウェア大賞〜優しい食空間コンテスト〜」があって、プロ、アマチュアそれぞれの作品が展示されていました。さまざまなテーマでのテーブルコーディネートが提案されていて、自分のセンスを刺激されます。

日本の陶磁器の産地のコーナーとして、九谷、美濃、京焼・清水焼、瀬戸織部、多治見、有田。

ノリタケ、大倉陶園、HOYA、レイノー、アレッシィなど。

そして陶磁器、漆器、ガラス、骨董品などの展示販売のお店がたくさん。



京焼・清水焼のコーナーでは、「祇園さゝ木と京焼・清水焼」ということで、祇園の割烹の「祇園さゝ木」の料理人とコラボレーションで、9人の若手陶磁器職人が食器をつくり、それに料理を盛りつけるという企画。

料理は写真で展示されているのですが、驚くべきことに、現物の陶磁器が目の前にあるにもかかわらず、料理が盛られて撮られている写真の方が、器もすごく良く見えるのです。料理もとても美味しそうに見えるのです。

器と料理と写真技術の3つの力ですね。



当日は、店頭に今回の作品をつくった岡山高大さんと黒木杏子さんとお話ししました。岡山さんは、料理人の方と話すことで今までつくったことがないものにチャレンジして、むずかしかったけれど、いい勉強になった、こんな料理とセットになってというのは今まで想像していなかったので面白かった、という感想を述べていました。



使い手と出会う、買い物客とお話しする、こういう機会はなかなか職人さんにはないので、そういう意味でとてもいい機会になったんだろうと思いました。

05/02/09 : Comment(0) : TrackBack(0)

節分おばけ後祭

2003年の7月にスタートしたプロジェクト、楽洛まちぶら会はとても楽しい会です。

その新しさ、楽しさの訳はまた別の機会に考察するとして、今回は2月6日に開かれた「節分おばけ景色」の報告です。



節分に「お化け」というのは、愛知県出身の僕はまったく知りませんでした。みなさんは知っていましたか?

昔は京都の各家庭でやられていて、今は花街で続いているようですが、要するに仮装です。

節分の夜に仮装して、鬼を驚かして追い払うという厄よけの行事なんですね。



節分に厄よけで、幸を招くというのも縁起がいいし。

マスカレードみたいだし、ハロウィーンみたいだし、とにかく楽しめます。



これは面白い行事だからこれを京都の都心部で大々的に広げようというコンセプトで、とにかく関わることに。



具体的には、2月6日は後祭ということで、昼、祭援隊・節分のおばけ実行委員会主催で三条通などを仮装行列。鎧武者姿の人たち、新撰組のみなさん、クレオパトラ、バスガイド、いろんなおばけが歩きました。



夕方には、楽洛まちぶら会主催、新風館で、仮装コンテスト「紅白化け合戦」を開催し、優勝はカワイイ男の子が仮装した牛若丸でした。キャッツも可愛かったんだけどね。田中神社の祢宜・宮司による招福祈願もあって、これはとてもまじめな気持ちで取り組めたのが良かったです。前進座の丸山貴子さんによるメイクの手ほどきも驚きの話術と技術でした。文化博物館前での歌と踊りもさわなかな風が吹くような感じでした。来年1月には南座で井上ひさし原作、いずみたく作曲の「たいこどんどん」という江戸風歌舞芝居を公演するということで、その中からの歌でした。豆まきもしました。



その後で、文化博物館でライトアップ「節分お化け景色」、松下電工の方のご協力を得てLEDでライトアップしました。大型のLEDでとてもきれいにすっきりした色がはっきりと出ていましたし、色の変化はプログラミングできるのでその変化も楽しかったです。



今回時間も短く、宣伝も準備も声かけも十分にできたわけではないのですが、やはりやってみたのは正解でした。

やることで、体験することで、こういうものだというコアのイメージが確立し、そしてそこからどういうものに発展していけるか、というイメージが広がり、そのためにはどんな仕掛けやサポートが必要かという課題も明らかになります。

福を招き、仮装を楽しむ、市民参加のお祭りとして育っていくイメージが広がりました。

そしてそれが京都のまちの価値を高める新しい仕掛け・風習となっていく、冬の名物の1つになるといいなあと夢見ています。



みなさんもぜひ来年の節分おばけ、ぜひ思い思いの仮装で参加してみませんか。

僕も今年は出張と重なって仮装はパスしたのですが、来年こそは仮装で楽しみたいと思います。



★節分お化け公式サイト http://www.obake.tv

★楽洛まちぶら会サイト http://www.do-kyoto.jp/machi/index.htm

★祭援隊WEBサイト http://saientai.net/



★京都新聞記事 http://www.kyoto-np.co.jp/article.php?mid=P2005020600075&genre=K1&area=K10

