徳賀芳弘 研究室

徳賀芳弘 研究室

第7回 参加者の声

参加するにあたって努力・工夫した点は何ですか。

  • 台湾の社会・文化を理解するために、台湾から日本へ留学に来ている友人に、事前に聞き取り調査を行った。社会・文化を理解していれば、話題やジョークの提供も可能となり、コミュニケーションを円滑にしうる。
  • 英語での発表に備え、スピーキングの練習と台湾の人にも理解しやすいようにpptの内容・レイアウトを工夫した。
  • 私は、台湾での発表を準備するため、グループメンバー三人と一緒に、半年前から毎週勉強会を行って、企業調査などをはじめ、準備作業を進めました。
  • 自分の発表については、極力棒読みにならないように努めました。英語である以上、ある程度原稿を暗記して臨むのはやむを得ないことですが、お互いにとって非母国語であるからこそ覚えた通りにただ読むのではなく、相手とコミュニケーションをとるという意識が重要だと考えました。そこで、相手の目を見て話す、身振り手振りを交える、少しアドリブを入れてみるなど、できるだけ自然なコミュニケーションをとれるように心がけました。また、台湾の学生の発表の際には、発表の一語一語を聞き取ろうとするのではなく、相手の研究内容の大意を理解することに努めました。そのうえで、相手がなぜそのテーマを研究しようと思ったのか、どのように工夫をして研究をしたのか、といったなるべくシンプルで細部に偏らない質問をするよう心がけました。
  • 慣れない英語での発表であったため、発表内容の確認や音読練習、イメージトレーニングは普段以上に行いました。
  • 可能な限りスライドにミスがないようチェックを行った。
  • 私自身、英語力に不安がありましたので、まずは英語力をつけることに力を入れました。TOFLEの受験もあったので、リスニングや、ライティングの力を伸ばすための練習もしました。発表については、英語での発表であり、かつお互いに初めて聞く発表であるのでできるだけ簡潔に伝わるように原稿やスライドを工夫したつもりです。

参加しての感想を聞かせてください。

  • 非常に有意義であった。国際交流がこれほど自分にとって刺激的な経験になるとは思わなかった。
  • 非常に勉強になりました。英語と会計知識を勉強できるいいチャンスだと考えます。また、台湾大学の学生さんたちとの異文化交流により、視野を広げることができました。
  • 国立台北大学を訪問した際に、その教育カリキュラムが、学士課程から北米型研究を強く意識したものであることに驚きを覚えた。
  • 初めて台湾研修に参加させていただきましたが、台湾の先生方・学生たちと発表そしてディスカッションができて勉強になりました。また、台湾で皆様と4日間程度過ごして、台湾そして中国の文化に興味がわきました。自分の国についても考えることができました。
  • 台湾の学生との交流会を参加し、お互いに意見を交換し、自分の視野を広げました。
  • 実際に参加してみて、肌から感じるものの情報量は想像を超えるものでした。ただ単にプレゼンをしに台湾へ行くというものではなく、台湾の人々がどのような歴史や文化を持っていて現在どのような生活をしているかということを知ることができて非常に興味深かったです。
  • 大変有意義で、楽しい交流会でした。台湾の方々との温かい人間関係を作れたことが、一番嬉しかったです
  • 想像以上に楽しく、貴重な経験でした。もちろん英語での発表というのはなかなかない機会であり、その準備にはかなりの努力を要しました。しかし、だからこそ自分の理解も深まりましたし、発表が無事終わったときの達成感はとても大きなものでした。また、台湾大学の学生はみなこちらに対してとてもフレンドリーであり、こちらの言いたいことを懸命に理解しようとしてくれていたのがとても嬉しかったです。一方で彼らは特に英語力の面で非常に優秀だったため、自分ももっと勉強しなければならないという刺激にもなりました。

国際交流の楽しさと難しさは何だと思いましたか。

  • 楽しさは、新しい経験と知識を間直に感じて身につけること、また違う文化の人と接触ができ自分達のことを見直すことができる。難しさは、違う文化の人たちの常識を理解すること。
  • 楽しさは英語での発表という普段経験しないことをして、非常に刺激的であった。難しさは日常会話で、自分の思っていることをスピーディーにタイミングよく言うことが難しかった。言いたいことも上手く伝わらない場面が多々あった。
  • 国際交流の楽しさは、異文化に触れる中で自分の文化と同じところや違うところを発見して、より深くお互いのことを理解できるところだと思います。外国人と接してみて初めて日本のことが見えてくる部分も多々あるので、自己を知る楽しさもあります。一方、国際交流には、文化の違いが災いして、日本ではこうするのが当たり前と思っていることが台湾ではそうではない場合に、それを理解しておらずトラブルを招いてしまうという難しさがあります。トラブルが生じた場合に、言葉の壁からうまく意思疎通ができないと対処が難しいと思います。
  • 自分の英語力のなさを痛感しました。日常会話や質疑応答など、もっとスピーキング力をつけたら、より楽しい交流ができたのではと思いました。でも、台湾の皆さんは大変優しく、私たちの意図を汲み取って気遣って下さったので、とても仲良くなれました。
  • 海外の方と会話ができ、海外の友達が増えることが楽しく感じられました。一方で、英語で会話をしなければならないため、相手の話を正確に聞き取り、自分の意見を適切に伝えることが難しく感じました。

