京都大学 大学院経済学研究科・経済学部

セミナーシリーズ

経営学セミナー(2022.11.17)(組織学会関西部会との共催)

好川 透(シンガポール経営大学 教授)

開催日:
2022年11月17日(木)15:00-16:30
場所:
京都大学 吉田キャンパス 法経済学部東館B1F 三井住友銀行ホール
言語:
日本語 / 英語
コーディネーター:
山田 仁一郎

タイトル: 

“An Arc of Neoliberalism: Boards’ Responses to Explicitization of Governance in Europe(欧州におけるガバナンスの明示化に対する取締役会の対応)”

【報告者プロフィール】
好川 透(Toru Yoshikawa):シンガポール・マネジメント大学リー・コン・チアン・スクール・オブ・ビジネス教授(戦略経営学)。 カナダ・トロントのヨーク大学にてビジネス・ポリシーの博士号を取得。 カナダのマクマスター大学および日本大学にて教員を務めた。主な研究テーマは、コーポレート・ガバナンスの戦略・業績への影響、取締役会の改革と多様性、比較コーポレート・ガバナンス、ファミリー企業のコーポレート・ガバナンスなど。 研究論文は、Academy of Management Journal, Organization Science, Strategic Management Journal, Journal of Management, Journal of Management Studiesなどの学術誌に掲載されている。 比較コーポレート・ガバナンスに関する共編著として、2012年に、Palgrave MacMillan社より『The Convergence of Corporate Governance: Promise and Prospects』が出版された。アジアにおけるコーポレート・ガバナンスや戦略に関する公開セミナーを精力的に行っている。学術的なキャリアを積む以前は、カナダの金融機関で資本市場および投資銀行業務に携わる投資銀行家として活躍していた。

【報告概要】
本研究報告は、欧州におけるガバナンスの明示化に対する取締役会の対応についてである。ESG指標の国際的な広がりが、ヨーロッパの大企業において新しい役員の任命に与える影響を考察した。取締役会のメンバーが国内のエリート構造に埋めこまれているほど、ESG指標が高い企業の取締役会で経験がある「高ステータス」役員を避ける傾向があることがデータ分析で示された。

申し込み方法:
以下のリンクよりお申込み下さい。11月16日(水)17:00締切
https://forms.gle/gsMPGWPUp92cL2uL6

お問い合わせ先:
本研究会窓口担当 特定助教・柳淳也 宛にご連絡ください。
yanagi.junya.7y*kyoto-u.ac.jp (*を@へ変えて送信してください)