05/02/07 : Comment(0) : TrackBack(0)

学部ゼミプロジェクト発表会(4)

1月14日に行われた学部ゼミのプロジェクト発表会報告の続きです。



僕のゼミのプロジェクトは学生たち(3年)が企画し2年と一緒にチームをつくって1年間取り組んで発表というもので、テーマは自由。

毎年いろんなテーマが取り上げられます。一応、マーケティングのゼミなので、マーケティング・リサーチをやるということぐらいが共通項。



3つのプロジェクトに分かれているので、3つめを今日は紹介します。

「自己分析セミナー」



このプロジェクトの特徴はなんといっても、調査ではなく、自分たちでビジネスをやるというのが目標というところにありました。

ですから4月の段階では山のようなアイデアはあるものの、なにも決まっていませんでしたし、前期はあるテーマでのビジネスプランを具体化しようとしていましたが、その困難さが明らかになり、今回は断念することにもなりました。

したがって、夏休みぐらいを転機にした再挑戦プロジェクトでもありました。



そこでやることになったのが、学生自身が企画して実行する「自己分析セミナー」でした。

就職活動を支援する既存の事業をいろいろと調査分析する中で、埋められていないニーズ、課題を見出して、それを事業化したのです。



・就職活動ノウハウではなく、自分自身を見つめる機会をつくる

・短時間の聞く中心ではなく、自分で考え、ワークシートに記入し自己分析をすすめる

・専門的な社会人アドバイザーにより、自己分析を深める

・友人らの見方というのも事前に集めて、他者評価も活かす

・自分の自己分析を他のグループメンバーに語り合うなかで深める



自分たちでウェブやメールで募集し、大学外で会場を借り、社会人の方の応援を依頼し、自分たちでシナリオ、ワークシートをつくり、司会、運営を行って、完全な手作りの有料の自己分析セミナーを成功させました。

セミナーは2日間にわたって行われました。

参加者の満足度で普通がなく、5点尺度で4以上という高満足度を獲得しています。

また、アドバイザーとして関わっていただいた社会人の方からも、これを実際に事業として展開しようという申し出もいただき、一定のクオリティを実現しているという評価をいただきました。



このセミナーの最大の成功のカギだと僕が評価するのは、ねらい、メッセージの明確さです。

この「自己分析セミナー」では、「自分の理想」を描くことが目標でした。

つまり、このセミナーの背後にある価値観は、自分の理想をもって、それに向かってすすむ生き方が素晴らしいというものです。

ですから、そのために、自分の過去、自分の強みや弱み、自分の好き嫌い、価値観などを掘り下げることを通じて、自分の理想、そのためになにをやるべきか(アクションプラン)を設定することを熱く!要求しました。

メッセージを明確にして、それに従って、首尾一貫したプログラムをつくったということが、良かったのだと思います。

強力でシンプルなメッセージを確立すること、これがクリエイトするときに重要なことだということをあらためて学びました。

05/02/05 : Comment(0) : TrackBack(0)

あたりまえだけど、とても大切なこと

『あたりまえだけど、とても大切なこと 子どものためのルールブック』



ロン・クラークさんというアメリカの小学校の教員が書いた本。

亀井よし子訳で草思社から出版。



本書は、子どもに守らせる50のルールが示されている。

そしてそのルールの意味や、実際の授業での経験が説明されている。



これを読んで思ったことは、情けないことだが、基本を徹底することの重要さである。

なんとなくわかっているけれど、ちゃんとやりきれていない、そういう自分の姿勢の甘さというものに気づかせてくれる。

子どものときに徹底して教育されることで、自分を大事にし、他人を大事にし、いっしょに気持ちよく生きていくための基本を身につけることができる。

それはとても具体的なことだし、その意味も明確である。適当にやるというものではない。



僕がこの人、素敵だな、いい判断・行動がジャスト・タイミングで出るなと思うとき、実はその内容はこの本で書かれていることの延長線上のことであったりする。

もっと言うと、僕が、こいついやなヤツだな、いっしょにいると気分が悪くなるな、なんて失礼なヤツだろう、とか思う場合、実はこの本のルールを破っているからだったりする。



読む人によっては、当たり前すぎてくだらないと思うかもしれないし、つまんないことが書いてあると思うかもしれない。

しかし、大人がこういうあたりまえのことをちゃんと意味を理解してちゃんとやらないから、子どももなにが正しいのか、どう判断したら自分と他人を大事にしていけるのか、ということがわからなくなってしまうのではないだろうか。



いま、大学の教師をやっているけれども、学生に対して専門の授業だけを教えるだけでいいとは思えない。

授業やその他の時間を通じて、こういう基本を伝えていくことが大事だと思う。

専門知識を身につけるより、よっぽど生きていく上で大事なことなのだから。

05/02/03 : Comment(0) : TrackBack(0)

