京都大学大学院経済学研究科付属プロジェクトセンター

12月6日【応用マクロ経済学セミナー】が開催されました

2013年12月08日

12月6日に応用マクロ経済学セミナーを開催致しました。今回はTexas A&M Universityの陣内了先生をお招きして、”Liquidity, Trends and the Great Recession”について報告していただきました。

リーマンショック時に観察された流動性の逼迫が、アメリカ経済の中長期的なトレンドについて与える影響について報告して頂きました。R&D投資が新たな中間投入財の創造と長期的な成長に重要な役割を果たす内生的成長モデルの枠組みに、流動性の変化が資産の転売性を変化させる金融摩擦を導入するアプローチについて説明して頂きました。この枠組みでは、流動性の低下が新たな創造プロセスに負の影響を与え、恒久的な影響を生み出すことが示されました。また、推計結果を元にしたシミュレーションでは、流動性の改善が金融危機後の回復に重要な役割を果たしたことが明らかにされました。

 

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