教員一覧
教授
安達 貴教(あだち たかのり)
基本情報
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- 学位:
- ペンシルヴェニア大学大学院・Ph.D.
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- 担当講義科目:
- 【学部】計量経済学2
- 【大学院】産業組織論B
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- 専門分野:
- 産業組織論、競争政策論、応用ミクロ経済学、実証ミクロ経済学
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- キーワード:
- 不完全競争
主要著作・論文
- 『21世紀の市場と競争-デジタル経済・プラットフォーム・不完全競争』(2024年、勁草書房)
- Recent Advances in the Theory of Third-Degree Price Discrimination: A Nexus to Network Effects, Innovation, and Behavioral Aspects (2023年、Springer Singapore、共著)
- 『データとモデルの実践ミクロ経済学-ジェンダー・プラットフォーム・自民党』(2022年、慶應義塾大学出版会)
学生に一言
分権的な市場経済において、企業側で生じる経営環境の良い変化・悪い変化は、どれだけ消費者側に還元/転嫁されるのであろうか? そして、そういった還元や転嫁はどのような要因によって規定されていると考えられるのであろうか?
という「学術的な問い」が研究関心の基層にあります。この論点は、生産・消費活動の効率性や分配(誰がどれだけを生産・消費するのか)、各種政策に伴うそれらへの影響、あるいはマクロ経済における物価推移といった「現実的な諸問題」を根源的に理解しようとする際には重要になると認識しています。
さて、折角の機会(スペース)ですので、文芸に限り「学生に薦められる作品」を挙げてみましょう。なお、一般にあまり自覚はされないようですが、ここでは「私が好きな作品」を勧めようとしている訳でない点にご注意ください。現時点(2026年2月初旬)での私の乏しい読書体験からでは、言わば万人向けと言えるのは、
スタンダール『赤と黒』(1830年)
シャーロット・ブロンテ『ジェイン・エア』(1847年)
福澤諭吉『福翁自伝』(1899年)
となるのではないでしょうか(加藤周一『日本文学史序説』(上1975年、下1980年)に倣って、自伝も文芸作品に含めています)。なお、夏目漱石による一連の作品も含められるとも考えられますが、私自身が、まだ漱石の作品全体を十分に読みこなせておらず、マイベスト、いや一般向けベストをピックアップできないために、言及だけに留めておくことにしました。
他方、備忘録代わりに、恐らく万人向けではない、私の好きな作品(の一部)をリストアップしてみますと、現時点では、
ホメロス『オデュッセイア』(紀元前8世紀?)
紫式部『源氏物語』(1008年前後)
ウイリアム・シェイクスピア『冬物語』(1610年)
ジェイン・オースティン『エマ』(1816年)
ギュスターヴ・フローベール『ボヴァリー夫人』(1857年)
E.M.フォースター『ハワーズ・エンド』(1911年)
ヴァージニア・ウルフ『灯台へ』(1927年)
谷崎潤一郎『細雪』(1948年)
ということになろうかと思います。
自己紹介
評論家の加藤周一(1919-2008)は、「人は「私とは誰か」という問いに、みずから答えることはできない。・・・私とは誰か、を決定するのは、私ではなくて、他者である」(『私にとっての20世紀-付 最後のメッセ―ジ』(2009年、岩波現代文庫)「あとがき」より)と喝破しました。「自己紹介」という欄に、このような引用を持ってくること自体が、何よりの「自己紹介」となっている・・・かどうかについての判断は他ならぬ他者である皆さんに委ねます。