コンタクトレンズ

淡路のウェスティンホテルで、研究会合宿が土日であり、その帰りにコンタクトのお店に寄った。

コンタクトレンズをするのは初めてである。

なんだか不安でやっていないことがいろいろあるのだが、その1つがコンタクトだった。



コンタクトのお店に行くと、隣に眼科医があって、協力関係になっていることを知った。

コンタクトをする人ならみんな知っている常識なのだろうが、メガネを買うときにはそういうことはないので、少し緊張する。



眼科医のアシスタントのアドバイスを受けていろいろ勉強する。

花粉症のせいか、目が充血していると眼科医の診断。



で苦労してコンタクトをとにかく入れてみて、はずしてみて、また入れてみた。

自分でやるのはなかなか大変である。

コツがいる。

でも入れた直後少し涙ぐむものの、すぐにあまり気にならなくなったので、これはいいかもと思う。

ハードは違和感が続くらしいですが、ソフトは本当になじみやすいですね。



そして何よりも大きな驚きは・・・

初めて自分の顔に出会った・・・

もう大学以来ずっとメガネなしでは自分の顔は見ていないので、自分の顔、目、というものに本当に出会ったという感じ。

これが結構おもしろい感覚で、これから自分の顔というものをもっと意識しよう、目に力を入れてみよう、などというようなことを考えてしまう。



コンタクトは世界を変えるのかもしれませんね。

05/02/01 : Comment(0) : TrackBack(0)

千家十職中村宗哲

美しい生き方、こんな言葉が似合う人に会うとはっとする。

恥ずかしい気持ちにもなるし、そうなりたいという自分の中に希望が芽生える。



京都市伝統産業活性化検討委員会の委員になっていただいている千家十職の第12代宗哲さん(中村弘子さん)のお宅を訪問する。



お部屋に通されてお話を伺う一つひとつの空気がおだやかででも退屈させない感じがする。



まず漆器の世界があり、それとは別に茶の世界の漆器があること。

いま、私たちはメーカーがつくったものを小売店で選んで買うというスタイルが一般的である。

また工芸の世界では、造り手の表現というようにとらえられており、いわゆる「作家」という見方が広がっている。

しかし、古来に目を当てるとそれは違う。あくまでも使い手の発案、使い手がその使われる目的、場、用法などを考え、使い手の美意識を活かした企画、そして意匠が考えられる。発案者の美意識にしたがって造り手がそれにこたえるものなのである。



利休居士の好まれた道具の形と寸法を「利休形」としてまとめたこと。

最初見せていただいたなにかの物差しというような印象を持ったのだが、一枚の板きれがあり、これが棗(なつめ)の形を残すものとなっている。これを「切り型」と言う。



こうして不易の型として「利休形」が確立する。



利休以後の宗匠の方々も自ら茶具を創案しており、これをその宗匠の「好み」と呼ぶ。



使い手の感性が茶の湯のなかで磨かれたことがあって、造り手がそれにこたえてさまざまな創意工夫のあるものが生み出されてきたのである。



これをふまえて、宗哲さんは、現代の若い人が、若い人なりのお茶を楽しむという生活をしていだけるような、そういうものを提示していくことが求められると言う。

陶磁器の飯碗が普及する前は、汁椀だけでなく飯椀も漆器だったそうです。現代に漆器の椀を復興させようという提案「私のお椀」も色とりどり(5色)美しいものでした。



型を継承するとともに、その自由でやわらかい発想に驚いてしまう。境界をやすやすととびこえてしまう軽やかさがある。

それは着物の着こなしにもあらわれている。

ファッションの先駆者は自らの美意識に合うものを創造するのだということを教えられた。



美意識を大事にしていますか?



参考 中村宗哲『漆うるはし 塗り物かたり』淡交社 2001年

05/01/29 : Comment(0) : TrackBack(0)

悉皆屋「越村染工場」

エルマガ・キモノで、どこ行く? [2005年01月07日(金)] で取り上げた「越村染工場」さんを訪問しました。

大宮通御池を上がったところにあります。



3代目の現主人の越村一也さんのお話を聞きました。

「悉皆屋(しっかいや)」とは、とにかくどんな業種・業態なのか、全体の構造をわかるのがむずかしい。

いろいろと聴きながら整理してみると・・・



誂え手描き友禅の世界では、デザインを起こしてそれをさまざまな職人さんが担当する工程を経て、完成するというもので、これらを指揮するというのが仕事。「染匠」と呼ばれています。

