京都大学 大学院経済学研究科・経済学部

大学院教育プログラム(修士課程)改編

修士課程プログラム

本研究科では、2019年度より修士課程に以下のプログラムを開設します。

1.研究者養成プログラム

博士後期課程への進学を前提に、研究者を養成することを主たる目的とするプログラムです。

授業履修と修士論文研究により、経済理論、社会経済学、応用経済学、経済史・思想史学、経済政策、経営・会計学など、経済学と関連の諸領域における学術的蓄積を継承し、研究に必須の基礎学力および分析能力を修得することを目標とします。基礎科目、専門科目などから定められた必要最低単位数以上の授業科目を履修し、修士論文の審査に合格することが修士課程修了・学位授与の要件となります。修士論文研究は、入学後決定する指導教員による個別指導を受けながら行います。

博士後期課程への進学に際しては、博士後期課程進学基準審査(領域毎に指定された授業科目群の中から指定数以上の授業科目の単位をB以上の成績で修得していること)および修士論文審査に基づいて可否が決定されます。

なお、2019年度修士課程入学者が博士後期課程に進学する2021年度からは、博士後期課程においても、指導教員による研究指導および定められた授業科目(専門科目、博士後期課程ワークショップ、セミナーなど)から必要最低単位数以上の単位を取得していることが研究指導認定(学修認定)の要件に含められることになります。研究指導認定(学修認定)を受け、かつ博士論文の審査及び試験に合格することが博士学位授与の要件となります。

2.高度専門人材養成プログラム

経済学に基づく高度な専門知識を備え、国内外の社会の期待に応えられる高度専門職業人を養成することを主たる目的とするプログラムです。

授業履修と修士論文研究により、経済学と関連の諸領域および実証・データ分析における基盤的・先端的な専門知識を修得し、またグループワークや英語を含むコミュニケーションに関する能力を高め、国内外の経済社会の課題・問題を実践的に分析、解決できる能力を修得することを目標とします。基礎科目(経済学、実証・データ分析、グループワークなど)、専門科目などから定められた必要最低単位数以上の授業科目を履修し、修士論文の審査に合格することが修士課程修了・学位授与の要件となります。また英語でのコミュニケーション能力(一定数以上の英語科目単位修得など)が修士課程修了の判定基準に含まれます。修士論文研究は、指導教員による集団指導(修士論文ワークショップ)を受けながら行います。

なお、高度専門人材養成プログラム修了後、博士後期課程への進学を希望する場合は、博士後期課程編入試験を受験し、合格しなければなりません。


現在進めている大学教育プログラム改編の情報を随時更新して掲載しています。