京都大学 大学院経済学研究科・経済学部

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教授

山田 仁一郎(やまだ じんいちろう)

基本情報
  • 学位:
    北海道大学大学院経済学研究科博士後期課程修了(博士(経営学))
  • 担当講義科目:

    【学部】経営学入門、経営戦略論

    【大学院】Business Development(経済学研究科・経営管理大学院), 経営学研究法論

  • 専門分野:
    アントレプレナーシップ、経営戦略、組織論
  • キーワード:
    企業統治、生存戦略、アイデンティティ
主要著作・論文
  • 『大学発ベンチャーの組織化と出口戦略』(単著)、中央経済社、2015年
  • 『アントレプレナーシップ入門:ベンチャーの創造を学ぶ』(共著)、有斐閣、2013年
  • 『プロデューサーのキャリア連帯:映画産業における創造的個人の組織化戦略』(共著)、白桃書房、2010年
  • 『経営者による企業統治の監視中和化のメカニズム:女性取締役選任の先行要因の質的比較分析』 組織科学 55(2) 31-47、2021年
  • 『パレーシアステースとしての企業家:小倉昌男にみる企業家的真理ゲーム』(共著)、日本ベンチャー学会誌・ベンチャーレビュー vol.37、2021年
学生に一言

大学生という身分を文化資本として享楽的に探求する時代ではないのだろうな、という顔つきをよく目にする。貧すれば鈍するように学問に身体が入りづらそうだ。これは機会である。「研究の流儀」に敢えて浸かって遊んで闘って身につけると、大学や国の外へ出ていっても「思いがけない行幸や資源」とも愉しく出会えるようになる。英語だけが共通言語(リンガフランカ)ではない。学問やビジネスという「型」が国際的な武芸のように存在するのだ。研究の言語世界の波止場へ、ようこそ。たっぷり学問の言葉に通じて、多元的世界へ漕ぎ出していってほしい。何より「書くこと」の技法(テクネー)を本気で学ばずに(卒論抜きで)大学を出るのは、コース料理でメイン抜きのお帰りというほど残念なことだと感じる。

自己紹介

大学生の時は、環境監査と宗教人類学の2つのゼミに入って勉強をした。日米で実家の法人のクロージングの手伝いを、当事者として修羅場的に経験した。アントレプレナーシップや、個人と組織の関係に知的興味を深めるようになった。破滅のような生き様に付き合ってきたコンプレックスとルサンチマンから、研究を通じて回復してきた人間だと思う。講義も基本は、人生の有限な対話の場だと信じている。

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