これだけ聴くとメーカーのようだが違うようです。

あくまでも問屋さんからの注文で、問屋さんから白生地を預かって、職人さんの間をコーディネートするという仕事。

ですから、まず、製品の製造者としては問屋の名前が一般的には示されていて、悉皆屋・染匠さんの名前ではありません。

それに、白生地などの原材料費や職人さんの工賃を負担することもありません。これらは問屋の領域です。

つまり、問屋さんがいわゆる製造問屋であるのだけれども、実際の製造の「親方」「指揮者」の役割を果たしているのが悉皆屋・染匠さんということになります。



越村一也さんは自ら筆をとってデザインをする方で、注文主と1年近くもやりとりしながらデザインをまとめているものもあるそうです。



それと越村さんのところは、2代目のお父さまが20年ぐらい前に、手描き友禅だけでは将来もたないと判断して、それから本格的に「着物クリニック」の仕事を始めたそうです。

これは当時としては早い判断で、これまでの積み重ねでいろんな問屋・小売・個人等から、着物の直しの相談・依頼がまいこんできているようです。



この直しという世界も奥が深い。

というのも、もともとは手描きですから。

1 汚れたのでそこに新たな柄を描き足してわからなくしてしまう

2 生地の色が地味なので違う色に染め直してしまう

3 柄の色が気になるので、違う色に染めてしまう

などなど。



昔、「ブランド」というテレビドラマがありました。今井美樹と市川染五郎の共演でしたが、その際も、今井演じる碧は有名ブランドのプレス担当。映画撮影用の一品もののドレスにコーヒーのしみをつけてしまって途方にくれたとき、染五郎演じる宗一郎がタクシーで夜通し飛ばして京都におもむいて、そこでシミ抜きをやって間に合わせてしまうというような話がありました。(第5話)



やはり京都にはそういうすごい技術がある、すごい人がいるという話ですね。














05/01/27 : Comment(0) : TrackBack(0)

学部ゼミプロジェクト発表会(3)

14日に行われた学部ゼミのプロジェクト発表会報告の続きです。



僕のゼミのプロジェクトは学生たち(3年)が企画し2年と一緒にチームをつくって1年間取り組んで発表というもので、テーマは自由。

毎年いろんなテーマが取り上げられます。一応、マーケティングのゼミなので、マーケティング・リサーチをやるということぐらいが共通項。



3つのプロジェクトに分かれているので、2つめを今日は紹介します。

「カバンプロジェクト」



「カバンプロジェクト」は何か形になるもの、商品開発をしようという目標で取り組まれたグループです。

大学生の通学カバンの調査・製作・販売をテーマに、マーケティングリサーチを行って、その調査結果を分析し、それにもとづいて商品コンセプトとデザインを考え、協力企業との交渉を経て、できれば商品化へというものです。



詳しいことは商品発表後ということで今は伏せておきます。お楽しみにしていてください!



このプロジェクトの経験で特徴的だったことの1つは、「調査を漫然とやるだけでは商品開発はできない」ということ。

商品を開発する切り口を見つけるんだ、この問題について消費者はどのようにみているのか、この解決策についての消費者の評価はなにか、というように、とにかくリサーチャーが問題意識を鋭く持って、能動的に向かわなければ、焦点がどんどんぼけていってしまい、拡散してしまって、商品コンセプトの像を描けません。



このようなリサーチは、時系列で課題が変わることもポイントです。

最初は、探索的なアプローチで、通学カバンの所有・利用状況、不満はなにか、購買選択理由などなどを調べて、切り口を探る。

つぎは、いくつか商品化のための切り口を設定しておいて、それをさらに深めるために、仮説をいくつかつくり、それを検証するようなリサーチ。

サンプルができてくるような段階では、さらにデザインの詳細を詰める等の細かいところを確認検証することが課題となる。



かたちあるものをつくるコミュニケーションの難しさというものも特徴的でした。

専門の方とのやりとりで、商品コンセプトからデザインへ起こしていったのですが、外注してつくっていただいたサンプルが、かなり指定していたものと違ってしまい、サンプルを使ってのグループインタビューを断念するほどでした。あまりにも違うサンプルをもとに、さらに手直しをして第2サンプルでようやくイメージに近いものへ。口や文章や絵だけでは十分なコミュニケーションができるとはかぎらず、ものづくりは、実際にものをつくって確認することの大事さを学びました。



もうしばらくしたらお披露目できると思います。

そのときにはさらに詳細を発表しますのでお楽しみに!!

05/01/25 : Comment(0) : TrackBack(0)

学部ゼミプロジェクト発表会(2)

14日に行われた学部ゼミのプロジェクト発表会報告の続きです。



僕のゼミのプロジェクトは学生たち(3年)が企画し2年と一緒にチームをつくって1年間取り組んで発表というもので、テーマは自由。

毎年いろんなテーマが取り上げられます。一応、マーケティングのゼミなので、マーケティング・リサーチをやるということぐらいが共通項。



3つのプロジェクトに分かれているので、その1つを今日は紹介します。

「雑貨屋プロジェクト」



学生や若い人に人気があって、ナゾの多いのがいわゆる雑貨店。

京都の四条界隈の雑貨店を調査したり、その利用やイメージについての消費者調査を行ったり。

さらに特定の雑貨店のご協力を得て、街頭来店調査等を行って、課題と解決策についての企画をまとめるというものでした。



おもしろい発見がいろいろありました。

雑貨店はどこも同じようなものがありながらやはりそこにしかない品揃え、雰囲気というものがあり、客層が結構違います。

きわめて嗜好性が高い!

