ゼミ内容

2008年度インゼミ風景

〔平成20年度〕

ゼミ前期は、ヨーロッパ社会の歴史的・地域的基盤を探るという趣旨で、E.トッドの『新ヨーロッパ大全』(藤原書店)を輪読。なかなか読み応えのある大著で、咀嚼は容易ではありませんでしたが、ゼミは毎回、活発な議論でもりあがりました。 ゼミ後期は、12月上旬に開催予定の3大学(京都大学・関西学院大学・神戸大学)4ゼミナール(黒澤ゼミ、今久保ゼミ、藤井ゼミ、橋野ゼミ)共同のインゼミ・ディベート大会に向けて準備をすすめています。テーマは、他の2大学のゼミ生たちとの討論の結果、「外国人介護士の受け入れ」「消費税の引き上げの是非」に決まりました。11月から論題設定のための議論を行い、準備をすすめていますが「他流試合」とあって、自ずと真剣味が増します。 来年には,某学会で始まるという,経営史関係の学部生大会へのエントリーも予定しています。

 

過去の輪読テキストリスト(一部)

  • 広井良典『持続可能な福祉社会---「もうひとつの日本」の構想』ちくま新書
  • 宮島喬『移民社会フランスの危機』ちくま新書
  • トム・リード [著] ; 金子宣子訳『ヨーロッパ合衆国」の正体』新潮社, 2005
  • ジェレミ−・リフキン著 柴田裕之訳 『ヨ−ロピアン・ドリ−ム 』 2006
  • 石渡正佳著『スクラップ・エコノミー なぜ、いつまでも経済規模に見合った豊かさを手に入れられないのだ! 』日経BP出版センター, 2005
  • 山口二郎 『ブレア時代のイギリス』岩波新書  2005年
  • 薬師院仁志『日本とフランス 二つの民主主義 不平等か,不自由か』 光文社新書
  • ロナルド・ドーア著,藤井真人訳,『日本型資本主義と市場主義の衝突』東洋経済新報社,2001年
  • Hax, Watanabe (ed.) Globalization and Regional Dynamics
  • D.ランデス著,竹中平蔵訳『強国論』
  • Max Weber,『経済と社会』
  • H. ケルブレ著 雨宮他訳,『ひとつのヨーロッパへの道』日本経済評論社
  • 福島清彦著 『ヨーロッパ型資本主義』講談社現代新書
  • 『中国の知識型経済』

 

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