2014年12月01日
11月28日に応用マクロ経済学セミナーを開催し、東京大学の青木浩介先生にお越し頂き、“Bubbles, Banks and Financial Stability”というタイトルで報告していただきました。
この論文では、金融機関の仲介機能を明示的に導入し、どのような経済主体がどのような状況下でバブル資産を保有するか、バブル崩壊の影響がどのような条件に左右されるかを分析しています。結果として、 (1) レバレッジの高い時、(2) 長期の実質利子率が低い時、または (3) 規制当局の監視が厳しくない状況のもとでは、金融機関はバブル資産を持つ傾向が高いことが明らかにされました。
多くの大学院生を含む参加者を踏まえ、活発な議論が交わされました。