だからか、ヘビーユーザー(月1回以上利用)においては、ほとんど「不満がない」という結果。満足してしまっている。

逆に言うと、自分に合うところを見つけてそこに行ってリラックスしたり遊んでいる感じか。



また、店員と客層の雰囲気が近く、それが好みの品揃えや雰囲気作りにつながっている。

チェーンストアとして標準化されたタイプの雑貨店もあるが、一般にはそれぞれのお店の店長やスタッフが自分たちの感性を大事にしてお店をつくっていくことで、命を吹き込んでいるというのが雑貨店。



もっとつっこんで分析考察してみたいと思ったのは、結局のところ、雑貨店のマーケティングの体系、法則のようなもの。

感性や雰囲気が大事というところでストップしていたら、具体的に組み立てたり、問題を発見したり解決したりという議論にならないので、それをいかに明確化するか、見えないものを見えるようにすることがマネジメントにおいては大事だと思います。

こういう小売店では、お店自身が、「製品」「ブランド」です。

お店のコンセプト、それを具体化する機能や演出、コミュニケーションといったものをデザインすることが求められます。



プロジェクトCのみなさん、お疲れ様でした。

ご協力いただいた雑貨店へのプレゼンテーションもがんばってください。

05/01/23 : Comment(0) : TrackBack(0)

第4回京都市伝統産業活性化検討委員会

昨夜は第4回京都市伝統産業活性化検討委員会が京都駅近くのキャンパスプラザで開催。

こんど京都市では伝統産業についての条例を制定する方向で、そのための議論をすすめています。



2時間ぐらいのなかで議論ができるのかということがありますが、今回もおもしろい会議でした。3人の女性の委員の意見を紹介します。



前日もごいっしょしていたサントリー不易流行研究所の佐藤友美子さんは・・

伝統産業を考える上で大事なことは、文化、生き方、生活とのかかわりを取り戻すこと。

生活からはなれてしまっていることが根本問題で、団塊の世代が「良き消費者」となってこういったものの価値を認めていけるようになるといい。

また若い人も「和」とは何かというむずかしい理屈ではなく、時間やゆとりや空間の魅力で京都を再発見し、着物や伝統工芸品を再発見している。いや前の世代から教えられていない分、新発見と言ってもいいぐらい。



ホテル日航プリンセス京都の支配人の南恵美子さんは・・・

ホテルの魅力をつくる上でも、京都の料理に京都の食器、陶磁器を合わせてつくっていきたい。こういう文化を大事にしていくことだと思う。



千家十職塗師十二代宗哲の中村弘子さんは・・

昔のように一部の人たちが深く楽しむ時代から、多くの人が文化的なものに触れるようになって薄くなってきている。

だから私たちもやり方をそれに合わせて変えていくべき。

たとえば、私は着物は洋服のように着よう、洋服は着物のように着よう、と考えている。

もっと「きれい」ということにこだわったら、逆に今のスタイルにこだわらない可能性があるのでは。



僕の言葉でまとめてしまっているので、細かい言葉の違いはご容赦ください。

文化を創造継承するのが伝統産業であるという理解が、とても大事だとあらためて学びました。



2月の上旬には提言(中間報告)が発表され、パブリックコメントが募集されます。その際には、また報告しますね。

05/01/21 : Comment(0) : TrackBack(0)

市場創造と社会貢献の新しい関係(1)

今日はサントリーの不易流行研究所での勉強会で報告。

佐藤友美子部長とはある演劇でいっしょになり、NHKのドキュメンタリーでともに紹介されたことも。その話は別の機会に。



昨年の11月18日、京都橘女子大学(4月から 京都橘大学 男女共学化)の現代マネジメントフォーラム「企業の市場創造と社会貢献ー現代マネジメントの使命」が開かれました。

松下電器産業株式会社の中村邦夫社長の基調講演ののち、パネリストによるシンポジウムが行われました。

そこでパネラーの一人としてお話しようと準備したことを、そのときは15分で十分に話せなかったので、あらためて取り上げました。



要点は・・

売れない、消費者がわからない時代において、革新的提案による「市場創造」、それによる「社会的イノベーション」が求められる。

寄付やフィランソロピーとは別に、「社会的イノベーション」を引き起こし、エコロジーやユニバーサルデザインやディーセントワークなどの社会的課題の解決に取り組むビジネスそのものが、「社会貢献」である。



