徳賀芳弘 研究室

徳賀芳弘 研究室

徳賀ゼミの紹介

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徳賀ゼミナールの紹介をします。
N・K(2012年3月卒業)

徳賀先生について

とにかくお忙しい。いつ寝て、いつ研究をされているのか、いつも不思議に思う。今日お会いしたと思ったら、夜中に東京からメールがきたり、その翌日は九州に行かれていたり。学内でのお仕事の他、日本の会計基準設定主体のメンバーであり、国際学会の副会長までされている。海外出張も多い。いったいいつ研究してるんですか(笑)。先生を見ていると、「自分の努力はまだまだ足りない。もっと頑張ろう」と思ってしまう。

性格は穏やかで、怒ったのを見たことがない。しかし、いけないことはいけないとびしっと注意してくれる。先生に注意されて初めて世間の常識を学んだことも多い。親にも友達にもバイト先の先輩でも近頃注意してくれる人がいないなか、本当に親身になって考えてくれていることがよくわかる。最初は冗談を言わない先生かと思っていた。でも慣れてくると、かなりの頻度で冗談が飛び交う。

京大だけでなく、会計学の世界においてこれだけ有名な先生の指導を受けられる機会が持てる、というだけでも価値あるゼミだと思う。

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徳賀ゼミの取り組み

2回生~
前期:会計制度・理論について『ゼミナール 現代会計入門』を使用して行う。「入門」とつくぐらいなので、会計学入門程度の知識から学習を開始。
後期:『ゼミナール 企業価値評価』を使用して。前期に得た知識を下地に、企業の価値をどう評価するかについて。

3回生~
前期:『京都企業の分析』という2010年度卒業の先輩方の研究をまとめたものを使用。2回生で学んだものを現実の企業に適用させた先輩方の実例を学ぶ。
後期:実際に自分たちでやってみよう! といことで、自由に企業を選択し企業分析を行う。

数多くの交流会

徳賀ゼミは交流会が多い。ホントに多い。
2011年度の後期も国立台湾大学選抜チーム他、数校との交流会を行った。また顔の広い徳賀先生の人脈を生かして、世界の著名な研究者をよんで、少人数の贅沢な講義・講演を設定してくれる。通常では会うことさえできない方達と顔をつきあわせて議論させてもらえるのも徳賀ゼミの醍醐味といえる。

毎年恒例の国立台湾大学との国際ワークショップ

まじめそのもの。台湾大学の学生・院生の皆さんは英語が堪能。小さい頃から高度な英語教育を受け、高校生や大学生になったら留学するのは当たり前とか。しかもこのワークショップに参加する学生は国立台湾大学会計大学院全体でのプレゼン大会を勝ち抜いた優秀な学生ばかりなので、こちらも大変な準備が必要となる。プレッシャーもすごい。でもやり終えた時には自分が成長できたことを実感できる。これはみんな共通して感じていることだ。卒業前にこのような体験ができたことは一生の宝物となった。

なぜ徳賀ゼミを選んだか

自分と同期の4回生がなぜ徳賀ゼミを選んだか。簡単な理由は、①会計士の資格を取ろうと思った、②客観的数値を扱って企業活動を理解したかった、③会計学入門のときの先生の魅力、④徳賀先生の「新入生に一言」を読んで。わたしの場合は、②と④だったな。

最後に

会計学の知識(用語はもちろん、会計の制度やその遍歴)というものは実際の社会で起こっている事象を理解していくのに極めて有効なものだとこのゼミで学んで感じるところ。また、公認会計士受験を考えている人たちも多く在籍し、その中で刺激を受けながら、勉強に励む環境があった(私は公認会計士受験組ではありませんが、同期に5,6人?受験を考えている人たちが在籍しており、彼らについていくのはもちろん大変なものの、それが勉強の励みにも)。更に、徳賀ゼミでは、2,3回生はもちろん、4回生になってからも台湾大学との交流会の準備などがあり、忙しい日々が続く。経済学部の他の一般的なゼミに比べれば間違いなく、作業量は多い。しかし、それに取り組むことによる見返り、充実感は間違いなく存在するゼミだと考える。徳賀ゼミに入って本当に良かったと思っている。