京都大学 大学院経済学研究科・経済学部

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特定助教

舟津 昌平(ふなつ しょうへい)

基本情報
  • 学位:
    京都大学大学院経済学研究科博士後期課程,博士(経済学)
  • 担当講義科目:

    【学部】外国文献研究(経・英)A・B

    【大学院】
  • 専門分野:
    経営学
  • キーワード:
    イノベーション,オープンイノベーション,経営組織
主要著作・論文
  • 「現場に根ざしたイノベーション正統化プロセス-モスフードサービスの『次世代モス開発部』導入を題材とした事例研究-」『日本経営学会誌』39, 26-36, 2017.
  • Knowledge transfer obstructs knowledge application: Qualitative study on open innovation. Kyoto University Graduate School of Economics Discussion Paper Series, E-17-010, 1-33, 2017 (with Y. Sugiyama).
  • Inherent logic multiplicity and deposition of institutional logic: Qualitative study on open innovation. Kyoto University Graduate School of Economics Discussion Paper Series, E-17-011, 1-23, 2017 (with Y. Sugiyama).
  • Organizational Response to Seek Rationality under Institutional Logic Multiplicity: Case Study on University-Industry Collaboration Project. Transactions of the Academic Association for Organizational Science, 7(1), 13-18, 2018.
学生に一言

「知識」は経営学における主要概念のひとつであり、おそらく皆さんの想像よりやや広い意味で用いられます。知識は競争優位の源泉ですが、暗黙的でゆえに属人的で体化されていたり、意外に粘着的(sticky)であったり、探索・獲得・維持することがcostlyであったり、情動的であったりするもので、厄介な性質があり、ネットでタダで得られるものばかりではありません(逆に,低コストでお手軽に得られる知識はおしなべて『価値が低い』わけです)。大学は、様々な人々が幅広く活動する場であり、広く深く知識を得るための絶好の場です。大学生活では、資源を総動員して、稀少で価値ある知識をたくさん獲得していってほしいと思います。  また、大学における活動の中心は学問であることが望ましいですが、サークルでも趣味でも、スマホゲームでもなんでもよいので、高みを目指して打ち込めるものをみつけましょう。「選択と集中」や「コストパフォーマンス」は一旦忘れて、困難なことに妥協なく情熱を以て取り組めば、自然と模倣困難な知識が蓄積されていくはずです。そうして得られた知識は、今後皆さんが企業に勤めようが起業家になろうが高等遊民になろうが、どこに行っても通用する「役に立つ」ものです。

自己紹介

法学部、経営管理大学院、経済学研究科と、部局をうろうろ回遊してきた「ヨリミチスト」です。現在は経営組織論の視点から「イノベーション」について研究しています。趣味は野球観戦と居合道(本学体育会居合道部OB)。

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