要するに、本業こそ、金儲けの事業こそが社会貢献でもなければならないというコンセプト。

金儲けとは別に社会貢献があるという対立的な見方は克服すべきである。



続きはまた。

05/01/19 : Comment(0) : TrackBack(0)

阪神大震災10年

1995年1月17日、阪神大震災。あれから10年。

日曜日深夜も各テレビ局で特番が放映されており、それを見ながら当時のことを思い出していた。



神戸には世界最大の生協であるコープこうべがある。

コープこうべが阪神大震災でどのように行動したのか、それについての調査に加わったことがある。

その中から1つ忘れられないエピソードを紹介したい。

(「被災地に生協あり」くらしと協同の研究所、1996年、から)



六甲アイランドは人工の島で橋1つで本土とつながっています。そこの生協のお店の話です。

その日、店近くに住んでいた店長は家の中もひどかったけれど、店が心配になり、朝6時半にはお店に入りました。

お店のなかもお酒類がひっくりかえっていて割れてしまっていました。

本部、そして職員に電話をかけようとするのですが、ほとんどかからない。



10時半ごろ、自治会長さんとPTA会長さんがまっくらな中懐中電灯を頼りにお店の中に。本土とつなぐ橋げたが1つ落ちて「陸の孤島」になっている、「ほうっておくとパニックになるので、ぜひ生協としても、なんとか支援物資の協力をしてもらえないか」という申し入れがありました。



本部に連絡もとれません。店には自分しかいません。そこで店長は「物資の提供はしましょう。ですが、住民の方には病気、ケガの人もいるでしょうから、できるだけ平等に渡せるようにしていただけますか」と答えました。



それを受けて、午後2時ぐらいから、まちの役員さんたちが集まってきて、食料品の搬出・配分の作業に取り組みました。そしてそれぞれ自分たちの街区に持ち帰り、分配を行いました。



翌日の昼から六甲アイランドのデベロッパーである積水ハウスさんから支援物資の第1弾が届きます。積水ハウスの人と自治会長さんらと、それをどう分けたらいいかという話になって、生協の店舗を支援物資の集荷基地、仕分け基地として活動することになりました。



3日めにやっと本部と連絡がとれ、4日目から食料品の入荷が始まり、店舗がオープンしました。



これらの一つひとつ、店舗で作業する職員や住民の安全、そして食品の安全性に気をつかいながらすすめています。



さて、これってどう思いますか?

本部と連絡がとれない中、なぜ店長はそういう決断ができたのか?こういう疑問が湧きませんか?

この質問に対して、店長は、どうして同じ質問が繰り返されるのか、と思ったと言います。

自分からすれば、生協で働くようになって以来、繰り返し「さきに組合員ありき」ということを学んできたし、組合員の立場に立っていつもどのように行動するか、考えてきました。

ですから、本部と連絡がとれない以上、組合員の立場ですべて判断しよう、あとでなにか問われたら責任をとったらいいんだと、腹をくくって取り組んだそうです。



自治会長をはじめ住民の人たちが落ち着いて行動したこと、それにコープの店長が応えて自分の判断で対応したこと、こうしてあの日をのりきった、生き残ったわけです。



震災復興の課題はまだ残っていますし、日本各地の震災対策はまだまだ多くの課題を残しています。それらにしっかり取り組むことが大事ですが、それだけではなくて、そのとき、自分たちがどう考え行動できるか、あらためてそのことを問いたいと思います。

05/01/17 : Comment(0) : TrackBack(0)

学部ゼミプロジェクト発表会(1)

14日はセンター入試。

学部ゼミのプロジェクト発表会を開催。

3年と2年の合同で、3つのグループに分かれて、4月から取り組んできた自主企画調査研究(おもにマーケティング・リサーチ)を、パワーポイントで発表。

今年も力作、大作でとても刺激的で感動的でした。



その後は、打ち上げの懇親会。3次会まで行って、そのあとも学生と明け方までしゃべっていたので、プロジェクトの紹介とコメントは続きをお楽しみに。

05/01/15 : Comment(0) : TrackBack(0)

性的訴求広告

院生の論文審査がある。

そこでとりあげられたテーマが性的訴求広告。

その結果で面白かったことがあるので紹介したい。



今回の実験は、女性を対象に、男性モデルの露出による性的訴求広告を見せて、その広告効果を比較測定したもの。



予想外の結果だったこと。

今回、女性にとって性的に関連すると思われるものとして、香水、逆に関連がないものとして、MDプレイヤを選んで、比較した。予想は、香水の広告の方が、MDプレイヤの広告よりも、性的訴求広告の結果、広告製品に対する態度が肯定的であると仮定した。性的なイメージを持つ商品の方が、性的訴求広告と調和的という仮説です。

ところが、実際は逆。MDプレイヤの方が香水の広告より肯定的だった!



