京都大学 大学院経済学研究科・経済学部

芦　宛雪（ろ　えんせつ）

• • 教育研究活動データベース

基本情報

• 学位：

  京都大学アジアアフリカ地域研究研究科博士後期課程修了・博士

• 担当講義科目：

  【学部】東アジア経済論ワークショップ

  【大学院】Introduction to Field Research Methods, Sustainable Industry Development

• 専門分野：

  東・東南アジア金融、開発経済学

• キーワード：

  金融改革、銀行部門の所有構造、アセアン地域一体化、デジタル金融

主要著作・論文

・ “Impact of foreign entry into the banking sector: The case of Thailand in 1999–2014”, (with F. Mieno). Pacific-Basin Finance Journal, Volume 64, December 2020

・ 「タイ商業銀行の所有・収益構造の変容」(三重野文晴と共著), 三重野文晴編著『変容するASEANの商業銀行』143-172頁,アジア経済研究, 2020.

・「タイ商業銀行セクターと銀行セクターへの外資参入」,『東南アジアにおける商業銀行部門の変容と現状研究会報告書』77-95頁,アジア経済研究,2018.

学生に一言

東・東南アジア経済論は各国の経済成長のみならず、「現地主義」で政治、文化、宗教、言語など多様な側面から問題を捉え、学際的なアプローチによって複雑化する諸課題の解決を求めます。そこで、持続的な経済発展への認識を深めさせ、現地社会を総合的に理解することによって自己認識の転換が齎されたとき、研究の面白さを感じるでしょう。

自己紹介

学部時代からアジア経済に強い関心を持ち、経済指標の裏側にある途上国の金融経済の実態を究明する熱意をもってきました。これまではミクロデータに基づく計量経済分析を中心にし、長期にわたるフィールドワークを基礎方法とする地域金融経済論に足場を置いて研究を続けてきました。