京都大学大学院経済学研究科付属プロジェクトセンター

10月18日【応用ミクロワークショップ】と【応用マクロ経済学セミナー】が共同開催されました

2013年10月22日

10月18日に応用ミクロワークショップと応用マクロ経済学セミナーを共同で開催致しました。東京大学の平野智裕先生をお招きして、”Asset Bubbles and Bailouts”について報告していただきました。
資産価格のバブルとバブル崩壊した際に予期される政府による救済措置の関係について、説明していただきました。バブルには、二つの側面があることが示されました。一つは、生産的な投資が将来的に行われるバブルのcrowding-in効果。そして、もう一つは、非生産的な投資を排除するcrowding-out効果。これまでの研究とは異なり、この二つの効果により、期待される政府による部分的な救済措置を導入することで、経済全体の厚生が改善することが示されました。
また、日本のバブル崩壊や、近年の金融危機と関連して、参加者の間での活発な議論が行われました。

平野先生

平野智裕氏(東京大学)

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