2014年12月01日
11月28日に応用ミクロ経済学ワークショップを開催し、名古屋大学の安達貴教先生にお越し頂き、”Does Gender Matter in Insurance Purchase Decisions? The Case of Extended Warranties for Electronic Products “というタイトルで報告していただきました。
この研究ではテレビとパソコンの購入記録と購入者のデータを用いて、製品の購入行動を定量的に分析することを試みました。特にある種の保険である製品の延長保証の購入が性差の違いによって異なってくることに特に関心を絞った結果、平均的には女性の方が延長保証を購入する率が高くなるものの、それは特に所得の低い場合に性差による違いが現れ、中高所得層では見られないことが分かりました。
データの特性や結果の解釈など様々な点で興味深い論点が見出され、様々な角度から活発に議論がなされました。