徳賀芳弘 研究室

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注意事項

推薦状について、次のようなメールをどう思いますか

日曜日の夜中 「××学部の京大太郎です。推薦状を書いてもらいたいのでお願いします。〆切りは明日、月曜日です。研究室にとりに行きます。何時に行ったらいいですか」

推薦状を出す企業のURLを記載し、「ここを読んでくれたらわかります。ひょっとしたら推薦状のフォームもあるかもしれません」というのもありました。自分が書くべきところを何も記入せずに白紙のフォームをメール添付で送ってくる学生もいます。

わたしははこの学生のことをほとんど知りません。一度会ったことがあるだけです。しかも、推薦の目的が分かりません。授業料免除なのか、奨学金応募なのか、留学希望なのか、就職なのか・・・。そこで、今度はわたしから尋ねるしかありません。

「まずは、あなたのことを教えてください。・推薦の目的は何ですか、・履歴書と成績表が必要です、・これまで何を勉強してきましたか、・これから何をしたいのですか、・規定のフォームがありますか、・誰宛に推薦すればよいのですか・・・、教えてください」と。推薦状の依頼を受けたはずのわたしが、逆に、あなたに情報提供をお願いしなくてはならなくなります。

推薦状はたかだか1枚程度のものです。しかし、これによって、あなたの研究や人柄、考え方や希望、将来性を判断される重要な書類でもあります。出来る限り、あなたの良いところを記入してあげたいと思いますが、うそは書けません。成績もゼミでの積極性も知ってる範囲でしか書きません。

時折、素晴らしい推薦状を目にすることがあります。日本に来たい留学生や海外留学を希望する学生のものですが、この通りだとするならば、何の問題もありません。しかし、実際に来た学生が推薦状とあまりにかけ離れていた場合、受入側はどう思うでしょうか。わたしなら次回からその推薦人の推薦状は信用しません。

つまり、推薦状にうそや誇張があった場合、次世代の優秀な後輩たちがわたしの推薦状を提出しても相手から信用されなくなっては、困るからです。

推薦状はこちらの依頼フォームから依頼してください。