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再エネ大量導入を前提とした電力系統の設計、運用、投資に関する研究
【部門A】再エネ大量導入を前提とした電力系統の設計、運用、投資に関する研究
我が国の電力系統のあり方、とりわけ送電網と配電網の設計と運用に関する現状の問題点と将来のあり方を客観的に分析するためには、海外の電力系統との比較が極めて有効になります。この比較調査研究は、以下のような手順で遂行されます。
1.電力系統データベース、電力情報データベース等の各種電力情報から、再エネ大量導入を可能とする技術的要因を分析
2.欧州、北米を中心とした、海外送配電会社・規制機関への聞き取り調査
3.日本において、電力安定供給を維持しながら、再エネ導入を可能にする送配電網の設計と運用のあり方を、欧米の知見に基づいて国際比較分析
4.情報通信技術を活用した配電網のスマートグリッド化によって、出力変動電源の導入可能量制限を、どれだけ向上させることができるのかを検討
また、電力システム改革の進展によって必ずその創設が大きな問題となることが予想される「容量市場」、配電網の所有・設計・運用のあり方、送配電網の費用負担問題についても、日本でのルール形成を念頭に、欧米での先行事例との比較分析を実施します。