ここから先は考察だが、MDプレイヤは男性モデルと調和的だったという効果があらわれたと考えられます。だから、男性モデルの露出広告において肯定的な評価を持ったというわけです。

製品それ自体に、「男性的」「女性的」といったユーザーイメージがあるということですね。

今回の実験は、この罠につかまってしまったわけです。



製品広告で男性モデルを使うか、女性モデルを使うか、それもまた、製品イメージに基づいた方がより効果的ということですね。

(だから逆にはずすというテクニックもあるわけですが)

05/01/13 : Comment(0) : TrackBack(0)

111

今日は111

だから何だっていうわけではないが、1が並ぶのってなんだか気持ちいい。

こういう縁起物って何なんでしょうね。

スポーツ選手などは、試合の日は家を右足から出るとか、なんとか、いろいろとジンクスがあったりする。

経営者もいろいろと縁起をかつぐ人が少なくない。

まさか本当にそれで運が向くと思っているのだろうか?



いくらかは本当に思っている人には幸運が招かれるのかもしれないとも思ったりする。

一歩先は闇。

この先、何があるかわからない。

普段はこの先も今の延長なんだろうと勝手に思いこんでいるからそんなに不安じゃない。

でもスポーツや経営など、勝敗、結果が問われる場合はそうはいかない。

どういう結果になるか、とても不安。

もちろん、全力で自分でできることはやっておく。

それでも不確実性は免れない。

そういうとき、最後に「安心して」取り組めることが大事。

そうすれば普段通りの力が発揮できる。

ひとつまみの「安心」のためのジンクスや縁起担ぎ、これも実力を発揮するメンタル・トレーニングなのかも。



受験や就職活動に取り組むみなさんも、全力の努力にひとつまみの縁起担ぎ(キットカットとかね)ですよ。

05/01/11 : Comment(0) : TrackBack(0)

えべっさん

9日は人に会う用があって四条へ。



今日は宵えびす

京都の「えべっさん」と言えば、大和大路四条南の京都ゑびす神社。

10日が十日ゑびす大祭(初ゑびす)で大にぎわい。



9日は四条通を四条と祇園の商店街の人たちによる行列が歩きます。

七福神を乗せた「えびす船」が八坂神社から四条通の御旅所の間を往復します。

その間、ささを配ってくれたりします。

僕も福ささ、いただきました!

ありがとうございました。

こちらのゑびすは、八坂神社のゑびすです。

平安時代からという話なのでこれも古い話。



「商売繁昌で笹もってこい」

愛知県生まれの僕は京都に来るまで知りませんでしたが、威勢がいいのがいいですね。

マーケティングは「科学」「ロジック」「システム」「仕組み」というようなことを強調しているのですが、それだけに、いやいや、「おもろいこと、新しいことやってやるで」と事業者・商業者が年頭に当たって決意することもまた、すごく意味のあることだと思います。

「商売人の勢い・熱気」をこうやって演出する、祭り・慣習というのもすごいなと思います。昔の人もたいしたものです。



えびす様はにこにこ笑ってお出でです。

笑う門には福来たる

今年も笑顔で行きたいものですね。

05/01/09 : Comment(0) : TrackBack(0)

エルマガ・キモノで、どこ行く?

キモノつながり。



エルマガジンの2005年1月号の特集は「キモノで、どこ行く?」

「今風キモノ、ことはじめ」ということで、キモノで行きたいイベントの紹介とか、15000円以下でのアンティークキモノのコーディネートとショップの紹介とか、キモノ着て遊ぼうという感じの情報がたくさん。

http://www.lmaga.jp/lmaganew/index.html



そこに越村さん、発見!

悉皆屋さんっていう仕事知っていますか?

しっかいや、と読みます。

京友禅は、生産工程がたくさんに分かれていて、多くの職人の手を経てつくられます。

そこで、注文主の意向を聞いて、職人たちにそれを伝えて、調整してキモノをつくるという、コーディネート、プロデュースの役割が必要です。

これが悉皆屋さんの仕事です。

最近は「染匠」とも言います。



エルマガの30ページに越村染工場さんが紹介されています。

この写真の真ん中の女性が越村美保子さんです。

京都市伝統産業活性化委員会でごいっしょしています。

美保子さんは外から来た人です。三代目の夫は専門家で、美保子さんはイベント企画やウェブ、広報などが得意。

越村さんのところのウェブは、キモノのクリニックの情報など、盛りだくさん。キモノの汚れとかどうしたらいいいのかという質問にもていねいに答えてくれています。

http://www.shikkaiya.jp/



伝統産業だからといって同じ事をやっていたらいいわけではなくて、ウェブとか新しい企画・販路とかに取り組んでいかなくてはなりません。

その意味でこの二人のコラボレーションはいい感じ。



手描友禅の完全受注ですから、越村さんのところは一品もの。

世界に一つしかないキモノ、つくってみたいし、着てみたいし、贈ってみたいものですね!

