内藤 克彦

内藤 克彦
京都大学大学院経済学研究科 特任教授
エネルギー戦略研究所株式会社シニアフェロー
【所属機関】
京都大学大学院経済学研究科 特任教授
エネルギー戦略研究所株式会社シニアフェロー
【研究テーマ】
環境政策・電力グリッド制度・電力市場制度・マイクログリッド・再生可能エネルギ-・環境影響評価
【ディスカッションペーパー(DP)】
httpNo.39 東日本送電網の2030年のLMP分析 -LMPを用いた送電混雑の分析-
【プロジェクトに関連する業績】
(1)書籍
『いま起きている地球温暖化』(化学工業日報社 2005年)1~5章
『展望次世代自動車』(化学工業日報社 2011年)2、8章
『IPCC地球温暖化第二次レポ-ト』(翻訳、中央法規出版 1996年)第二作業部会要約
『再生可能エネルキ゜-政策の国際比較』(京都大学学術出版会 2017年)1章
『欧米の電力システム改革』(化学工業日報社 2018年)単著
『再エネ普及の鍵を握る米国のグリッド政策』(エネルギ-フォ-ラム2017年)6章
『環境アセスメント入門』(化学工業日報社 1998年)単著
(2)論文
「EUの温暖化対応戦略における再生可能エネルギ-の位置づけ」環境経済・政策研究(環境経済・政策学会)第9巻第1号、51-55、2016年3月
「欧米の再エネ政策の実態と日本が向かうべき方向」化学経済、第63巻第14号15-26、化学工業日報社、2016年12月
「ドイツと日本のグリッド運用の相違」風力エネルギ-(日本風力エネルギ-学会)第39巻第2号、156-163、2015年2月
「EUの計画的な電力グリッド強化政策と我が国への示唆」風力エネルギ-(日本風力エネルギ-学会)第39巻第3号、396-403、2015年3月
「欧米にみる送電キャパシティ管理の考え方」風力エネルギ-(日本風力エネルギ-学会)第41巻第2号、206-212、2017年8月
「欧米の環境エネルギ-政策」電気学会合同研究会、2016年7月、京都大学
pdf最近の研究業績(828.56KB)
【メッセージ】
欧米は、20年前に分散型エネルギ-に適合したエネルギ-システムに方向転換し、制度も大胆に改革してきています。転換の内容には、ハ-ド、ソフトの両面にわたりますが、どちらも従来の垂直統合型のシステムとは発想の原点が異なり、 また、20年間にわたり改善を重ねてきています。一方で、我が国においては、ハ-ド、ソフトの「基本的な発想の転換」 をせずに、従来の延長線上でエネルギ-システム改革の議論が行われているため、次第に世界の潮流から取り残されつつあるのではないかと思います。
本プロジェクトでは、このような我が国の「常識の壁」を超えた新たなシステムへのアプロ-チを試みたいと思います