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交通経済論 (前期 月曜2限)
  
概要 交通とは離れた場所の間での人や物の空間的移動である.すべての経済活動を一つの場所で行うことは不可能なので,われわれの行う経済活動のあらゆる段階で交通が必要となる.ところで交通手段の供給においては,交通施設の建設と管理,交通産業に対する規制など,政府や公的部門の果たす役割が大きい.高速道路や空港など、交通政策に関する報道がなされることがあるが、経済学的には誤った議論がしばしば展開される。交通経済学は,世帯や企業の交通行動のメカニズムを分析し、主として資源配分の観点から政策手段の効果を評価することを通じて、合理的な政策形成に示唆を与えることを目的として研究が行われてきた.


以下のような課題について、1課題あたり1〜3週の授業をする予定である。

1.経済活動の立地と交通
2.交通行動と需要
3.交通の費用
4.交通料金
5.交通投資
6.交通産業の規制
7.交通混雑と対策



  
教科書 山内弘隆・竹内健蔵 『交通経済学』有斐閣、2002
  
参考書 竹内健蔵 『交通経済学入門』有斐閣、2008年
 
講義資料   交通における規模の経済
  費用便益分析
  交通混雑 @
  交通混雑 A