この体験を今後どのように生かせると思いますか。

  • 来年も参加する予定なので、それに向けた英語発表へのモチベーションになるとともに、より英語力を磨きたいという願望が強くなったことから、英語力のステップアップに向けた転機にしたい。
  • 今後もこのようなチャンスがあれば、ぜひ参加させていただきたいです。私は、留学生として、この体験で、今後日本人との交流にも活用できます。つまり、人の考え方を文化や背景から出発して理解すればと思います。
  • 4回生の終わりではありますが、学ぶことの面白さをより深く感じました。また、海外で学問の交流が自分たちにも出来るという自信にもつながりました。
  • 英語で発表を行うといったことは未経験であり、不安もありましたが何とか無事に終えることができ、自信を付けることができました。こういった自信は今後の人生に良い影響を及ぼすと信じています。
  • 今回のワークショップで得た一番大きなものは、「度胸」だと思います。台湾大学の学生に比べれば自分の英語力はとても拙いものであり、今後もっと勉強しなければならないと感じています。しかし今回の経験で、そのような英語レベルであっても、自分の考えについて深く努力をし、相手の立場に立って考え、伝えよう、理解しようと努力をすれば十分にコミュニケーションをとることが可能であるという自信を得ることができました。この経験によって、今後国際交流をする際、堂々と自信を持ってコミュニケーションをとることができると思います。

次に参加する学生たちへのアドバイス

  • 積極的に質問をすることで、ワークショップが盛り上がります。頑張って質問してみるのがよいと思います。
  • 台湾大学の学生の英語力は想像以上に高いので、英語力向上に邁進した方が良いと思う。
  • 一つの発表は、みんなで協力した結果です。このようなプロジェクトを通じて、みんな一つの目標を向けて頑張ることは、将来個人にとっても、必ず貴重な経験になります。
  • 次回参加する学生には、仕事を休んででも参加するだけの価値があるので、積極的に参加しなさいと言いたいです。もちろん準備には相当の労力を要しますし、英語に対する不安や卒業旅行、就職の予定などが相まって参加をためらうかもしれませんが、こんな貴重な経験はなかなかできるものではありません。この経験は自分の誇りになることをお約束します。
  • 準備等大変な面もありますが、何より、日本を離れて他国で学問の交流ができるすばらしさを初めて知りました。ぜひ、みなさんで協力しあって、良い交流活動を作り上げて欲しいと思います。
  • 準備や発表など、苦労する点は多々あると思いますが、国際交流はなかなか経験することができない貴重な機会なので、楽しむことを忘れず、積極的に参加して欲しいと思います。
  • 英語力のなさに引け目を感じないことがとても大事だと思います。英語力が足りなくても、自分の考えについて自分自身が深く理解をし、相手の立場に立って考えることを心がければ、十分コミュニケーションをとることができます。「彼を知り己を知れば百戦危うからず」です。十分な準備をしたうえで、自信を持って積極的にコミュニケーションをとるようにしてください。

最後に何でも(台湾大学でお世話になった方々への感謝でも)

  •  NTUの先生方や学生、および徳賀先生はじめ日本から参加された先生方に改めまして感謝いたします。ありがとうございました。
  • 台湾国立大学の先生たちは、優しすぎです。私は、いつも感謝の気持ちを持っています。特に、林先生にいろいろお世話になりました。そして、徳賀先生やエラスムス局のおかげで、中国人としての私も、台湾に行くことができ、非常に嬉しかったです。
  • 台湾大学の先生たちと学生さんたちへ:今回の訪問で得たことは大きく、私の今後の仕事に活かしていきたいと思います。皆様方のご厚意は忘れません。大変感謝しています。日本にいらした時はぜひお立ち寄り下さい。
  • とても親切でチャーミングな台湾大学の方々、丁寧で優しいサリバン先生、陰で支えてくれるゼミ生、そして温かく励ましてくださる徳賀先生に出会えて本当に良かったです。厚く御礼を申し上げます。
  • 台湾大学の先生方、学生の皆さんには大変お世話になりました。正直こんなに歓迎して下さると思いませんでした。台湾での観光や、交流を有意義なものにできたのは、皆様の優しさのおかげです。本当にありがとうございました。
  • このような貴重な場を設けていただき、手厚い歓迎をしていただいた台湾大学の先生方および学生のみなさま、本当にありがとうございました。発表および交流の際、こちらの拙い英語力にもかかわらず懸命に理解しようと努めてくださった皆さんの心遣いがとても嬉しかったです。また、学生の皆さんはとても優秀で、今後の勉強の励みになりました。貴重な体験をさせていただきありがとうございました。いつかまたどこかでお会いできることを楽しみにしています。