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京都大学経済学研究科

再生可能エネルギー経済学講座

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イントロダクション

  • No.234 ガスTSOの必要性と水素への展開

    京都大学大学院経済学研究科特任教授 内藤克彦
    2月25日更新

     年始の電力市場の高騰の原因の一つにガス火力発電所の天然ガスの供給のひっ迫があると指摘されている。我が国の天然ガスは、長期契約に基づき入手されたLNGにより賄われているが、各輸入者がバラバラに個々のLNGタンクで管理しているだけで、相互の取引はほとんどないと言っても良いであろう。一方で、日本以外の先進国では、国内にTSOガスラインネットワ-クがあり、相互のガスの融通が可能となっている。2022年のガス導管事業の分離を直前に控え、我が国にもガスTSOを設立し、ガス国内市場を作り、ガスの供給のひっ迫している事業者に融通できる体制を作るべきではなかろうか。また、将来、再エネ由来の水素を流通させようと思えば、TSOガスラインは、必須のものとなろう。

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  • No.233 旧電力会社の動向から読み解く需給逼迫の原因

    京都大学大学院経済学研究科特任教授 山家公雄
    2月15日更新

     今次電力需給逼迫、卸市場価格高値張り付きは、電力料金引き上げ、新電力の経営危機が必至の状況となり、社会問題となっている。既に当コラムでもこれまで4回掲載しており、メディアもTVを含め連日のように取り上げている。1月下旬より漸く沈静化しているが、約1カ月に及ぶ過去に例をみない逼迫と高値張り付きが残した爪痕は大きく、要因検証と対策、制度変更が待たれるところである。今回は、旧電力会社(旧一電)の行動を公表情報から分析してみた。小売りの8割、相対を主に電力取引の7割を占める動向の分析抜きには真相究明は不可能である。

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