佐々木啓明教授が「アサヒグループ環境・サステナビリティ研究賞」を受賞しました
経済学研究科の佐々木啓明教授が、2022年度の「アサヒグループ環境・サステナビリティ研究賞」を受賞しました。本研究賞は、過去にアサヒグループ学術振興財団が助成を実施した研究の中から優れた業績並びに社会に対する貢献を讃え表彰することにより、学術研究の発展に寄与することを目的とされています。
佐々木啓明教授は経済成長理論を専門に研究しており、「人口成長と枯渇資源が経済成長に与える影響についての理論分析および実証分析」の研究により本研究賞を受賞しました。本受賞研究は、経済成長モデルを構築し、地球規模の資源枯渇化や日本等で見られる人口減少が経済成長に与える影響を理論的に分析したものです。分析の結果、資源枯渇化と人口減少を伴う経済であっても、適切な政策によって持続的経済発展を達成することが可能であることを明らかにしました。本受賞研究の成果は、下記の査読付国際学術誌と研究紀要に公表されています。
・Sasaki, H. “Non-Renewable Resources and the Possibility of Sustainable Economic Development in an Economy with Positive or Negative Population Growth,” Bulletin of Economic Research 73 (4), 704–720, 2021.
・佐々木啓明「人口成長と枯渇資源が経済成長に与える影響についての理論分析および実証分析」『研究紀要』第33巻(2018年度),アサヒグループ学術振興財団,2020年.
・リンク
「公益財団法人 アサヒグループ学術振興財団」
http://www.asahigroup-foundation.com/academic/