京都大学大学院経済学研究科付属プロジェクトセンター

10月24日(金)【応用ミクロ経済学セミナー】を開催しました。

2014年10月27日

10月24日に応用ミクロ経済学ワークショップを開催し、慶應義塾大学の中嶋亮先生に” Evaluating Professor’s Value-added: Evidence from Professor and Student Matching in Physics”というタイトルで報告したいただきました。この研究では「知識の伝達」の定量化を試みるため、東京大学理学部物理学科の教員及び大学院生の学位論文のデータを利用して、指導教員が学生の論文のパフォーマンス(公刊の結果)にどれほど影響を与えるのかを推定しました。もし学生が指導教員の影響を受けるのであれば、予期せぬ事情で指導教員を変えなくてはならなくなった学生達は、そうでない学生に比べてパフォーマンスにばらつきがあるという仮説を立てられ、それを定量的にその仮説が支持されることが報告されました。比較的研究の序盤の段階の結果を報告していただいたこともあり、データや制度的な論点や今後の研究の方針など様々な角度から活発に議論がなされました。

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