京都大学大学院経済学研究科付属プロジェクトセンター

7月18日(金)【応用ミクロ経済学ワークショップ】を開催しました。

2014年07月22日

7月18日に応用ミクロ経済学ワークショップを開催し、筑波大学の渡邊直樹先生にお越し頂き、“Procurement Auctions with Subcontract Bids: Theory and Experiment “というタイトルで報告していただきました。

公共調達の入札の場では、政府の入札に直接参加する元請け企業は事前にその下請け企業にも入札などの形で契約者を選定することがよく観察されます。この研究では、このような調達オークションが2段階で行われるような状況の経済理論を分析し、実験を通じてその理論の検証を行いました。
その結果、元請け企業が第二位価格オークションを行うと、第一位価格オークションを行ったときに比べて本企業の利潤は高くなるが経済厚生は低下することが示され、実験でもその傾向があることが確認されました。実際の公共調達入札への含意も提示され、活発な議論がなされました。

IMG_0007 IMG_0011

 

カテゴリー

アーカイブ

ページの先頭に戻る