京都大学大学院経済学研究科付属プロジェクトセンター

8月1日(金)【応用ミクロ経済学ワークショップ】を開催しました。

2014年08月04日

8月1日に応用ミクロ経済学ワークショップを開催し、University of Minnesotaの相澤直貴先生にお越し頂き、“Health Insurance Exchange Design in and Empirical Equilibrium Labor Market Model”というタイトルで報告していただきました。
この論文では、医療保険制度の法律が企業が労働者に提供する保険にも影響する側面に着目し、労働市場と医療保険市場の二つの市場を明示的に考慮した均衡モデルを構築し、米国のデータに基づいて推計するとともに近年導入された個別保険の加入を促すことを目的としたAffordable Care Act(ACA)の数量的な評価を行いました。仮想的なシミュレーションの結果、ACAの導入は保険加入率を向上させたものの、企業の保険供給行動の変化のため、総労働生産性は減少し、老年層が企業保険を購入するように仕向ける保険制度が社会厚生上より望ましくなることが指摘されました。
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