京都大学大学院経済学研究科付属プロジェクトセンター

3月19日(木)【国際経済学セミナー】を開催しました。

2015年03月19日

3月19日(木)に国際経済学セミナーを開催し、University of PennsylvaniaのWilfred J. Ethier 氏に“The Political Economy of Trade Agreements”というタイトルで講演して頂きました。

 

 GATT/WTOやFTA等の貿易協定に関するこれまでの経済学における主要な研究が交易条件効果に焦点を当ててきたのに対して,貿易協定の 交渉に関わる政策担当者や実務家らは,むしろ国内の政治活動に対する効果の重要性を論じてきました.
このような状況を踏まえて,本研究では政治経済学的な二国貿易モデルを用いて,従来の経済学的分析では注目されてこなかった貿易協定の政治経済学的な効果について分析を行いました. その結果,貿易協定がないときは,輸入競争産業の特定利益団体によるロビー活動が行われて,関税が課されるのに対して,輸出産業ではロビー活動が行われません.それに対して,貿易協定が締結されることで,輸出産業の特定利益団体によるロビー活動が新たに行われるようになり,輸出産業に対する貿 易政策が実施されるようになるという興味深い分析結果が報告されました.
 

P3190017 (800x600)P3190020 (800x600)

ページの先頭に戻る