京都大学大学院経済学研究科付属プロジェクトセンター

12月18日(木 )【応用マクロ経済学セミナー】を開催しました。

2014年12月18日

12月18日(木)に応用マクロ経済学セミナーを開催し、北海道大学の工藤教孝先生に、”Employment and Hours over the Business Cycle in a Model with Search Frictions”というタイトルで講演していただきました。

この研究では、日本の労働市場において、総労働時間の変動の約8割がintensive margin(一人当たり労働時間の変化)によるものであることを示し、これを説明するモデルを提示しています。とりわけ、労働市場にサーチフリクションを導入し、multi-worker firmsを仮定することでintensive marginとextensive marginの相互作用を考察しています。これにより、日本の労働市場における一人当たり労働時間と雇用のパターンを再現出来ることが示されました。しかしながら、同時に他のサーチモデル同様、雇用が現実のデータと比べ変動しにくいことも明らかにされました。参加者を交え、幅広い視点から活発な議論が行われました。

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