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都市経済学 (前期 月曜2限)
  
概要・目的 合理的な都市政策を見出すためには、都市における経済活動のメカニズムを理解したうえで、政策手段の効果を正確に評価する必要がある。都市経済学は、土地問題、住宅問題、交通問題など現代都市に特有の諸問題に対して、主にミクロ経済学の理論に基づいて分析を行う経済学の一応用分野である。その際、空間的側面に焦点をあてていることが、他の経済学諸分野と比べた都市経済学の大きな特徴である。本講義では都市経済学の基礎を習得することをめざす。



 第1―2週 都市形成のメカニズム
(=「なぜ人や企業は都市に集まるのか」)
 第3―4週 産業立地と都市
(=「都市はどこに立地するのか」)
 第5―8週 都市内土地利用
(=「都市内における地価の高低はいかなる要因で決まるのか」)
 第9週 都市圏の郊外化とサブセンター
 第10週 土地利用規制
 第11―13週 都市の規模と分布
(=「大都市や小都市はどこにできるのか」)

 第14―15週 都市財政と公共財の供給
 

授業計画と内容
 履修要件  「ミクロ経済学入門」を履修済みであることが望ましい
成績評価の方法・基準 期末試験による

教科書 佐々木公明・文 世一「都市経済学の基礎」有斐閣, 2000

参考書 高橋孝明「都市経済学」有斐閣,2012年

エドワード・グレイザー(山形浩生訳)「都市は人類最高の発明である」NTT出版,2012年
  
講義資料 日本の都市化
つけ値地代曲線の傾きを求める
郊外化とスプロール
用途規制―@ 用途規制―A
中心地システム
人口分布と交通ネットワーク
期末試験
問題
解答・講評