京都大学 大学院経済学研究科・経済学部

経済学部百周年記念 第1回 国際研究集会

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経済成長と所得分配-学派を超えて現実の経済と向き合う-

経済成長と所得分配は、経済学が始まって以来の最重要テーマであり、近年においては、先進諸国における経済成長率の鈍化や所得格差の拡大が問題となっています。本国際研究集会は、多様な学派を重視する京都大学経済学部の伝統に則り、特定の学派に偏重することなく、新古典派やケインズ派やポスト・ケインズ派などの第一線の研究者が一堂に会し、それぞれの立場から当該テーマに関して研究報告し、学派を超えて現実の経済に関して議論を行います。

  • 日時:2019年8月24日(土)~25日(日)
  • 場所:京都大学大学院経済学研究科 法経本館1階 第四教室
  • コーディネーター:佐々木 啓明(教授)
  • 言語:英語
  • 対象:どなたでも参加可能です
  • 申し込み:国際研究集会のウェブページの申し込みフォームよりお申し込みください(8月5日(月)〆切)
  • ※席に余裕のある場合は、当日会場での申し込み可
  • 定員:300名
  • 関連リンク:国際研究集会のウェブページ
  • 問い合わせ:sasaki[at]econ.kyoto-u.ac.jp([at]を@に変えてください)

イベント報告

2019年8月24日(土)・25日(日)に法経済学部本館・第四教室において、第1回・京都大学経済学部創立百周年記念国際研究集会「経済成長と所得分配―学派を超えて現実の経済と向き合う―」(Kyoto University Faculty of Economics The 100th Year Anniversary International Conference Series “Economic Growth and Income Distribution: Facing Real Economy Beyond Schools”)が開催されました。

江上雅彦研究科長の経済学部代表挨拶、チャールズ・ユウジ・ホリオカ教授(神戸大学)の報告者代表挨拶、佐々木啓明教授の開会挨拶により、国際研究集会の幕が開けました。経済成長および所得分配の研究分野で世界的に活躍する、国内・国外の研究者(報告者13名、司会者13名)が一堂に会し、当該テーマに関しての研究報告が行われました。いずれの報告内容も、経済成長および所得分配に関する理論や実証の最先端の研究であり、参加者は熱心に聞き入っていました。研究報告後の質疑応答においては、学派の垣根を越えて活発な議論が交わされました。2日間にわたる国際研究集会の参加者数は114名に及び、学内のみならず学外からも多くの参加がありました。全体を通じて、京都大学経済学部創立百周年を記念するに相応しい、活気ある充実した国際研究集会となりました。

初日終了後に学内レストランにおいて懇親会が開催され、参加者は歓談を通じて親睦を深めました。若井克俊副研究科長の経済学部代表挨拶に続き、三野和雄教授(同志社大学)、板木雅彦教授(立命館大学)、齊藤誠教授(名古屋大学)が祝辞を述べられ、岩本武和教授の掛声で鏡開きを行い、西山慎一教授の乾杯音頭により開会しました。