研究会の概要
現代農政研究会は、京都大学経済学部・旧中野研究室(農業経済論)出身者を中心にした研究会です。国内外のアグリビジネスや農業、農村問題について研究を交流しています。
アグリビジネス関係著作の翻訳も系統的に行い、すでにR.バーバック&P.フリン著(中野一新・村田武監訳)『アグリビジネス』(大月書店、1987年)、D.グローバー&K.クスタラー著(中野一新監訳)『アグリビジネスと契約農業』(大月書店、1992年)、B.ニーン著(中野一新監訳)『カーギル:アグリビジネスの世界戦略』(大月書店、1997年)、F.マグドフ、J.B.フォスター&F.H.バトル編『利潤への渇望:アグリビジネスは農民・食料・環境を脅かす』(大月書店、2004年)を出版してきました。また、アグリビジネスのテキストづくりも取り組んでおり、これまでに中野一新編『アグリビジネス論』(有斐閣、1998年)、大塚茂・松原豊彦編『現代の食とアグリビジネス』(有斐閣、2004年)、中野一新・岡田知弘編『グローバリゼーションと世界の農業』(大月書店、2007年)を刊行しています。
1996~98年度には、科学研究費の補助を受けて、WTO体制移行下での農業構造と農業政策の再編について国際比較研究を行いました。その成果は『WTO体制移行下におけるアグロ・フード・システムと農政再編に関する国際比較研究』にまとめられています。
最近は、研究会のメンバーが大勢参加した、日本農業市場学会編『講座:今日の食料・農業市場』(全5巻、筑波書房、2000-2001年)や村田武編『筑波書房25周年記念出版:21世紀の農業・農村』(第1~2巻、筑波書房、2004年)などがあります。また、中野先生退官記念事業の一環として、上記『現代の食とアグリビジネス』、『グローバリゼーションと世界の農業』のほか、岡田知弘編『京都経済の探求』(高菅出版)が出版されています。
次回の研究会
2010年9月上旬~中旬を予定
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