論文リスト

論集

2011年度「黒澤ゼミナール論文集」掲載論文

第1部 個別レポートの部

  • ・青木真咲「イギリス滞在を経て」
  • ・青木真咲「東北 被災地ボランティアの記録」
  • ・伊藤智康「日本航空(JAL)に見る日本の航空業界のこれから」
  • ・中越雅也「生命保険業界―日本の生命保険業界の今後の展開―」
  • ・橋本 優「『アリストテレスによる経済の発見』に関する一考察」
  • ・文野聡也「酒類業界におけるサントリーの特異性について」

第2部 共同研究の部

  • ・2011年度インゼミ・ディベート大会(2011/12/10)参加記録

《黒澤教授より》

「ゼミ論集によせて」※ 2011年度黒澤ゼミナール論文集より転載

2010年度「黒澤ゼミナール論文集」掲載論文

第1部 卒業論文の部

  • ・喜多泰弘「日本製缶業史における需要構造の変化と缶の商品文化史―なぜ日本ではここまで缶が普及しtのか?」

第2部 個別レポートの部

  • ・Jearadithar Duangrat「Facebook―世界最大SNSを成功した要因と日本への展開」
  • ・橋本 優「アームズ・レングス原則とパターナリズムの限界―『ヘアリボンの少女』購入を巡る騒動はなぜ起きたか」
  • ・文野聡也「サントリーとキリンの比較にみる同族企業の可能性」
  • ・山脇雄太「日本マクドナルドホールディングスの財務諸表分析・企業価値評価―財務的特徴は何か 成長性はあるか 市場価値を創造しているか」

第3部 共同研究の部

  • ・2010年度インゼミ・ディベート大会(2010/12/04)参加記録

《黒澤准教授(当時)より》

「ゼミ論集によせて」※ 2010年度黒澤ゼミナール論文集より転載

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2009年度「黒澤ゼミナール論文集」掲載論文

第1部 卒業論文・ゼミ論文の部

  • ・井澤 龍「イギリス製薬大手による医薬品の研究開発と販売戦略―1982年から1988年のグラクソの消化性潰瘍治療薬ザンタックの成功が示唆するもの」
  • ・岡村俊亮「ココ・シャネルとCHANEL―創始者の生涯と共にみる、世界有数のラグジュアリー・ブランド経営史」
  • ・北澤亮太「水ビジネス業界分析―水メジャー・ヴェオリア経営史と世界・日本の水ビジネスのこれから」
  • ・中川真梨子「観光における「まなざし」の非対称性とオルタナティブ・ツーリズムとしてのスタディツアー」
  • ・野口大輔「スウェーデンの労使関係と日本への示唆」

第2部 個別レポートの部

  • ・喜多泰弘「近現代日本における製缶業の成立と発展―その要因として製缶技術の進歩と近代における軍需に着目しながら」
  • ・Mark Müller-Jökel, Christoph Joao Krüger-Arnaut, “Automobile Industry in Times of Great Change Is Volkswagen Ready for the Future?”

第3部 共同研究の部

  • ・2009年度インゼミ・ディベート大会(2009/12/04)参加記録
  • ・2008年度インゼミ・ディベート大会(2008/12/03)参加記録

《黒澤准教授(当時)より》

本論集は、京都大学経済学部黒澤ゼミ第6期生(2009年度の参加者。入ゼミ年度を問わない)の学習・研究成果の一部であり、①卒業論文・ゼミ論文、②個別レポート、③共同での研究・学習成果(ディベート大会参加記録)を収録しています。

 黒澤ゼミでは、ここ数年、ヨーロッパの経済社会に関する学習・研究を中心的な主題として基礎文献の輪読を行いつつ、これと平行する形で、「社会科学的な手法・問題意識に基づく研究」という非常に高い自由度の下で各自主題を設定し、個別報告を行ってきました。毎年のゼミ募集時には「卒論・ゼミ論の執筆を強く推奨する」としてきましたが、昨年までは、参加ゼミ生の数が少なかったことや、各人が抱えるさまざまな事情、それに担当教員の準備不足のために、論集の発行が行えませんでした。今年初めて、多数のゼミ生の力作と強力な編集担当者を得て、各人の主体的な学習の成果をこのように纏め、ゼミ論集として公表できることを、担当教員として大変嬉しく思います。

担当教員として振り返ると、アカデミック・ライティング教育としての体系性に欠けていた点が反省材料ですが、自分の問題関心を問い直して自ら主題を設定し、論証の材料を集めて論理的にこれを文章化し、研究報告・討論を通じて新たな発見を得るというプロセスで学んだことは、少なくなかろうと思います。ともかくも一本の論文を纏めたという経験や達成感が、今後の人生で少しでも糧になるとすれば、ゼミと本論集の目的は達せられたということになるでしょう。

 第三部に概要が掲載されているディベート大会は、関西学院大学の藤井和夫先生のお誘いを契機に、2008年度(平成20年度)に第一回を行い、本年度は二回目となる行事です。関学・神大・関西大といった他大学のゼミナールとの対抗戦・交流は、刺激に富むプロジェクトであったようで、ゼミ生たちは高度な組織力と主体性、集中力をもって準備を進め、しかもその過程を楽しんでいたようでした。ディベートでは論理力と表現力が問われますが、経済学分野の重要な主題を論題にとりあげたことで、主体的に政策学習を行う場にもなったように思われます。今後も、この企画は是非続けてゆきたいと思います。

最後となりましたが、本論集に関わってくれたメンバーに、心から御礼を申し上げます。本論集が文字通り創刊号となって、今後も継承されてゆくとすれば、担当教員としては望外の喜びです。この場を借りて謝意を表したいと思います。

※ 2009年度黒澤ゼミナール論文集「はじめに」より一部抜粋して転載

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