国際学会(TU-CAPS 2019)学生からの参加報告
京都大学経済学研究科が共催者として参加したTU-CAPS2019“ Pacific Rim in the Next Decade”が開催されました。発表者として参加した大学院生の報告を掲載いたします。
【参加報告】
私は12月12・13日にタイのチェンマイで催されたTU-CAPS 2019 で研究報告を行った。研究報告ではコメントから今後の研究の方針について貴重な示唆が得られた。また、他のセッションでは、自身の研究と現実を結びつける端緒となりうる研究を聞くことができた。
研究報告は、プレゼンテーション15~20分にコメント10分ほどの時間で行われた。私の英語能力の不足によりすべてを把握できず上手く受け答えができなかったが、コメントから私の研究の貢献、データとの整合性、不明瞭な点などの指摘を受けた。コメントは討論者に事前に論文を送付する形のもので、普段の研究報告よりも深いコメントをいただくことができた。
この学会では事例研究や政治研究などの多くの研究を聞くことができた。とくに私の研究は自動化技術が労働市場に与える影響がテーマであるが、自動化技術はアジア圏の発展にとっても重要であり、その普及の事例の紹介や自動化によって置き換えられる仕事の分類方法など、複数の研究が自動化技術に注目していた。これらの研究は私の研究に現実的な視点を与えるものであり、貴重な研究機会となった。
最後に、今回の研究報告を支援して下さった関係者のみなさまにお礼申し上げたい。
経済学研究科博士課程2年
桃田翔平