05/01/07 : Comment(0) : TrackBack(0)

ほんとうの時代

PHPが出している雑誌で「PHPほんとうの時代」がある。

それに自分が掲載されたので紹介しよう。



「PHPほんとうの時代」はなんで「ほんとうの時代」というタイトルなんでしょうね。

サブタイトルは「50代から読む”大人の生き方誌”」

人生80年時代においては、50代から新しい充実した生き方を求めていく必要があるということで、それに役立つ情報を満載した総合的実用誌というコンセプトである。

これはすばらしいコンセプトだと思う。

長寿社会においてシニアの人々がいかに豊かな人生を送るか、これは人類の歴史上未知の新しい挑戦、創造なのだと思います。



さて、この雑誌の2005年1月号の特集は「人生後半からが面白い」「男の着物はじめ」

自分は「男の着物はじめ」で取り上げていただいた。

これもある出会いがきっかけなのだが・・・それはまた別の話。

本特別企画は、人生を楽しむ、この具体的な一例として、男も着物をTPOで楽しもうというオススメで、着物を楽しんでいる男の人を紹介するとともに、コーディネートを提案し、着付けのガイドも掲載している。



おしゃれを楽しむ

自分をアピールする

自分をかっこよく立派に見せてくれるのが着物じゃないか。

50代以上の人たち、女性はすごく元気ですから、特に男性がもっと「元気」であってほしいと思います。

そのためには今までやったことのない新しい行動を実際にやってみること。

その一歩として着物を楽しむ、着物で楽しむという今回の企画はとてもいいなと思います。



自分が載っている記事そのものは、ちょっとかっこつけすぎていると思うので、そこは僕も背伸びしているということでお許しを(笑)

05/01/05 : Comment(0) : TrackBack(0)

ムシキングって知ってる?

総合スーパーに置かれているゲーム機である「ムシキング」がおもしろい。

今日、甥っ子と遊んだ。一勝一敗だった。

このゲーム、カブトムシやクワガタの仲間がバトルするゲームで、だからか夏はすごい盛り上がりで行列ができていた。さすが正月は空いていたが・・・



このビデオゲーム、いろんな工夫がある。

1 まずゲームセンターではなく総合スーパーに設置しているのがポイントだと思う。親に連れられて来る小さな子どもがお客様である。コンピュータ対戦では勝ち進んでも4回で最終勝利なのでそんなにゲーム時間も長くない。安心して遊ばせられる。

2 百円コインを入れるとまず一枚カードがもらえる。お金を入れたらなにかもらえるというのは、お金を出す納得感がある。単なるゲームだとお金だけがなくなっていく感じだが、これは残る。しかもカードがもらえるというのは、カードを集める、コレクションするという大事な動機づけにつながっている。ポケモンなど、いろんな男の子のゲームの基本はコレクションである。

3 ゲームの勝負のルールは単純である。カードには虫カードと技カードがあって、それをゲーム機にスキャンして登録する。そしてバトルだが、これはジャンケンである。勝てば攻撃し、負ければ攻撃され、あいのこであれば相打ちである。ジャンケンなので小さな子どもでもすぐ楽しめる。

4 ゲーム画面、特に技の画面が派手でリアル。スーパーランニングカッターという必殺技があるが、相手をひきづりまくって最後にとどめをさすという大技で迫力がある。たたかいのシーンが楽しい。



基本はジャンケンだけど無中になるおもしろさがある。ジャンケン、カード、スキャン、バトルといろんな要素が集まっておもしろいものになっている。こういうのがクリエイティビティなんだろう。


05/01/03 : Comment(0) : TrackBack(0)

謹賀新年

2005年、新しい年の始まりです。



今年は自分にとってブログ元年ということでやっていきたいと思います。



ブログはなぜ書くのでしょう?

書きたいから書くということも原点でしょうが、書くからには書き手としての自覚が求められると思います。



ブログが通ったあとに道ができる。

そうありたいと思います。



みなさんは、年の初めに今年の目標はなんだと決めましたか?


05/01/01 : Comment(0) : TrackBack(0)

ブログのはじめ

今年もあと2日。

来年はどんな年になるでしょうね。



ブログを通じて気軽に発信して、いろんな人とおしゃべりしよう、これを来年の1つのテーマにしようと思います。



世界に平和を。みなさん、良いお年をお迎えください。

04/12/30 : Comment(0) : TrackBack(0)

 1  |  2  |  3  |  4  |  5  |  6  |  7  |  8  |  9  |  10  |  11  |  12  |  13  |  14  | All pages